2040年3月21日水曜日

はじめに

(2020年04月 修正)

兵法タイ捨流とは戦国時代から江戸時代初期の剣客”丸目蔵人”(まるめ くらんど)が興した剣術の流派です。
丸目蔵人”は新陰流を興した”上泉伊勢守信綱”(かみいずみ いせのかみ のぶつな)に師事し、その後に独自の工夫により”兵法タイ捨流”を興しました。

兵法タイ捨流の「タイ」という言葉には「大・体・待・対・太」など複数の意味合いが含まれており、「」は”丸目蔵人”の師である”上泉伊勢守信綱”の死後「偉大な師を失った」という意味を示す。
そのほか、「」とすれば体を捨てるにとどまり、「」とすれば待つを捨てるにとどまり、「」とすれば対峙を捨てるにとどまり、「」とすれば自性に至る。
更にこれらの言葉にとらわれない自在の兵法という意味もあるとされています。


当会は熊本県八代市の”兵法タイ捨流 龍泉館”の門人のうち、広島在住の門下生による自主稽古の会です。

兵法タイ捨流 龍泉館”はその発祥である戦国時代からのいわゆる古流の理合を現代まで伝える希少な流派のひとつです。
その理合は ”筋力に頼らない”、”手足で動かない”、”飛ばない跳ねない” 等々と一見すると不合理とも思えますが実際に体感してみると驚くと共に合点の行く非常に奥深く興味深いものであります。

そして”筋力に頼らず”、”手足で動かず”、”飛ばず跳ねない"等の理合から非力で体格にすぐれない女性や年配の方であっても稽古が可能で、その鍛錬と習得の喜びを楽しんで頂けます。
また”筋力に頼らず”という理合は脱力の意でもあり、適度な脱力と身体を動かすことはストレス解消にも繋がり稽古後の爽快感は格別です。

実際に”兵法タイ捨流 龍泉館”のある熊本県を含めて門下生の年齢も地域も幅広く、国内はもとより欧州などでも多数の老若男女の門下生が稽古を楽しんでいます。また海外を含む門下生同士での交流も稽古とは異なる楽しみでもあったりします。


当会の活動については主に木曜日の夜、広島県立総合体育館の武道場(個人利用)にて定例稽古を、それ以外に日曜日を中心に自主稽古を行っています。

当会の活動については2020年4月より利用施設や稽古実施の実態を鑑みて変更を行い、主に日曜日に南区スポーツセンターの剣道場(個人利用)にて定例稽古、可能であれば木曜日の夜に広島県立総合体育館の武道場(個人利用)での自主稽古などを中心に稽古を行っています。
 
それ以外に最低年2回を目安に”兵法タイ捨流 龍泉館”のある熊本県八代市への短期集中鍛錬を受けに遠征をしたり、夏に厳島神社で行われる演武に参加といった活動も行っています。

当会の目的は門下生同士が自主的に集って合同稽古を行うことにありますので定例稽古や自主稽古での稽古料や月謝などは不要ですが、稽古に利用する公共施設の利用料は個人負担となります。


入門を希望される場合は熊本県八代市の”兵法タイ捨流 龍泉館”への入門となります。
龍泉館での年会費や入門時の費用など入門についての詳細や必要な道具類等のご案内と龍泉館への窓口などをさせて頂きますので、先ずは一度ご見学にお越しください。

ご興味を持たれた方や見学をご希望の方は事前にメールかコメントまたはお問合せを頂けましたら幸いです。


兵法タイ捨流 広島稽古会 拝

hiroshima.taisharyu@gmail.com
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2020年6月28日日曜日

2020年6月21日 オンライン稽古および定例稽古

2020年6月21日(日)本日はオンライン稽古と市内スポーツセンターでの定例稽古を行いました。
そうなんです。今日はオンライン稽古と定例稽古と二回も稽古が出来る贅沢な日だったのです!

午前中は熊本の宗家と館長、海外から豪州はシドニーの兄弟子達と米州はテキサスの兄弟弟子達、そして広島の門下生一同がビデオ会議超しとは言え一同に会し何ともグローバルなオンライン稽古を受けました。

日本語と英語が飛び交う少しばかりの異国情緒のなか、座学が多めで辰之口のより深い身体的な意義や骨盤や姿勢など含む人体構造と身体操作の関係性など実技を踏まえながら理解していく深い稽古でありました。
また豪州や米州の兄弟子たちの質問や考えは視点が違っていたりして、その様な発想もあるのかと学ばされて頂く事も出来ました。

何より先人の多くの智慧が内包された理合は非常に深く、一般人たる自分が少しくらい頑張ってみたところで到底至れる様なものではないと感じさせられました。
脈々と伝えられた教えを学ぶことで多少なりとも理解して体現を目指す事は出来ますがゼロからではとてもとても…。
改めて大変に貴重でありがたい経験をさせて頂いていると感じるのでありました。


さて、午後からは広島門下生の定例稽古で早速オンライン稽古で習った事を実践です。そんな今回のテーマは「」でした。

最初は歩行稽古。
・木剣を構えて前進
・木剣を構えて後退


素振りの稽古。
・座して素振り
・素振り(右・左)


素振りはオンライン稽古に沿って「刃筋は何処か?」とか「辰之口」が正しく使えているかとか「左手や右手を含むより細かな使い方(振り)」などを意識しながら稽古しました。慣れないうちは難しく感じますが鍛錬あるのみですね。

次に打ち合いの稽古。
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


打ち合いの稽古も「」をテーマに振り方や掴み方の違いで結果にどの様な違いがあるのか打つ方と受ける方を入れ替わりながら実際に試してみました。「」をより細かく意識して使うと打つ方は僅かな差ながら受ける方は思った以上に違いがあり、とても面白い稽古となりました。

大太刀の型と小太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)


型についても「」や「骨盤」などを意識して稽古してみました。
やってみて一番に感じたのは浮き身と称される感覚の違いでした。
」や「骨盤」の使い方を教えの通りにすればする程、身体が浮遊していて足元が自由に動く様な感覚になります。
また意外な事に腰を落とす程にその状態での前後移動が楽に感じられる気がします。いやはや本当に古流の理合は実に奥深く面白いですね!

それから居合いの稽古。
・居合の基本操作
・居合いの礼法
・居合いの一本目から順次



豪州の兄弟弟子や米州の兄弟弟子は直接お会いしたことが無い方もあってオンライン稽古で初めてお会いさせて貰うたんじゃけど、時差も季節も違う土地の人々が自宅でリアルタイムで繋がって戦国時代の技を習う言うて凄い時代になったもんじゃねぇ。



2020年6月21日日曜日

2020年06月14日 定例稽古

2020年06月14日(日)市内某スポーツセンターで定例稽古を行いました。

早くも真夏を思わせる気温と湿度でありますが負けずに気合をいれて稽古に臨みたいと思います。
今回のテーマは前回テーマを延長で「途中」としたいと思います。

最初は歩行稽古。
・木剣を構えて前進
・木剣を構えて後退


素振りの稽古。
・座して素振り
・素振り(右・左)


座しての素振りも少しは馴染んできたのかちょっとづつ自然に出来る様になった気がします。
そうすると不思議なことで肩や胸そして足裏など余り意識してきた事がなかった部位を感じられ意識する様になってきました。

次に打ち合いの稽古。
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


弟弟子達を含めて打ち合い稽古で受け流す為に木剣を上げる動作がより早くより高くより自然になって来た様に感じます。
実際に無駄な前後移動なくなったり途切れがなくなったりと質が変わった様です。素振りの変化がここまで出て来るとは思わなかったのですが逆に素振りが基礎である事の証左なのでしょうね。

大太刀の型と小太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)


さて型稽古では前回の延長で「途中」をテーマに型の動作と動作の間に途切れが無い様に意識して稽古してみました。
安定に安堵しない様に身体を使ってみたり色々と気付きが出てきます。
更には今更ながらと笑われそうですが、姿勢や目線の崩れは次の動作の崩れに繋がる事がより実感させられました。いや色々なものが繋がっていて本当に古流は奥深く面白いとまた気付かせて頂きました。

それから居合いの稽古。
・居合の基本操作
・居合いの礼法
・居合いの一本目から順次



今回は気温と湿度がヤバくて今年も熱中症の対策をせんといけん季節が来たんじゃねぇ…。
ここの施設は冷房を入れて下さるけぇ本当にありがたいんじゃけど、逆に施設への迷惑も掛けん様に自分らでもしっかりと対策をして傷病の無い稽古を心したい思います。