2017年8月10日木曜日

2017年08月05日 自主稽古(山籠もり)

08月05日(土) 某山中にて山籠もりでの自主稽古を実施。

兵法タイ捨流は戦国時代に発祥した流派ですので板張りの道場と言うよりも山野を想定した剣術であると思われます。
また、流祖も宗家の方々も山野との関わりが深ったと聞いておりまして広島稽古会の心得として山野での修練も心したいと思っております。
決して標高が高ければ気温も低いだろうとか山林の木陰は涼しいだろうとか清流に浸かれば冷たいだろうとか稽古以外の目的が主で行った訳ではない事を忖度頂ければ幸いに存じます。
※尚、管理事務所にて稽古したい主旨を伝え許可を頂きました。ありがとうございました。

最寄りの神社様にて稽古での無事と上達を祈念してから稽古を始めさせて頂きます。
今回のテーマは単独稽古の際に思うところもあり「正中線」とさせて頂きました。

まずは準備運動の歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


自然の山野では当然ながら凹凸があり板張りの道場とは同じ様には足を運べません。
時には大きな石や木の根もありそれらの存在を想定した足運びを考えながら行います。

次に甲段からの袈裟斬り。
・右甲段から袈裟斬り

これも何も考えずに板張りの道場と同様に動いてしまうと時に地面の凹凸や障害物にバランスや正中を崩されてしまいます。
地面の状況を考えながらも正中を保ちつつ、逆に気を張りすぎて身体が力んでしまわずに脱力を出来ているかも注意しながら。

そして受け流し。
・受け流しながら前進(左)(右)
・受け流しながら後退(左)(右)


思えばこの稽古が今回で最も成果を感じられた稽古になった様に思います。
斬る方も受ける方も兎に角、正中線を意識して行います。
通常はあまりしませんが斬りも受けも動きを段階に分け、掛け声を掛けてゆっくりと段階毎に正中線も含めて正しく身体を動かして斬りと受けを合わせられているか確認をしながらの稽古を繰り返します。
終わってみれば私自身も弟弟子も正中線で動く感覚がより深く身に付いたのではないと感じられる稽古となりました。

いよいよ大太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)


こちらも足裏で地面の傾斜や凹凸を感じながら、その影響で動作が崩れてしまっていないか注視しながら行う。
正中線での動きが出来ているか?足の運びや向きはどうか?腰の動きはどうか?手足での動きになっていないか?等々。

今回は屋外の稽古ではありましたが相応に標高もある場所だった為か気温も広島市内とは10度前後は違ったのではないでしょうか?
時折に木陰を吹き抜けていく風も涼しく空気も清々しく感じられ個人的には屋外の稽古も気に入っています。

しかしながらこれだけは適わないという点もありまして…
夏の山野とくれば普段は見ないようなサイズの大きめの蟻から羽音を立てて飛んでくる蜂など虫の襲来には参りました…。
稽古中に虫がまとわりついてきて中断される事も何度かありまして弟弟子からも「虫の活動が盛んな時間は避けましょう!」との強い強い要望がありましたので、次回以降は非常に前向きにその辺りの検討をしたいと思います。

稽古の後に清流に手足を浸け汗を流して顔を洗うたんじゃけど水も冷たくて「あー!生き返る!!」いう心地良さじゃったんよ!キンキンに冷えた泡も良いけど、こういう自然との触れ合いも最高じゃねー!
厳島神社での演武に向けてのラストスパートじゃけど、それが終わったら今度は紅葉の季節にでもまた山に来ようかいね!




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