2018年12月31日月曜日

2018年12月27日 定例稽古

2018年12月27日(木)広島県立体育館の武道場で定例稽古です。

という事で今年最後の稽古となりました。特にいつもと違うことをする訳ではないのですが稽古納めです。今年一年で学んだ事を出しきるつもりで稽古に臨みます。

最初に歩行稽古。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


次に素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)
・踏み込みながら素振り(右)
・踏み込みながら素振り(左)


打ち合いの稽古。
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


弟弟子F氏と打ち合いをしていると徐々に前へ前へと打ち合う位置がズレて行きます。
どうも弟弟子F氏の間合いに合わせての踏み込みが足りない様なのですが来年に向けての課題ですね。

それから身体操作。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から抜ける


このところ身体操作に苦戦していた弟弟子F氏ですが前回の稽古同様に呼吸に合わせて動く事で百発百中で出来る様になってきました。
弟弟子S氏もですが色々な方法で数を重ねて準備無しに瞬間で出来る様になるのが次なる課題でしょうか。かく言う自分はがっつり極められた状態からでも返せる様に稽古しなくてはなりませぬ。

大太刀の型と小太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)


弟弟子F氏の打太刀での受けは非常に良くなっていました。前回で稽古しただけなのに次の稽古には克服してくるストイックさは流石です。
今後は例えば正中や目付けなどの型の細かな部分の追求と仕太刀と打太刀を全て習えるまでになる事を目標にして貰えればと思っています。
弟弟子S氏は概ね出来ているのでは無いかと思いますが、打太刀での位置と間合いの誘導と調整、そして偶にですが型の動作としては小さ過ぎる動きになってしまう癖が見受けられるのでそこが課題でしょうか。
そして自分はもっともっと意識的にスイッチを使う事と緩める事と膝を落とす事の追求が課題だと感じております。

最後は居合いの稽古。
・居合いの礼法
・居合いの一本目


そして最後は居合いで締めです。今年はいよいよ念願叶って居合いの稽古まで進む事が出来ました。
来年は居合いを進めるに相応しい身体操作を修められるよう、それに見合った質と量を追求する稽古にしたいと思います。


今年も一年大きな怪我などもなく無事に最後まで稽古を続ける事が出来ました。
鍛錬や技が進むことも大切ですが一番大事なことはやはり元気に稽古を続けられる事かと思います。
気が付いてみると自分はもはや兵法タイ捨流を無しには生活や物事を考えられなくなっていました。
そう、「No Taisha-ryu, No life.」なのです。

この一年、無事に稽古を続けられたのもひとえに宗家や館長を始め兄弟弟子や関係して下さった皆様方のお力添えの結果だと思っております。まことにありがとうございました。

兵法タイ捨流 広島稽古会 拝

2018年12月30日日曜日

2018年12月23日 自主稽古

2018年12月23日(日)市内某スポーツセンターで自主稽古です。

今年最後の自主稽古となりました。残念ながら弟弟子S氏が所用で不参加という事で弟弟子F氏と二人での稽古でしたが気合を入れて励みます。

そんな今回のテーマは『痛くなければ覚えませぬ』です(汗

最初は歩行稽古。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


次は素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)
・踏み込みながら素振り(右)
・踏み込みながら素振り(左)


それから身体操作。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から抜ける


身体操作に苦戦している弟弟子F氏ですが理合も何も出来ない事には意味がありませんので、まずは出来る様になる事を目指してみました。

何度か試すうちに相手を意識し過ぎて動きがバラバラになっている事が原因と思われたので、思い切って呼吸と組み合わせて見る事にします。
呼吸を大きく吸って吐いて、吸って吐いて、吸って溜めた後に一気に吐いて、もう一度 吸って 溜めて 一気に吐くと同時に全身を動かす・・・!
おぉ!出来た!
呼吸に合わせて動く事でバラバラな動きを一纏めにし易くなる様です。この後も呼吸を合わせる事でほぼ確実にこの身体操作が出来る様になってきた弟弟子F氏でありました。

打ち合いの稽古。
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


弟弟子F氏との打ち合いを続けていると、受け流しの際の身体の向きや木剣の角度などが微妙にズレてしまって受け流しきれない時がちょくちょくある様です。
試しに受け流さずにに受け止めて貰ってみたところ向きも角度もビシッと決まっています。
しばし受け流しではなく受け止めで向きと角度を鍛錬して貰う事にしてみました。

大太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型及び終結の型(打太刀)
・作法から始め大太刀の型及び終結の型(仕太刀)


今回も弟弟子F氏には仕太刀のみならず打太刀の稽古もして頂きます。

そして打太刀になると仕太刀には無かった斬りを打ち落とされるという動作があるのですが、筋力に頼って木剣を握っている時に強めに打ち落とされると衝撃で手の平が痺れるくらい痛いんですよ。
いやこれ本当に強く握っていればいる程そして仕太刀が強く打てば打つ程にマジ激痛です。
仕太刀を務める自分はそれを承知した上で心を鬼にして強く激しくちょっとだけ本気で打太刀の斬りを打ち落としに掛かります。

そう、刀(木剣)いうものはのう、可憐な花を手折らず慈しみ愛でるが如く、優しくそうっと扱わにゃぁいけんのんよ・・・!

どんなに強く激しい打ち落としであっても痛みを感じる事なく涼しい顔で受けられる唯一の方法は、絶妙な優しさと繊細さで刀(木剣)をただ触れているだけの如くで保持する事です。

弟弟子F氏が打ち落しを恐れ斬りを躊躇おうとしても容赦なく打ち落します。
そう「痛くなければ覚えませぬ!
いや本当は弟弟子F氏が無意識に打ち落しを避ける動作してしまった時点で手加減をしようとしたのです。
ところが弟弟子F氏が好きで好きで堪らないという時代漫画の主人公が稽古をつける場面で『「痛くなければ覚えませぬという台詞を言うのですがそれを今体感して感激しています!』と弟弟子F氏から聞いてしまったら手加減なんて出来ないじゃないですか・・・(泣

最後に居合いの稽古。
・居合いの礼法
・居合いの一本目


二人だけでも居合いをやって締めです。しかし道は遠い・・・。


想定外の急な流れじゃったんじゃけど言え弟弟子F氏が打太刀を覚えてくれいうんは大変ありがたい事じゃったんよね。
武道というのは相手があって初めて成立する側面があるいうて思うんじゃけど、仕太刀と打太刀の関係は互いを尊敬し合い高め合い学び合う関係なんよね。共に稽古をするなかで相手が成長したら自分も成長出来るし、自分が成長したら相手も成長する事が出来るんよ。
己を過信して自分の殻に閉じ篭ってしまういうのも出来るんじゃけど、そうしたら己の殻以上の成長は出来んのよね。
そういうて考えたら武道いうのは激しい事をしょうるんじゃけど活人いう面に目を向けたら「慈愛」に通じるものがある言うて思うんよね!

2018年12月29日土曜日

2018年12月16日 自主稽古

2018年12月16日(日)市内某スポーツセンターで自主稽古です。

師走も半分終わってバタバタする時期ではありますが今年は一時の仕事の多忙さから考えると逆にここに来て一息つける感じとなり、ありがたい限りです。

さて、今回のテーマも決めていなかったのですが終わってみると先の定例稽古と同じ感じで『続・切ることと繋げること』といったところでありました。

最初は歩行稽古。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


次は素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)
・踏み込みながら素振り(右)
・踏み込みながら素振り(左)


身体操作。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から抜ける


今夏の短期集中鍛錬から以降は身体操作の稽古を毎回欠かさず行う事にしたのですが、目に見えた違いは無いけれども身体操作を通じて根本的な部分で色々と理解が深まっていたのだと気付かされました。

弟弟子達も一頃は身体操作を出来る様になっていたと思うのですが、ここに来て苦戦し始めている様です。身体操作の仕方を相互に会話していく中で個人個人で色々なやり方をしていた事が見えてきました。

身体操作も蹴る動作と同様に繋がった動きをすると、動く瞬間に相手に察知され遮られてしまいます。
相手に察知された時には既に斬り終わっているかの如くの身体操作となるには、蹴らない動作と同様に切れた動きが前提の上で更に切れた動作にも色々あって、単に切れた動作もあれば切れていながらも統合された動きといった違いもあるのかもしれません。

そして打ち合いの稽古。
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


打ち合い稽古の際には斬りと受け流しを交互に行いますが、この際にも繋がった動作なのか切れた動作なのかで動きの質そのものが大きく異なってしまう様に思います。
繋がった動作で反射神経的に断続的な斬りと受け流しをするのではなく、切れた動作でありながら水の流れの様に緩急はあれど途切れる事の無い斬りと受け流しが理想なのだと思うのです。

大太刀の型と小太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)


今回も弟弟子F氏には一部だけとはいえ打太刀もしっかりと稽古して貰います。

さてさて型の一部に直線的な動きから曲線的な動きに切り替わる動作があるのですが、この動作も繋がった動作だと断続的な動きとなってしまうので切れた動作で流れる様な動きが要求されていると気付かされるのでありました。
そうやって考えると仕太刀の学びは動きそのものを覚える段階で、打太刀は動きの質を学び練り上げていく段階なのかもしれません。

最後に居合いの稽古。
・居合いの礼法
・居合いの一本目


やはり締めは居合です。欠かす事は出来ません。少し駆け足でしたがきっちり稽古しました。


年の瀬も迫って来たらふと「今年の成長や学びは何じゃったかのう?」いうて思うたりするんじゃけど、最初は技を沢山習った訳じゃないし目に見て判りやすい成長が無かったいうて思うたりしたんよね。
じゃけどよう考えてみたら身体操作を通じて学んだ動きの質の転換の明確化は根源的で極めて重要な学びで、技を沢山習うより遥かに価値がある学びじゃったんじゃないか言うて思い直したんよ。

来年はどういう成長や学びがあるか判らんけど、稽古を続ける限りは何かしらの成長や学びはあるはずじゃけぇ、それはそれで楽しみじゃわ!

2018年12月28日金曜日

2018年12月13日 定例稽古

2018年12月13日(木)久々に広島県立体育館の武道場での定例稽古です!

しばらく多忙で定例稽古が出来ていませんでしたが、久々に定例稽古が出来て喜びも一入です。
広島県立体育館の武道場は冷暖房完備で外の寒さも関係なくこれもまた嬉しい限りです。

今回のテーマは特に決めていなかったのですが結果的には『切ることと繋げること』となってました。

最初は歩行稽古。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


次は素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)
・踏み込みながら素振り(右)
・踏み込みながら素振り(左)


先の短期集中鍛錬から呼吸と振りを組み合わせる稽古をしているのですが、弟弟子F氏の素振りを見ていると何処か違和感を感じます。
どうも振り上げ振り下げの際に必要以上に腰が上下動している気がします。
弟弟子S氏とも何が原因か考えてみたのですが・・・どうも切るべき箇所が切れておらず繋がったままの状態で動作している為にそれに引っ張られて上下動している様です。
弟弟子F氏に伝えてみたのですが日常生活ではまずやることは無い身体の状態でもあり直ぐ直ぐには厳しい様です。

打ち合いの稽古。
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


そして身体操作。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から抜ける
・両腕を上から押さえられた状態から相手を押し込む
・合図に合わせて蹴らずに横の壁に触れにいく


弟弟子F氏に切ること繋げることの違いを理解して頂く為に、即興で身体操作を考えてみました。
(これは見て見ないと良く判らないのですが)両腕を上から押さえられた状態から相手を押し込むには相手も自分も繋がっている必要があります。
そして蹴って進むという動作は繋がっている事が前提の動作なのです。逆に蹴らない動作は切れていることが前提の動作です。繋がった状態で蹴らない動作をすると転倒しますし、切れた状態で蹴る動作をしても距離が出ないと思います。
理合として『切ることと繋げること』の両方を理解して使いこなせなければなりません。もっとも繋いだ動作というのは瞬間的で且つ限定的なものしかない気もしますが・・・。

大太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)


型の際には打太刀が動き始めや終わりの位置など諸々を仕太刀を導く必要があります。
今まではあまり位置までは細かく指摘せずにいたのですが、今回くらいから徐々に指摘していってみようかと思ったのでありました。

最後に居合いの稽古。
・居合いの礼法
・居合いの一本目


最後は皆で居合いをやって締めです。でも未だ未だなぞってるだけ感が強いです・・・。
居合いの礼法では最初に摩利支天経を唱えるのが慣わしなのですが、こちらの略式についてだけはほぼほぼ覚えて来ましたよ。


いつもと同じ様に稽古をしとるだけなんじゃけど、間合いとか身体の使い方とかその時々の段階に応じてその時々の気付きやら課題やらが出てきて何かこう面白いんよね。
けど上達していない訳じゃのうて稽古をした分は何かしら上達しとるの感じられるし、でも追求したい目標やら課題も尽きんしで武道いうのはつくづく壮大で奥深いものじゃのう・・・!



2018年12月27日木曜日

2018年12月09日 自主稽古

2018年12月09日(日)市内某スポーツセンターで自主稽古です。

急に冬らしい冷え込みになった最中ですが稽古に臨みます。寒風に晒されないのでマシとは言え暖房の無い板間の空間は特に足裏に寒さが染みます。もっとも稽古を始めれば身体が暖まるので関係なくなってきますけども。

最初に歩行稽古。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


次に素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)
・踏み込みながら素振り(右)
・踏み込みながら素振り(左)


じっとしていても寒いだけなので兎にも角にも動いて身体を温めます。
短期集中鍛錬の際に呼吸と振り上げ振り下ろしを組み合わせての動きを習いましたので、今回は特にそれを意識して素振りをしてみました。

そして打ち合いの稽古。
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)

それから身体操作。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から抜ける


今一度、身体操作の理合を確認しながら操作の仕方を変えて試してみます。
相手や腕に対する意識、身体全体の操作、力の方向と距離、等々色々な要素や操作があるのでそれらをひとつひとつ理解しながら統合して行える事を目指します。

大太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)


先の短期集中鍛錬の際に流れで急遽、弟弟子F氏も打太刀を途中の型のみ習うことになったのですが、折角習ったので途中だけとは言え今後はしっかりと打太刀の稽古もして頂きます。
初めての打太刀で戸惑う部分も多い様ですが、ここからが本番じゃけぇのう…!

最後に居合いの稽古。
・居合いの礼法
・居合いの一本目


今回も最後は居合いで締めです。とは言え未だ未だ辛うじて動きをなぞっているだけなので、早いところ居合いの身体操作に身体を慣らして、質を追求して行く稽古に励めるべく頑張りたいと思います。


急に冷え込んで広島市内でも北よりの方は初雪が降ったらしいんじゃけど、雪が降ると冬になったいうて実感しますのう。
寒くなると動きがぎこちのうなって怪我もしやすくなるけぇ、安全第一で稽古に励んで怪我や病気も無く年末年始を迎えたい言うて思います。

2018年12月20日木曜日

2018年12月02日 自主稽古

2018年12月02日(日)市内某スポーツセンターで自主稽古です。

今回は隣県に転勤で来られた兄弟子が稽古に参加して下さるとの事で広島門下生一同とても楽しみにしながら稽古に臨みます。

最初に歩行稽古。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


次に身体操作。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から抜ける


普段は独り稽古しか出来ない兄弟子には相手が必須である身体操作の稽古はツボ(経穴)に嵌られた様でしたのでじっくりと稽古させて頂きました。
最近は身体操作の稽古をすればするほど結局は連携というよりも一体というのが経穴なのだなと感じて来ます。

それから居合いの稽古。
・居合いの礼法
・居合いの一本目


今回は途中までは畳の上での稽古という事で、先に短期集中鍛錬で習ったばかりの居合いの稽古を前倒しで行いました。
広島門下生は習ったばかりで形になっていない部分も多々あって兄弟子のご参加は非常に心強く、熱の籠った居合の稽古をさせて頂くことが出来ました。

素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


そして大太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)


今回も兄弟子の胸を借りて型稽古をさせて頂きます。
普段、我々だけでは気付けない視点から示唆を頂いて非常に有益な型稽古を行う事が出来ました。

先の短期集中鍛錬の際に宗家や官庁からご指導を頂いた注意点、打太刀が崩される場面に於いても正中を外さないといった点も含めてしっかりと意識をして稽古を出来たのでは無いかと思います。

改めまして兄弟子のご参加ありがとうございました!
広島門下生一同お待ちしておりますので、またいつでもご参加を頂けましたら幸いです。


今回から遂に木剣だけではなく模擬刀とは言え実際に刀を差して稽古をする様になったんじゃけど、やっぱり何かこう感慨深い言うか気持ちの面でもちぃと引き締まる様な気がするんよね。
まだまだ居合いの操作に慣れんのんじゃけど、もうちぃと稽古して早よう苦にならんようにせんといけんね!



2018年12月12日水曜日

2018年11月24日~25日 短期集中鍛錬

2018年11月24日~25日、短期集中鍛錬にて今回初の佐賀広島合同稽古ということで肥前は嬉野の地に遠征をして参りました!

と、合同稽古は午後開始だったのですが肥前嬉野といえばあの場所を外す訳にいくまいという事で、必要以上に朝早くに旅立って新幹線から特急そして路線バスを乗り継ぎ、最後は徒歩でちょっと長い坂道とちょっと長い階段を踏破してやって参りましたあの場所・・・わりと面白い”佐賀元祖忍者村 肥前夢街道”です!


いやね、ネットとかで面白半分に語られる内容等もあって興味半分不安半分で色々あるじゃないですか?
入園時に刀袋を持っていたせいでイベントですか?撮影ですか?と想定外の質問をされて一瞬真っ白になってみたりしますし(汗

結論からいくと「わりと面白かった」ですよ!(笑

手裏剣投げとか思ったよりも難しくて逆にどっぷりでしたねー、スタッフ夢住人殿も気さくな忍者さんで場を和ませたり楽しませたりで感じ良かったです。
B級感が特盛りの園内も手作り感たっぷりでしたが逆にそれが絶妙な雰囲気と味付けになっていたり。
あと子供連れの入園者の方が多かったのですが子供達が本当に楽しそうだったのが印象的でしたね。

そうそう忘れてはいけないのが園内でエンドレスで流れている肥前夢街道のイメージソングです。
心に染み入る様な歌声と旋律とベースラインで普通に名曲ですよ!園内を一周した頃にはお土産屋でCD買って帰ろうと思うくらい洗脳惚れさせられましたね!
残念ながらCDは無かったのですが、音楽配信サイトで配信されたりしないかなぁ・・・
また、今回は時間がなくて忍者ショーを見れなかったのですが、次の機会には是非拝見をさせて頂ければと思います。


肥前夢街道をわりと堪能した後は宗家と館長と合流して稽古場所に移動して、今回は初めてお会いする佐賀の門下生の方もある合同稽古という事でちょっとだけ緊張をしながら稽古開始です。

まずは基本の素振りから稽古。
素振りの際の木剣の振り上げ方と振り下ろし方について、手足に頼らずに上げ下げしたり、呼吸や立ち方、指や肘や膝や足裏やスイッチの使い方、その場での素振りと踏み込みながらの素振りなど、素振りだけでもたっぷり稽古をする中身があります。

次に打ち合いの稽古。
斬りと受け流しの二人一組になって打ち合いをします。居付いてしまって受けで止まったりせず、しっかりと受け流しをする様に指導を頂きながら動きが形になって来るまでしっかりと稽古をしました。また晩年の山北先生の受け流しの技術の凄さを聞き、そこに少しでも近づける様に頑張らねばと決意するのでありました。

そして大太刀の型の稽古。
ここから大太刀の型の前半について復習です。打太刀と仕太刀について実際に型を行いながら細かな部分の教えを頂いたり型の中の疑問点の質疑応答を頂いたりで、気が付くとあっという間に時間が過ぎて初日の短期集中鍛錬は無事終了となりました。


今回は嬉野での短期集中鍛錬で、嬉野といえば温泉!という事で肥前夢街道さんの系列の心ほぐす温泉宿に宿泊をさせて頂きました。チェックイン後、まずは稽古でペコペコになった腹を充たすべしという事でこれまた肥前夢街道さんの系列の焼肉店で焼肉食べ放題&飲み放題です!ひゃっほう!

いやぁ稽古で汗を流して空腹になったところに冷えたビールと焼肉なんてもう至福じゃろ!
中でも”焼きしゃぶしゃぶ”いうのがぶち最高で、ささっと炙ってパクッといったら「うわぁああぁぁ・・・!」いうて美味すぎて言葉にならんで(感涙

美味いお肉で腹を満たしたところで宿に帰ってお次は温泉です。今日一日の汗と垢を流して湯船に浸かると「ふわぁああぁぁ・・・!」とまぁ気持ち良すぎて言葉になりません(笑
温泉はとろとろのお湯に浸った瞬間に肌がつるっとなるのも気持ち良くてずっと浸かっていたい気分でした。名残惜しくも温泉を出た後は身体が温かいうちに布団に潜り込み、明日に備えて熟睡です。

温泉宿で心ほぐされて気持ちよく目覚めた後はさっそく短期集中鍛錬の二日目に突入です。

まずは素振りの稽古。
二日目も素振りから開始です。なんと言っても基本ですから!
昨日の素振りの稽古の振り返りをしつつ変化技も指導いただいて稽古しました。また、館長から立ち方についても指導を頂いたのですが、成る程、もう一段深いこの様な立ち方と歩み方があるのですね・・・!広島に帰ってからもしっかり稽古致します。

そして大太刀の型の稽古。
前日の鍛錬時に館長が気になられた部分の修正を頂いてから、昨日の型稽古の続きです。
弟弟子F氏はこれまで型の前半のみでしたが、後半の型に突入です。そしていよいよ打太刀デビューという事で打太刀についても教授を頂いて鍛錬をして参りました。

途中で佐賀の兄弟子がイノシシ鍋の差入れを持ってきて下さり、皆で頂きました。ちょっと山間にある稽古会場は気温が低く寒かったのですが、美味しいイノシシ鍋で身体が暖まります。
イノシシのお肉もまったく臭みがなく豚と牛の良いとこ取りの様な美味しさで、皆でおかわりをしまくってあっという間に空になってしまいました。兄弟子、どうもありがとうございました!ご馳走様でした!

それから居合の稽古。
自分と弟弟子S氏は型と小太刀を一通り教授頂いておりましたが、今回からいよいよ居合という事で模擬刀ではありますが木剣を置いて居合の教授を頂きます。
まずは刀と下緒の持ち方、座り方や礼法を習った後、抜刀について習ったのですが、これが相当に難しいのです。何も考えずにただ殺陣の如くに抜くだけであれば簡単ですが、居合として抜刀するとなると根本的な身体操作が異なります。一朝一夕に出来る様なものではなく日々の鍛錬を重ねて身に付くものなのだと思い知らされました。いやぁ日々の稽古の楽しみが増しましたねぇ・・・!

しばし居合の抜刀の稽古をした後は、居合の一本目と納刀の教授を頂きました。
あぁ!山北先生が動画されていたのはこれだったんじゃ!」と感激もひとしおです。
慣れない居合の所作にヨレヨレになりながらも夢中で稽古をしていると、あっという間に短期集中鍛錬の終わりの時を迎えてしまいました。

稽古を終えて佐賀の門下生の皆様と別れを告げ、宗家と館長に最寄駅まで送って頂いたのですが、途中で足を伸ばして日本三大稲荷(諸説あり)のひとつ"祐徳稲荷神社”様に連れて行って下さりました。

紅葉の囲まれた中に高く佇む清水寺に似た懸造りの本殿はとても厳かで圧倒されます。そう言えば清水寺は兵法タイ捨流の流祖丸目蔵人公に縁のあるお寺様でしたね。
また、参拝中にタイミングよく鷺が鳴きながら屋根に降り立ち、まるで参拝客を見守るか様に佇んでいたのがとても印象的な光景でした。
今回は夕刻の到着になってご挨拶程度のご参拝でしたが、是非に今一度ゆっくりとご参拝させて頂ければと思います。そういえば御朱印帳も持参していなかったので次回こそ頂かねば・・・!


今回は初の佐賀広島合同稽古という事で嬉野の地に初めて訪れたのですが、兄弟弟子の皆様も夢住人の皆様も暖かく、温泉も食事も堪能させて頂いてとても幸せな遠征となりました。宗家や館長を始め皆様方に大変感謝を致しております。また機会があれば佐賀広島合同稽古をお願いできればと思います。ありがとうございました!
 ※その際には肥前夢街道の忍者ショーも楽しみにしたいと思います ← 密かにかなり心残り(笑

2018年12月1日土曜日

2018年11月18日 自主稽古

2018年11月18日(日)前週はちょっと遅い夏休みで旅行に出ていて稽古をお休みさせて頂いたので、二週間振りの自主稽古を市内某スポーツセンターで行いました。

旅に出ていても心はタイ捨流から離れる事はなく色々と考えていたのですが、そんな考えの中から今回は「色々な視点から見つめ直す」をテーマにしました。


最初に身体操作から。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から抜ける
・腕の関節を極められた状態から返す


今回もまずは身体操作から稽古をして身体の使い方を色々な視点から見つめなおして、同じ身体操作でも他に注視する箇所ややり方が無いか考えて見ながら操作をしてみます。


次に歩行稽古。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


身体操作で身体が解れてきたところで歩行稽古をして暖めて行きます。
静か木剣を構えしっかりとした呼吸を歩行と息を合わせて行う事で血の巡りが良くなり、気が解れ過ぎず張り過ぎずの良い状態になれると、ここ最近は歩行稽古をする度に強く感じます。


それから素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


素振り稽古も身体の使い方を見つめ直しながら行ってみます。
人間が動く時には力が入る即ち筋力を入れるというのが常識に感じられますが・・・?
色々と試して確認しながら自然で楽な素振りを目指します。


次は打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


打ち合いの稽古も素振りで感じた身体操作の仕方を試してみながら打ち合ってみます。
やってみると今までよりも楽に自然に動ける様な気がします。
受け流しもこれまでと遜色もなく寧ろ楽な感じもして、もう少し色々試してみたいと思います。


そして大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


今回は短期集中鍛錬を次週に控えこれまでの前回の鍛錬からの稽古の総てを振り返るつもりで型稽古を行います。
細かな手足の使い方や正中や丹田を含む身体全体の動き等々。
完璧とまでは言えないまでも弟弟子達も含めて稽古で重ねて来たことは概ね出来ているのではないかと思える出来ではありました。そして短期集中鍛錬でここから更に学ぶことがあるのかと思うと気持ちが盛り上がります。


という事で次週は短期集中鍛錬で佐賀に行くことになったんよ。初めて佐賀での稽古で初めてお会いする佐賀の門人さんも居られるいう事でぶち楽しみなんよね。
それに温泉じゃろ?佐賀牛じゃろ?ちょっと遠いけど堪らんねぇ!



2018年11月18日日曜日

2018年11月04日 自主稽古

2018年11月04日(日)霜月となりましたが年末向けて却って忙しさ増し増しで、今週も何とか自主稽古だけでも市内某スポーツセンターで実施です。

また、残念ながら弟弟子F氏が仕事で不参加との事で、弟弟子S氏と二人での稽古となりました。
そして弟弟子S氏も足を怪我して激しくは動けないとの事で、今回はゆっくりと穏やかに「基本の動きを振り返る」をテーマに稽古を行いました。


最初に身体操作から。
・立っている相手を押す
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から返す


知ることと理解することは異なると言いますが、一度は体験して知ってはみても一度で理解して使いこなすのは困難ですので、繰り返し稽古をして理解を深める事が必要ですね。
という事で今回もまずは身体操作から稽古をして身体の使いを思い出すところから始めます。


次に歩行稽古。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


身体操作で身体の使いを思い出してから身体を慣らす様に歩行です。
身体の使い方ばかりを意識すると呼吸を忘れてしまいますので、呼吸も意識しながら行います。


それから素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


素振り稽古も筋力に頼らず身体の使い方を意識しながらゆっくりと穏やかに行います。
ついつい気が焦って早く力強く振りたくなってしまいますが、穏やかに身体を開き、ゆっくりと身体を閉じ、基本の動きが出来ている事を確認しながら素振りを行います。


次は打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


打ち合いの稽古も穏やかに身体を開いてゆっくりと身体を閉じて、基本の動きが出来ているかを確認しながら打ち合います。
小手先で小さく動けば目先の早さは稼げますが、それでは稽古をする根本的な意味が失われます。大きな動きを繰り返し繰り返しする事で速さと精度を向上させる事が鍛錬の目的なのです。


そして大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


久々に型を通しで稽古する機会でしたが、弟弟子S氏の怪我を考慮して控えめにゆっくりと穏やかに稽古です。折角、ゆっくりやるのであれば細かい部分を特に意識しながらやろうという事で型に臨みます。
木剣を構える位置や受ける動作、しっかりと身体を開くべきところで開き、閉じるべきところで閉じる等々。

どうしても遠方で稽古するだけでは細かい部分で忘れてしまったり、判らなかったりする部分があります。短期集中鍛錬の際などにはしっかりと備忘を書いて普段から読み返しながら稽古をしなければならないと思わされるのでありました。


流石に休み無しで働き過ぎじゃろう言う事で命の洗濯(もとい夏休み)を貰うとりました。その間は更新もお休みさせて貰うとりましてすみません。
そろそろ短期集中鍛錬に行かんといけん頃合なんじゃけど、それもわしらに取ってはある意味で命の洗濯なんよねぇ・・・。日頃の束縛から解き放たれてのびのびと鍛錬に臨まんといけんね!


2018年11月4日日曜日

2018年10月28日 自主稽古

2018年10月28日(日)相変わらずお仕事盛り沢山で定例稽古の埋め合わせを市内某スポーツセンターでの自主稽古でしているこの頃ですが、皆様は如何お過ごしでしょうか?
どうか皆様にもご多幸あらん事を!天清浄、地清浄、人清浄、六根清浄!

冒頭から妙なノリですみません。自分もかなり疲れている様です。
そんな今週は先週と入れ違いに弟弟子S氏がお仕事で不参加との事で、弟弟子F氏と二人での稽古となりました。

丁度1対1で稽古しないといけないタイミングだったのかも、という事で弟弟子F氏にも「端の力を使う」がテーマとなりました。


今回も最初にまずは身体操作。
・立っている相手を押す
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から返す
・木剣を交え鍔迫り合いの状態から相手を押す


今回も先週同様に入門時に習う床拭きの身体操作を思い出して貰い、それから立っている相手を押し、押される方は抵抗をします。
最初は感じが判らないと思うので、まずはお手本から。最初は筋力で相手を押しながら途中で急に押し方を切り換えて違いを実感して貰います。
そして弟弟子F氏の番です。最初は勝手が判らず戸惑いながらも何度か繰り返すうちに感覚を掴んで貰えた様です。そこから更に身体操作の途中で自身の身体のどの部位がどの様になっているのか観察をしてから「」を意識した身体操作にも挑んで貰いました。

次に”腕を捻じ上げられた状態から返す”身体操作と”腕の関節を極められた状態から返す”身体操作も同じ様に「」を意識して貰いながら稽古してみます。
実は弟弟子F氏はこの身体操作が苦手で返される側が受ける感触もあと一歩という感が否めなかったのですが「」を意識して貰った途端に強烈な返しに激変です・・・!

流れ的に丁度1対1でもあり同じく弟弟子F氏が苦手な正中線の使い方をここで集中的に稽古してみる事にしました。
木剣を交え鍔迫り合いの状態から相手を押していきます。鍔迫り合いは側から見ると筋力勝負的に見える気もしますが、個人的には筋力は殆ど使っておらず身体操作での正中線の使い方の勝負であると感じています。
弟弟子F氏に実際に鍔迫り合いの状態で、抵抗を押し退けてどんどん押し込んでみたり、逆に押し込まれてくるのをがっちり止めて見たり、押し込まれながら瞬間で押し込み返してみたりしながら感覚を掴んで貰います。
兵法タイ捨流の型の中に鍔迫り合いそのものは無いのですが、体当たりは結構ありまして、その身体操作は正に鍔迫り合いの身体操作と同一ではないかと思うのです。


それから歩行稽古。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


先の身体操作が準備運動にもなりましたので、力を抜いて呼吸を整える感じでの歩行をします。
また出来る限り歩きながらも身体の「」を意識して貰います。


そして素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


素振り稽古も木剣を振り上げ振り下ろしながらも「」を意識して貰います。
無論「端の力を使う」と言っても筋力でありません。と言うよりも端だけについている筋肉はない筈ですので筋力を使うと端以外も使ってしまう事になってしまいます。


次は打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


弟弟子F氏もS氏の時と同じ様に身体操作から始まってここまで「端の力を使う」という感覚を身体に馴染ませて貰いました。
打ち合いの稽古でも「」を意識して貰いながら、そして「」と「」をぶつかり合うとどうなるかを体感して貰いつつ打ち合い稽古を行います。


最後に大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型及び終結の型(打太刀)

弟弟子F氏は未だ仕太刀の途中までという事で自分は打太刀に徹しての型稽古です。
普段は弟弟子F氏の打太刀は弟弟子S氏に務めて貰う事が多いので、今回は打太刀の視点と体感で気になる点をどんどん指摘して行きたいと思います。

まずはやはり正中線のブレが気になりますので身体操作で稽古した正中線の使い方と合わせて、どんどん指摘します。

次に型の途中で木剣の構え方も気になります。以前のテーマ「○○先」にも繋がりますが木剣の動きや動いていく先を考えれると自ずからその前段階で木剣はどの位置に収まるのか?木剣をどの様に振るべきなのか?などの構えや動作も定まる筈なのです。
銃を構えて狙う際に手元では僅かな狙いの狂いでも10m先や100m先では大きな狂いとなると聞きますが、型の動作も何も考えずに行うと次の動作の際に余分に動かなければならなくなったりする場合もあります。
そうやって型を見てみると何気なくやっている構えや動作も実はもの凄く深かったりするのです。
いやぁ「古流って本当に奥深くて興味深くて面白いです!


いつの間にか朝夕に肌寒さを感じる季節になってきたけれども、そろそろ稽古納めと稽古始めの算段もしないといけんねぇ。
いやその前に年内にもう一度くらいは短期集中鍛錬を受けにいかんといけんのう。
そう思うたら冬が来る前にもう一度くらい屋外での稽古もしておきたいのう。
もう年末じゃ思うたら一年が過ぎるのは早いけど後悔がない様にしっかり稽古をしようで!





P.S 来春開催予定の「侍う」のプロモーションビデオです。



2018年10月28日日曜日

2018年10月21日 自主稽古

2018年10月21日(日)忙殺される日常のみならず諸々些事を我が剣で斬り開いてくれよう!などと妄想しつつ、今週も今週とて定例稽古を出来なかった悔しさを市内某スポーツセンターでの自主稽古にて晴らします。

今週は残念ながら弟弟子F氏がどうしても外せないお仕事で不参加との事で、弟弟子S氏と二人での稽古となりました。

ふと、弟弟子S氏に「前回のテーマをおぼえとる?」と聞いてみたところ「えーと、○○先でしたっけ?」との事で残念無念の至極にございます…。
前回はテーマ無しじゃったし、○○先は前々々回のテーマなんじゃけど」と伝えたところS氏曰く「○○先は弟弟子F氏に説明をとのことで説明をしたのでよく覚えていましたが…

与えられるだけの雛鳥は、自らの意思と翼を以って外に飛び出して行かねば天高く舞い上がる事は出来ないのです!と仰々しい前置きは兎も角、人間はインプットだけではなくアウトプットこそが要なのだと改めて思い知らされるのでありました。
そう、小難しいだとか冗長だとか言われようともこのブログでのアウトプットは他ならぬ自身の飛躍の一翼でもあったのです。弟弟子達も早くこの辺りを感じる様になってくれれば嬉しいのですが…。

おっと、愚痴愚痴言っているうちに忘れてしまうところでしたが「端の力を使う」が今回のテーマです。
これは兵法タイ捨流の教えの中に直接的な表現はありませんが、ここ最近の身体操作のテーマを重ねるうちに思い至った理合の別表現であり、在り方であり、挑戦であります。


最初にいきなり身体操作。
・立っている相手を押す
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から返す


入門時に床拭きの身体操作を習うのですが、その応用がこの立っている相手を押す身体操作です。
立っている方はなるべく押されない様に抵抗をします。押す方は筋力で押しにいっても本気で抵抗している相手を押し込む事はなかなか出来ません。これまでと同じ様にこの身体操作も意識が鍵であったりします。

それが出来たら次は「端の力を使う」ことを意識しながら同じく立っている相手を押します。
触れた状態で力が流れる以上は物理的には超電導の世界でもない限り必ず抵抗が生じます。剣術の世界ではよく「手の内」という言葉が使われたりしますが、この「手の内」というのは具体的に何なのでしょうか?そしてどう使うものなのでしょうか?
そう「端の力を使う」という今回のテーマは挑戦なのです…!

そして”腕を捻じ上げられた状態から返す”身体操作も”腕の関節を極められた状態から返す”身体操作も同じく「端の力を使う」事を意識しながら行ってみます。
それぞれの状態に於ける「」とは何処なのか?その「」にどの様な力をどう使うのか?
私の思い至った考えを弟弟子S氏に共有してみたところS氏も納得をしてくれた様で、今回の稽古を通しての挑戦の始まりです。


次に歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


鈍り気味の身体を解すかの様にしっかりと呼吸をしながら力むこと無く木剣を構え歩行をします。
無論「端の力を使う」という事で身体の「」を意識しながら歩きます。人間が木剣を構えて歩く時の「」とは何処なのか?そして力といっても筋力だけが力では無いのです。


それから素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


素振り稽古も「」を意識して行います。
木剣を振り上げ振り下ろす。この時に「」は何処にあるのか?そして「」があるという事は「端で無い」部分があるという事になりますが、「」と「端で無い」部分とでどの様な力をどう使うべきなのか?
なかなかに壮大な挑戦であります。


次は打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


ここまで身体操作に始まって歩行と素振りとで「端の力を使う」という感覚を身体に馴染ませて見ました。
いよいよ打ち合いの稽古でその「端の力」と「端の力」をぶつけ合った時にどうなるかを観察する事となります。
結論から行くと「」と「端で無い」部分、そして力の流れ、諸々を統合していくと前々回のテーマである「○○の動き」と密接に関係があるのではないかとの結果に至りました。
愚かなる自分は「○○」と聞いて質量も密度も完全に均質なそれを連想していたのですが、その認識は間違っていたのかもしれません。そう言えば日本刀も「心金」と「刃金」の複合構造で完全に均質な構造体という訳でありませんでしたね。


そして大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


今回も型稽古を多く稽古したいという事で限られた時間を為るべく型稽古に割り当てることにしました。そして型に「端の力を使う」を意識するとどうなるかという挑戦でもあります。

やって見ると前々回の「○○の動き」をテーマに稽古をした際に感じた相手を押し込んだり相手の木剣を弾いたりする攻防で感じた響きや重さの違いが、更に変化をした様に感じられます。

ただ普段からやっている事ではないので常に「端の力を使う」のは難しいですし、そちらに気を取られ過ぎると型の動作そのものが疎かになってしまいます。
とは言え挑戦としてはかなり興味深い結果を得られたのではないかと思いますし、これは次回の短期集中鍛錬の際には宗家や館長に確認してみたいと思います。

そして10本目の仕太刀を繰り返し稽古している際に気が付いたのですが、打太刀である弟弟子S氏の胴斬りが微妙に違っている感じがあります。いや実際には逆で、この10本目の打太刀の胴斬りが他の胴斬りと異なっているのですが普通の胴斬りになってしまっていました。

そこからこの胴斬りを延々と集中的に稽古をして判ったのですが、この胴斬りは他の胴斬りと腕の使い方がごく僅かながらも決定的に違っています。弟弟子S氏もそこを理解し使い方を変えていると思い込んでいたのですが実際にはそうなってはいませんでした。ある意味で構造体を変えるとも言えるこの腕の使い方を自分も経験的に理解して当然の様に思っていたのですが、確かにその前提を疑ったり言葉に変えてアウトプットした記憶はなく、改めてアウトプットする事は非常に大事であると感じたのでした。


今回の稽古を通じて同じ師の元で同じ様に稽古を受けても伝わる内容にはズレがあるという、ある意味で当然の事を感じさせられたんよねぇ。
古くは弟子入りの際に出来る限り宗家のそばに居る様に言われたらしいんじゃけど、そうやって長い時間を師のそばにある事で初めて伝わる内容や細かいけれども神が宿る様な大事な事があるんかもしれんねぇ。
わしらも宗家や館長とは遠くにあって長くそばに居られないだけに、限られた機会にしっかりと掴み取る覚悟で臨まんといけんねぇ・・・!

2018年10月27日土曜日

2018年10月14日 自主稽古

2018年10月14日(日)今月は広島稽古会の面々が揃って忙しくなってしまい定例稽古を止む無く休止としており、代わりに市内某スポーツセンターでの自主稽古に打ち込みます。

今週は稽古開始時に某スポーツセンター利用者が多くて利用できる範囲が限られており、ちょっと工夫をしながらの稽古となりました。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


いつもなら端から端まで真っ直ぐ歩いて往復するのですが、今回は場所が無かったので木剣を構えて向かい合い、その場で円を書く様に歩行をしてみる事にします。
右回り、次は左周り、、、これ目が回って駄目じゃったわ(笑


次は素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)

定例稽古が無かった分だけ鈍った感のある身体をほぐかの様に無心に木剣を振ります。
右手、左手、右半開、左半開、、、素振りをしているだけでも段々気持ちが盛り上がって来るのぅ!


そして身体操作。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から返す


身体操作は概ね出来る様になって来ましたので、これからは質を追求する段階に突入です。
まずは操作する速度をゆっくりにしても出来る様に一回ごとに操作の仕方やら方向やら相手の反応やら諸々を観察をしながら右に返して、左に返して、、、と試行錯誤を重ねます。


それから打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


打ち合いの稽古も右に左に無心で木剣を斬り込み、木剣を受け流します。最初はゆっくりとした打ち合いをして一巡してから、次は普通の早さで打ち合い、途中から徐々に早くしていってみます。
右半開、左半開、右半開、左半開、、、半開と木剣がバラバラになってしまったり、ついつい手足が出てしまったらそこが限界という事で、それはまだまだ修行が足らぬのです(反省


いよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


定例稽古が無かっただけに二人以上で無ければ稽古が出来ない型を多くやりたいという事で、今回は他の稽古の割合いを減らして型稽古を多めにしてみました。
型稽古の一瞬の攻防の中に身を置き、片時たりとも気を抜けない木剣が交わり離れする瞬間の瞬間の流れに集中する時、私は仕事や日常といった些事を離れ真に自由となるのです(迷言


さて、ここまで単なる稽古の備忘録ともいえる駄文に付き合って頂いた方はお気付きかと思いますが、今回は敢えて「テーマ無し」でやったんじゃけど、やっぱりテーマが無いと締まらんのう・・・
次からはやっぱり無い頭を捻ってでもテーマを考えて締まった稽古をせんといけんわ!



2018年10月20日土曜日

2018年10月07日 自主稽古

2018年10月07日(日)多忙すぎて暫く定例稽古に参加が出来きそうになく、今週も市内某スポーツセンターでの自主稽古だけは欠かす事無く出席です。

さて今回のテーマはここ最近の身体操作の総仕上げとでも言うべきか兵法タイ捨流の理合の中でも根底となる「○○の動き」です。

このところのテーマは全て共通して身体操作でありました。
何と申しますか、これまで稽古を重ねてきて例えば型を取ってみた時に動作や動きという点ではそれなりに形になっているのではないかと思います。ただ表面に現れる形と内面に宿る質というのは別のものであり、未だ未だであると感じざるを得ません。 型の動作の中でも相手の木剣を打ち落としたり弾き飛ばしたりという動きがありますが、宗家や館長のそれを受けると木剣を通じて感じる響きや重さが全く異なります。
つまり、一見すると同じ様な動作に見えて質的に異なるが故にその違いが生じている訳であります。

結局のところ形や動作も重要ではありますが、それ以上に流派の理合の求める身体操作をどこまで理想通りに行えるかを追求し鍛錬を重ねる事が本質であると思うのです。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


いつもの様に木剣を構え呼吸と合わせながら歩行稽古です。
ただ「○○の動き」を意識して手足や身体がバラバラにならない様に歩行します。


そして素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


素振りも先週までの稽古のテーマを振り返りつつ、徐々に「○○の動き」を意識しながら行います。
また早く振ろうとする手足や身体がバラバラな動きになってしまいますので、まずはゆっくりでも確実に「○○の動き」となる様に焦らず取り組みます。


それから甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

甲段からの袈裟斬りも先週のテーマ「○が先」と密接に関係する「○○の動き」を両方とも意識しながら稽古です。
甲段からの袈裟切りは動作が大きくなるので手足や身体がバラバラな動きになる余地も大きくなります。ただ逆に見るとそれだけ質を高める余地がある訳でもあり、取り組み甲斐があるのです。


ここで身体操作。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から返す


ここのところ関節を極められた状態から返す身体操作に力を入れていましたが、今回は腕を捩じ上げられた状態から返す身体操作の方に注力です。
この身体操作のコツも実は「○○の動き」に密接に関係しており、手足や身体がバラバラな動きになる程に返すのが難しくなるのです。


次は打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


打ち合いの稽古も大きな動作である上に相手に合わせて動きが大きく早くなり易いので、逆に自身の身体の「○○の動き」の質を高めるには持って来いであります。
稀に意図的に動きを大きく早くして、それでも手足や身体がバラバラにならず「○○の動き」が出来る様に自身や弟弟子を誘導しながら稽古を重ねます。

ところで打ち合いの稽古は攻め手は袈裟切りなので上から下への斬り下ろしとなり、重力も合わさって重い斬りを出し易くはありますが、「○○の動き」が出来ていれば逆の下から上への斬り上げでも重さを出す事が出来るのではないかと思い試してみます。

動きとしては受け手の動作なので受け流しではなく打ち返す形になり余りよろしくはないのですが、別物と割り切って考えるならば…、結果は上出来で斬り下ろしに負けない重い斬り上げを放つ事が出来る事が判りました。


いよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


さてさて型稽古も勿論のこと「○○の動き」を意識して行います。
と言うよりも型の動きを覚えた段階からは程度の差はあれでも「○○の動き」を意識して型稽古を行うのが本来だったのかもしれません。

実際のところ型の中の同じ動作、同じ攻防であっても「○○の動き」を意識して行う事で木剣を通じて感じる響きや重さに手応えがあり、動作の意味が変わったかの如くに感じられます。
いやもうお決まりですが「古流は本当に奥深くて興味深くて面白いです!


稽古場所への道すがらに弟弟子とも話をしたんじゃけど、兵法タイ捨流を始めてから日常生活の中でも身体の使い方が変わったり、物事の見方や接し方が変わったり、自分自身への見方も変わったりして、単純に身体を動かしたり技を学んだりいうだけじゃのうて、遥かそれ以上のものを得られとるいうて思うんよね。そう思うたらわしらは本当に素晴らしい縁を頂いた幸せ者じゃわ!ありがたいのう!


2018年10月10日水曜日

2018年09月30日 自主稽古

2018年09月30日(日)神無月も目前ながら未だ多忙にて定例稽古にも参加が出来ず、市内某スポーツセンターでの自主稽古には意地で参加です。

今回のテーマは身体操作にも深く意味を為す「○○○」です。

この「○○○」という教えは兵法タイ捨流に入門して初めて教えて頂いた理合でありました。
果たして自分がその教えが意味するところを何処まで理解して何処まで体現出来ているのかは定かでは無いのですが、この教えにサァと眼前が開け道筋が示された様な印象を受けた事は間違いありません。
 ※諸般の事情により伏字とさせて頂きました。申し訳ありません。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


いつもの歩行稽古です。木剣を正眼に構え呼吸を合わせながら前進後退します。
ただいつもとは違って木剣にも意識を巡らし「○○○」を念頭に行います。


そして素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


いつもの素振りの稽古です。
ただいつもとは違って木剣にも意識を巡らし「○○○」という意識で行います。
先週のテーマ「軽く使う」の時に「重い」「軽い」の意識の持ち方での生じる身体操作の差異を体験しましたが、今回もこの意識の持ち方で差異を感じられるかが重要なのです。


それから甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

いつもの甲段からの袈裟斬りの稽古です。ただいつもとは違って・・・(略
動作が大きく複雑になる分だけ身体操作の差異も大きくなり感じ易くなります。特に斬りの動作は能動的な意思や意図を伴う身体操作でありどうしても意思や意図が前面に出て来がちになりますが、意思や意図を強く持つ程に身体操作にも影響を及ぼしますので留意しながら稽古をしてみます。


ここで身体操作。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から返す


いつもの身体操作です。ここでは木剣は使わないのでいつもと違いませんよ(笑
いつもの様にどんな時にどんな状況からでも使える様に意識や身体の操作について気を配りながら反復練習です。
また身体操作が出来る様になったとしてもそこからが出発点であり、身体操作の速度をゆっくりにしても、よりキツく極められた状態からでも返せる様になるべく余念はないのです。


次は打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


いつもの打ち合いの稽古も、いつもとは違って「○○○」という意識で行います。
打ち合いの稽古では実際に相手の木剣を打ちその手応えがあるので攻撃の意思や意図が出やすく、その意思や意図が出る程に身体に影響が及び無用な力みが生じがちになります。

まずはゆっくりとした打ち合いで、意識をしながら動作をする事で身体操作がどの様に変化をすべきか観察し適応し身体操作を組み立てて行きます。
ある程度、組み上がったところで通常の速さでの打ち合い稽古を行って、相手との斬りや受け流しの手応えも含めて身体操作の精度を確認します。

弟弟子も何かが見えて来た様で、身体操作や動きが変わったのが傍目から見ていても実際に打ち合いの相手をしていても感じられる様になって来ました。


いよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


いつもの型稽古も「○○○」を意識して行います。
型稽古では剣での攻防が主眼なだけにこの「○○○」という意識と、そこから導かれる身体操作や動きへの影響度合いもより大きく変わってきます。

そして同じ型の動作、同じ仕太刀と打太刀の攻防であっても「○○○」意識をして貰い始めてから弟弟子の動きに明らかに違いが感じられ、一段階突き抜けた様な印象があります。

外から見ているだけでは判り難い、入門して実際に身体の操作や理合を学び稽古を積み重ねる事で初めて修められる奥深く驚異的な流祖や先人の智慧が古流の教えの中に込められているのだと気付くとともに、えぇ、いつもの様に「古流は本当に奥深くて興味深くて面白い!!」と思うのであります。


そういうて思うたら入門するまでに迷ったり諦めたりした時期もあったんじゃけど、それでも兵法タイ捨流にこうして入門して稽古が出来とるいうんのは本当に幸せじゃわ!ありがたいことじゃのう!


さて、既に兵法タイ捨流龍泉館の公式Facebookなどでご存知かもしれませんが、来春イタリアにて開催される Samurai Expo「侍う-SABURAU- in ITALY」に兵法タイ捨流も参加させて頂く事になりました。
海外は勿論、日本国内でも少しでも多くの人に知っている様で知らないかもしれない侍や剣術、それらに纏わる文化について興味を持ち知って頂ければと思っています。

 〇侍う
  http://saburau.net/index.html

このプロジェクトを彩る豪華参加陣です(敬称略で申し訳ありません)

〇国宝 青井阿蘇神社
 AoiAso Shrine
 http://www.aoisan.jp/

〇丸目家・兵法タイ捨流
 Marume Family & Hyoho Taisharyu
 http://www.happydrop.net/taisharyu/

〇ドリフターズ
 DRIFTERS
 http://www.nbcuni.co.jp/rondorobe/anime/drifters/

〇武装少女マキャヴェリズム
 ARMED GIRL'S MACHIAVELLISM
 http://shoten.kadokawa.co.jp/sp/2014/machiavellism/

〇MUJIN-無尽-
 https://www.facebook.com/YuichiOkadaya/

〇雪駄
 SETTA
 http://sanshin-art.com/

〇濵田喜幸
 Yoshiyuki Hamada
 http://slapstickphoto.com/ja/

〇内野敏子
 Toshiko Uchino
 http://kaminote.org/uchino

〇竹谷隆之
 Takayuki Takeya
 http://revoltechtakeya.com/

〇井上雄彦
 Takehiko Inoue
 https://www.itplanning.co.jp/


兵法タイ捨流 広島稽古会 拝

2018年10月8日月曜日

2018年09月24日 自主稽古

2018年09月24日(祝)今回も平日夜の定例稽古には参加が出来ず、代わりに市内某スポーツセンターでの自主稽古に臨みます。

今回のテーマは身体操作をもう少し掘り下げて「軽く使う」です。

剣術でも「重い刀を軽く使う。軽い刀を重く使う。」とは言いますが、井の中の蛙にならぬ為にも他の武術や格闘技についても見聞させて頂く様にしています。そんな中で教えて頂いた事で、視点は異なれど兵法タイ捨流にも同じ教えはあるのですが視点を変えて行う事でより理解が深まる面もあろうという事で稽古でも試させて頂きました。


まずは身体操作から。
・一方がもう一方を重いものと意識して持ち上げる
・一方がもう一方を軽いものと意識して持ち上げる


今回はいきなり身体操作からです。
まずは単に脱力して立っているだけの相手をもう一方が単に意識を変えて持ち上げて見るだけの稽古です。意識ひとつで何も変わる訳が無いだろうと思われるかもしれませんが、これが違うのです。

例えば60Kgある米俵を持ち上げる場面と一片の羽毛を持ち上げる場面とを想像してみて下さい。全く変わる事なく同じ様に身体を使われますでしょうか?

重いと思うとそういう身体の操作になります。例えば踏ん張ってみたり強張らせてみたり。逆に軽いと思うと身体もそれに沿った操作になります。この場合はむしろ身体は緩み、あちこちを力ませる方はあまり無いと思います。

実は入門時に習った身体操作の中には同じ理合の操作も含まれているのですが、少しばかり視点が異なる面もあり敢えて今回の身体操作を最初に行って稽古時の視点と意識も変えて行ってみました。


次に歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


いつもの歩行稽古もいつもとは違って、敢えて木剣も自身の身体も羽毛の様に軽いものとして意識して行ってみます。無論、呼吸もとても大事です。息が詰まると身体も重く感じられます。しっかりと呼吸が出来ていれば身体も軽く感じられます。
微妙かもしれませんが違いを感じられる様に自身を観察しながら歩行を続けます。


そして素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


素振りも木剣や自身の身体の重さや軽さを意識しながら行います。
木剣を振り上げ、振り下ろす。もしこの木剣が10Kgも20Kgもの重量であったなら?逆にこの木剣が羽毛の様に軽く漂う程の重さしかないものであったら?
手足に頼らず飛ばず跳ねずの理合と合わさった時に身体はどの部位をどの様に使うことになるのか?実際の木剣の重さの感じ方に違いはあるのか?

日常に無い意識と身体の使い方で稽古で感じられ見えてくるものを、観察し噛み砕き消化し血肉と為すのです。


それから甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

甲段からの袈裟斬りの於いても羽毛の様な軽さ木剣を意識して稽古を行ってみます。
そして比較の為に振り下ろして斬りに勢いが乗ったタイミングで重い木剣に意識に切り換えてみます。素振りよりも大きな動きをする事で、違いも大きく見えやすくなって来ます。


ここで身体操作。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から返す



この身体操作もほぼ出来る様になって来たとは言え、どんな時にどんな状況からでも使える様にするにはやはり鍛錬あるのみです。
そして実はこの身体操作でも意識が重要であったりします。どの様な意識でやると上手く行き、逆にどの様な意識でやると上手く行かないのか?
反復と観察の中でその精度を高めて行くのです。


次は打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


打ち合いの稽古も木剣が羽毛の様に軽く漂う程の重さしかないという意識で行ってみます。

定番となったゆっくりとした打ち合いでは、よりじっくりと身体の中の出来事を観察する事が出来ます。そこで観察し適応し判断し行動する事を繰り返す事で掴めるものがありそうです。

そして通常の速さで打ち合いでの稽古を行います。
ここまでの素振りやゆっくりした打ち合いでは自身をじっくりと観察する事は出来るのですが、意識は内に向き篭り勝ちになってしまいます。

しかし戦いの場では相手があり意識は自分だけではなく、相手を含む外にも向かなくてはなりません。
通常の速さでの打ち合いをする事で相手と自分との関係と動きの中で内も外も観察し適応し判断し行動し、身体操作を鍛え練り上げて行きます。


いよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


型稽古も木剣を羽毛の如く軽い意識で行ってみます。
そして型稽古では打ち合い稽古以上に意識は己だけではなく相手にも向かなくてはなりません。

同じ型の動作、同じ仕太刀と打太刀の攻防であっても、意識やその向かう方向次第で変化があります。自身の動作や身体操作だけではなく、その結果として相手の木剣や身体やその操作にどの様な影響を与えたのか?身体操作や結果に質的な変化はあったのか?

ただ漫然と繰り返すだけの型稽古ではなくもう一歩先の型稽古を目指し、今日も今日とて稽古に励むのでありました。


何十回、何百回と打ち合ってとしても全く同じいう事はないんよねぇ。
意識して日々の稽古を反復し、それを観察して適応して判断して行動する輪を循環させようったらより理合に適合した身体操作や心身が鍛え練り上げられて行って、やがて己の質の変化を知る。
そういうのも稽古の楽しみや喜びじゃし、古流の面白みや味わいなんじゃいうて改めて思うんよ。


2018年10月6日土曜日

2018年09月16日 自主稽古

2018年09月16日(日)7月頃から多忙を極め残業続きで平日夜の定例稽古に全く参加が出来ず・・・、埋め合わせるかの如く市内某スポーツセンターにて自主稽古に励みます。

今回のテーマは前々回とその前の短期集中鍛錬の際にも必要性を感じながらもあまり本腰とは言えない状況であったけれども、前回の短期集中鍛錬後からは結構まじめに取り組んでいる「身体操作」です。
結果的にここから身体操作を主眼にした稽古が続いて行くのですが、その成果は後の記事のお楽しみという事で(笑


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


お馴染みの歩行稽古です。
しっかりと踵で床面を感じながら呼吸も忘れる事無く、いつもの様に身体も心も稽古に切り替わって行きます。


次に素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


短期集中鍛錬からこちら、素振りもお座なりにならない様に工夫をして行う様に心掛けています。
木剣を振り上げ、振り下ろすと言う動作。
恐らく普通に生活しているだけであれば手で持ち上げ、手で斬り下ろす動作になるのではないかと思います。そう言う自分も兵法タイ捨流に入門する前はそうでありました。
しかし門外の方には伝わらないかもしれませんが、この木剣を振り上げ斬り下ろす身体操作は”手”、特に腕力では行なわれないのです。かと言ってこの手の腕力に頼らないで木剣を振り上げ斬り下ろす古流の身体操作を知り、普段から生活の中で行っている方は我々を含め余りおられないのでは無いでしょうか・・・。
それ故にこうして稽古に励み、門外の頃には己の辞書に無かった身体操作を鍛え練り上げて行くのであります。


それから甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

稽古とは突き詰めれば「身体操作を練り上げる」という一点に尽きるのかもしれません。
兵法タイ捨流に独特なこの甲段からの袈裟斬りもその理合から生ずる身体操作の発露であり、己の身体をその理合の求むる理想の身体操作に一歩でも近付くべく鍛え練り上げる鍛錬なのであります。


そしてここで今回のテーマでもある「身体操作」です。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から返す


前回の短期集中鍛錬と厳島神社での演武を経て、特に重要性を感じている「身体操作」の稽古ですが、ここにきて遂に弟弟子達も理合への理解度はともかく身体の操作という意味ではほぼ形になって来ました!

と、弟弟子から突拍子もない発言が飛び出します。
そこまで兄弟子の言われる通りなら両手を極まられていても出来る筈ですよね?
もはや言い逃れを出来る様な雰囲気ではありません。
おし!やったらぁ!
かくして両腕を弟弟子達に極められ、その間に哀れに立ち尽くす自分の姿が…。

えぇい!なる様にしかならねえっ!
まずは腕力を発揮して返そうと試みるものの腕力に頼った瞬間に気取られ、両腕ともがっちり掴み返されて逃れられそうな雰囲気は微塵も感じられません。

心を沈め、あるべき身体の操作を行う・・・、心を沈め、あるべき身体の操作を行う・・・、心を沈め、あるべき身体の操作を行う・・・

心の中のざわめきが静まり意識がふと軽くなったその時、まるで幽玄の山野で独り素振りをして刀を振り下ろすが如く身体を操作します。

・・・自身でも驚き拍子抜けする程にあっさりと、弟弟子達が積み重なる様に崩れ落ちて行く光景が見えます。まるで過去に何度も繰り返し見た柔の達人が複数人に掴まれた状態から彼らを崩していく動画の様に。

達人とは掴み掛かる人数もいますし達人の流派の身体操作もその理合についても自分にはさっぱり判りませんが、ひょっとすると共通するものはあるのかもしれません。
とはいえ弟弟子達も「いやぁ、これは誰も信じないでしょう(笑」と言いながらも目を輝かせているのでありました。

そして稽古をしながらこの身体操作、特に興りを消す身体操作についてその効果は判りやすい攻撃だけではなく、守りの面に於いても非常に重要な意味合いを持つことに気付いて来ました・・・!
えぇ、いつものフレーズですよ。「古流の理合って本当に奥深くて興味深くて面白いです!


お次は打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


打ち合いの稽古は前回から定番としたゆっくりとした打ち合いと通常の打ち合いでの稽古を行います。
まずはゆっくりした打ち合いで斬り手も受け手も腕力に頼らない身体操作での打ち合いを行って己の身体操作の状況を観察し適合し決断し行動し、己の身体操作の精度を鍛え練り上げます。
そして通常の速度での打ち合いを行い、速度が速くなってもゆっくりの打ち合いで練り上げた身体操作の精度が落ちない様に稽古します。
やるほどにこれは続け分だけ違いが出てくるのでは無いかという期待が一層高まります。


いよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


いよいよ型稽古です。
漫然と型の動作を行うのではなく、身体操作ありきで型の動作を行うとどの様になるのかを観察し適合し決断し行動しながら行います。
先にも少し触れましたが型稽古をしていくなかで、興りを消す身体操作が攻撃は勿論ながら守りの局面に於いてもその理合を応用できるのではないかと気付き始めました。

これまでは守りの体勢を取る為にその動きの前には手の位置、足の位置、姿勢や体勢など守るべきタイミングとその形を取れる様に準備しながら行っている一面があったのですが、興りを消す身体操作の理合を応用するならばどの様な手足の状態や姿勢や体勢からであっても何の障害もなく一瞬で守り体勢に移れる様に感じられるのです。逆に言うならばどの様な体勢や手足の状態からでも即座に攻めも守りも行える様な自由さがあるのです。
いやぁ、古流の理合って本当に奥深くて興味深くて面白いです!


今年は7月頃から過去に無いくらい忙しゅうてから、それはそれだけ重く苦しい局面が連続しとるという事でもあったんじゃったんじゃけど、兵法に於ける局面じゃ思うて捉えなおしてみたら、勝ちは見えんでも少なくともこうしたら凌げるじゃないか言うて気付けて実際に乗り切る事が出来た場面も何回かあったんよね。

剣術をただ棒を振っとるだけの時代遅れのもんじゃ言うて見る事も出来るんじゃけど、そこに秘められとる想定や理念や理合を観察し適合し決断し行動し応用することが出来たら、違う意味のものにも成る言うて気付くことが出来た切欠でもあったんよね。そう思うたらありがたいことじゃったんかもしれんねぇ・・・!

2018年9月25日火曜日

2018年09月08日 自主稽古

2018年09月08日(土) 今回はある思惑から日曜日ではなく土曜日に市内某スポーツセンターにて自主稽古を行いました。

曜日の関係で空き状況の都合もありいつもの剣道場ではなく柔道場で稽古をしてみました。
そんな含みのある始まりをしたテーマは「宴・・・打ち上げじゃ!」であります。
あ、でもちゃんと「足場を変える」というテーマもあったんですよ。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


という事で歩行稽古です。
いつもの剣道場の板間とは異なる畳の感触を感じながら、身体を解して呼吸を整え稽古に切り換えて行きます。


次に素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


素振りもいつもの堅い板間とは異なる柔らかな畳を踏みながらの稽古です。
柔らかな足裏の感触に惑わされず正中を崩さない様に木剣を振り上げ振り下ろします。
足場が安定して様が不安定であろうが変わらず木剣を振れる事が大事なのです。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

甲段からの袈裟斬りも演武の際の反省を踏まえ蹴らない跳ねない足使いを徹底的に行なえる様に、敢えて柔らかい感触の畳の上で行います。
蹴ったり跳ねたりの足使いをしていると堅い板間と柔らかい畳の上では違和感を感じ動きも変わってしまいがちですが、蹴らない跳ねない足使いが出来ていれば板間でも畳でもガレ場でも違和感や動きの違いも生じない筈なのです。
猛暑も陰りを見せてきましたし屋外での稽古をもう少し積極的に行おうかと思う今日この頃であります。


ここで身体操作。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から返す


そしてここ最近の課題となっている身体操作の稽古です。
弟弟子S氏もF氏も身体操作だけであれば完全ではないもののほぼ出来る様になって来ました!
この理合を説明出来る程に理解して言語化するまでにはもう少し稽古が必要そうですが、そろそろこの理合を元に次に進んで行けそうな気配で楽しみです。


それから打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


打ち合いの稽古は前回の結果を踏まえ、ゆっくりと速いのと速度を変えての稽古を定番とする事ににしてみました。
まずはゆっくりの動作での打ち合いで斬り手も受け流し手も反動や筋力で誤魔化した動作をしていないか自身の身体操作をじっくりと確認し適宜改めながら稽古を行います。
次に改めた身体操作を元に通常の速度での打ち合いを行い磨き上げて行きます。一度の稽古での変化には乏しいかもしれませんが長く続けると相当の違いになるのでは無いかと密かに期待をしております。


いよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


そして遂に型稽古、いつもの堅い板間ではなく柔らかい畳の上での稽古の大本命です。
蹴らない跳ねない足使いとならない様に繰り返し畳の上での型を行います。
無論、身体の操作の仕方だけではなく長く稽古を重ね身体の造りが変わるところまで行かなければ、理合にぴったり沿った動きにまでは至らないかもしれませんが、千里の道も一歩からという事で何だかんだで今日もまたその一歩を進められたのでは無いかと思います。


さてさて今回は土曜日にいつもより早めに時間から稽古を始め早めの時間に稽古を切り上げて、もうひとつのテーマ「宴・・・打ち上げじゃ!」の時間に突入です。
今回は以前に冷えたビールもとろける様な肉も美味しくて評判の良かったの横川の焼肉屋さんで「厳島神社奉納 親と子の武道演武大会」の打ち上げを行いました。

まずは良く冷えたビールで乾杯からです。こちらの生ビールは注ぎ方とかサーバーとか色々と要素があるのだと思うのですが何故か美味いのです。何が違うのかと言われると困るのですが兎に角うまいとしか言い様がなくこの生ビールが呑みたくてついつい予約してしまうお店でもあります。


そしてお肉です!見てくださいこのお肉!



意味も無くドアップです!ズドーンッ!



美味そうですよねー!?そう、美味いんですよ!もうね、あっという間にお肉もお酒も進んでしまいます!危険です(笑

それぞれに兵法タイ捨流への想いを語ったり、先々の事を色々想像したりしながら楽しい一時を過ごしていると時間が過ぎるのも忘れてしまいます。

自分が入門したての頃には広島在住の門下生は自分独りで打ち上げとか想像もしていませんでしたが、こうして一緒に稽古に汗する同門の仲間が増え、美味しいお酒やお料理を頂きながら語らえる様になった事を大変ありがたく思う次第であります。

この先もっともっと兵法タイ捨流での学びを楽しみ、次の世代にそれを伝えてくれる同門の士が増え、広島稽古会へも参加する門下生の数が増えればもっと色々な稽古や活動が出来る様にもなるのではないかと語り合い、願いつつ打ち上げを終えたのありました。

よし、これから年末に向けて、ほいで年始と来年の演武に向けて頑張って行こうで!

2018年9月17日月曜日

2018年09月02日 自主稽古

2018年09月02日(日) 月も変わって長月(九月)最初の日曜日、市内某スポーツセンターにて自主稽古を行いました。

色々あってここ最近かなりの激務続きで久々の午前様退社もあったりでブログの更新が出来ずにおり大変申し訳ありませんでした。
多少は落ち着いて一息をつけたこの隙にサクッと更新をさせて頂ければと思います。

厳島神社での演武を終えてみて改めて思うことは古流ひいては兵法タイ捨流は本当に楽しく、この楽しさを後世に絶える事なく伝承して行かねばならないという決意でもありました。

古流の理合を含む兵法タイ捨流を学べば学ぶ程に先人の智慧に驚くとともに自身がその智慧を習得し体現し、ある意味で前田英樹先生がその著書「剣の思想」でも触れられていた様な現代的な身体操作の常識から離れ、別の領域(古流の身体操作)に歩みを進めている楽しみや喜びを感じるのでありますが、この智慧は未来永劫に伝えられるべき流祖や代々の宗家方より託された黄金の宝であると思うのであります。

そんな今回のテーマは使い古された印象もあるかもしれませんが、実に奥深く底知れない「丹田」です。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


まずは歩行稽古で身体の準備運動と呼吸を整えるところから。
木剣を構え歩行をしながら呼吸を合わせ、一歩ごと一息ごとに心身を日常から稽古に切り換えて行きます。
構えは正中から始め、半開重段や下段へと変えながら前進し後退します。


次に素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


次は素振りの稽古です。
素振りも気を抜くと手での操作になってしまいがちなのですが、重要なのは丹田を使う事で木剣を振り上げ振り下ろす事であり己の動きを観察しながらじっくりと取り組みます。
案外とこういうシンプルな内容こそ集中して取り組んでいるのか否かの差が出るものかもしれません。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

ここで甲段からの袈裟斬りですが、演武の際の反省を踏まえ蹴らない跳ねない足使いを徹底的に注意して行います。
結局のところ普段やっている事がいざという時にも出てしまうというのが今回の演武での気付きでもありましたが、それを忘れる事無く日々実践であります。


ここで身体操作。
・一方が相手の腕を掴み、もう一方が相手を押す
・腕の関節を極められた状態から返す


もはや欠かせない身体操作の稽古です。
今回は弟弟子S氏もF氏も理合の理解は未だとしても実際の身体操作だけであれば何となく気付き始めた様です。
この調子で行けばそう遠くない先で弟弟子達も言葉での表現は出来ないまでも身体の操作としてはいくらでも再現出来る様になるのではないかと期待しております。

この稽古は興りを消す身体操作を学ぶものでありますが、型をやっていく中でそこに留まらず型に表現される数々の動きに綿密に関係しているという確信に近いものがあり、もう一段進んだ稽古が出来そうで何よりであります。


それから打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


打ち合いの稽古を早い速度でやるとどうしても手足を使ったり、筋力に頼ったり、蹴ったり跳ねたりの動作になりがちな傾向がある事から思い切って可能な限りゆっくりと動作してみる事にしてみました。

やってみて此れは大正解であったと思ったのでありますが、ゆっくりの動作だと蹴ったり跳ねたりの反動を使った動作や筋力に頼んだ斬りや受け流しは出来ませんので誤魔化しが効かず、より正確に身体操作を行う事が要求されます。
結果的にこれは丹田を強く意識した動作にならざるを得ず、極めて効果的な稽古となったのでありました。


いよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


そして型稽古です。こちらも演武で学んだ点に留意して稽古を行います。
まずは蹴らない足使い、それから手で持ち上げずに木剣を振り上げる身体使いなどなど。
一度や二度の稽古で直ぐには直せないものもありますが、やらない事は出来る様にはならないの精神で夫々に納得が行くまで稽古を重ねるのでありました。

今年も厳島神社での演武という大舞台を終えられたけぇ、ちょっと一息も兼ねて打ち上げでもしてきっちり締めんといけんねぇ。
打ち上げ言うたらやっぱりよう冷えた麦酒と肉かのぅ・・・、ぶち楽しみじゃわ!



2018年8月25日土曜日

2018年08月19日 厳島神社奉納 親と子の武道演武大会

今年の猛暑が嘘だったかの様に朝から吹き抜ける清涼な風が心地良い8月中旬の夏の日、遂に厳島神社での演武の日です。

兵法タイ捨流からは宗家と館長そして兄弟子と、早いもので三度目となる自身、昨年の雪辱に臨む弟弟子S氏と初参加の弟弟子F氏の6名で演武に参加させて頂きました。

桟橋前で熊本から来広された宗家と館長や兄弟子と集合させて頂いたのち厳島神社に向かいます。
今年も境内で受付を済ませしばし控え室にて待機してから定刻より演武大会の参加者全員で祈願を受け開会式に臨みます。

兵法タイ捨流の出場は正午ちょっと前頃という事で時間まで天真正伝香取神道流や他流の演武を拝見させて頂いたりしました。

親と子の武道演武大会というだけあって子供の参加者も多いのですが、主催である演武大会実行委員会の代表にして筑後柳河立花藩御禁止流楊心流薙刀術の宗家であられる小山先生の子供達を見つめる暖かで穏やかな笑みにハッとさせられるのでありました。

確かに未だ未だ小さな子供達なので決して上手ではないかもしれませんし、ビシッとキレのある演武ではないかもしれません。けれど一生懸命に演武をするこの子供達がやがて成長をして古武道の伝統や文化を担い、そして親となりまたその子供達が同じ様に伝統や文化を連綿と学び担って行くのかもしれないと思うと感慨深いものがあります。
小山先生の子供達を見つめる暖かで穏やかな表情はそんな意味なのであろうかと柄にも無く思うのでありました。


と、そうこうしているうちにいよいよ兵法タイ捨流の演武の番です。
緊張しすぎたせいなのか入場をして神前に一礼をしたのち打太刀である兄弟子と向い合い木剣を振り被りながらも「あれ?もう本番の演武なんかいの?何か実感が無いのう」などと考えているのでありました・・・。

振り被った木剣を構えながら打太刀をじっと見据え息を吐く。
刹那、それまでざわめいていた世界が急に変わったかの様に音が消え、打太刀以外は視界に見えども存在感を失くす。
来る… 打太刀の木剣の動きに呼応するかの様に身体が動き出す…!


今回は宗家と相談の上で了承を頂いてタイ捨流らしさを感じられる型をという事で大太刀の型から7本目、9本目、11本目の3本を演武させて頂きました。
完璧とは行きませんでしたが大きな失敗はなく及第点と言える演武を出来たのではないかと思います。

自身の演武の後は着座をして弟弟子S氏とF氏の演武を見守ります。
結果については各人の感想を別途で記載させて頂ければと思いますが、S氏については昨年とは雰囲気も打って変わって迫力がありましたし、F氏についても入門して半年とは思えない程の良い動きだったのではないかと思います。
最後は宗家と館長の息を呑む組太刀にて今年の兵法タイ捨流の演武は締めとなりました。



写真は知人の伝手で紹介を頂いた”広島で活動しているカメラマン - 桝谷拓司”さんが撮影をして下さいました。バタバタしたにも拘わらずビシッと撮影をして頂き、まことにありがとうございました!


そしてお約束の寄り道、ほぼ恒例行事としてしまった感のある「BACCANO」さんのジェラートです。
緊張の解れた開放感と夏の暑さが、冷たくて自然な甘さのジェラートの美味しさを引き立て心身が歓喜します。残念ながら2階席が満席という事でテイクアウトをしてゆっくりは出来ませんでしたが、相変わらずここのジェラートは堪りません!


フェリーに乗り桟橋を出たところで宗家や館長そして兄弟子と別れ、広島門下生も帰路に着こうかとも思ったのですが・・・
今回の演武で学んだ事と悔しさを忘れない内にすぐにでも糧にしようという事で少しだけ稽古をする事になりました。

早速、いつも自主稽古をさせて頂く市内某スポーツセンターに移動して演武を振り返りつつ、演武後に館長からご指導を頂いた内容を踏まえて稽古します。
小1時間ほど稽古をして最後に演武の型を締めとして今一度だけ稽古して確かな手応えを感じたところで今度こそ演武を終了としたのでありました。

あっ、ほーじゃけど未だ打上げをしとらんけぇ、打上げを終えるまで演武終了いうたらいけんかったね!?(笑


さておき、ここで弟弟子達からも演武の感想を頂いたので紹介させて頂ければと思います。

まずは弟弟子S氏から。

///////// ここから /////////

去年の二番煎じみたいになりますが、
やはり緊張していないつもりで緊張していたのか
一本目でいきなり"躓き"危うく流れ止めてしまいそうな状況をつくってしまいました。
また、それが仕太刀に伝染したのか、仕太刀も足を滑らせてしまいよくない流れになっていましました。

ただそれ以降は持ち直すことができ、良くも悪くも稽古の結果を普段通りに出すことが出来ました。
ですので前年の大失敗に比べればまだましだったのかな、と思います。

自分の出番が終わったあとはずっと心臓がバクバクしていました。
まぁこういった状況を受け止めて記憶に留めていれている辺りは多少は成長出来たのかな、とも思います。

結局のところ仕太刀(去年)、打太刀(今年)の両方で悔いは残ってしまったので、
来年こそは最初から最後まで普段通りの動きを出せるように精進したいと思います。


///////// ここまで /////////

続いて弟弟子F氏です。

///////// ここから /////////

はじめまして、兵法タイ捨流広島稽古会のFです。
まず初めに今回演武に出る事を許可してくださった宗家と館長に心から感謝致します 本当にありがとうございました!
学生の頃から憧れだったタイ捨流の門人として、入門前に動画で観ていた宗家と館長と、毎週稽古つけてもらってる兄弟子達と同じ舞台に立てたことが何よりも嬉しいです!

演武の方は…決してうまくいったとは言えません…
7月の合宿の際、宗家と館長に指摘して頂いた所も正直緊張しすぎて、出来ていたかどうか全く覚えていません…が転けたり次の動きを忘れたりと演武がストップするような事はなかったのでそれだけでも良かったと思うようにしてます(汗

自分には兄弟子達のようにスポーツや武術の基盤が何も無いので、短期集中や兄弟子との稽古中教えて頂く事の理解をより深めるために、稽古以外でも体の仕組み等勉強、探求し日頃の生活から変えていかないといけないと強く感じました。
1回の演武でこんなにも得られるものが多いとは思いませんでした来年もまた出演できるよう、更に気合いを入れて稽古に励んでいきます!ありがとうございました!


///////// ここまで /////////


ともあれ、ありがたい事に今年も「厳島神社奉納 第8回 親と子の武道演武大会」に参加をさせて頂いて無事に終えることが出来ました。演武への参加をさせて下さいました兵法タイ捨流の宗家、館長、師範、師範代、兄弟弟子の皆様、そして演武大会を主催された実行委員会の皆様方に於かれましてはまことにありがとうございました。

この一歩は小さな一歩だったかもしれませんが、将来振り返った時に大きな一歩だったと言える様にこの経験を糧として精進し鍛錬に励まさせて頂きたいと存じます。
引き続きよろしくお願い申し上げます。

兵法タイ捨流 広島稽古会 拝
 

2018年8月18日土曜日

2018年08月11日 自主稽古

2018年08月11日(土) お盆休み早々に市内某スポーツセンターで自主稽古を行いました。

今回はお盆休みで帰郷する方もあるという事で土曜日に変更しての稽古と致しました。
自分はこのところ仕事が忙しく出張続きでお盆も休み返上だったりしますが・・・

そんな今回のテーマはふとした思い付きから「普段は意識していない箇所を緩めてみよう・・・例えば股関節とか」とさせて頂きました。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


例によって最初は歩行稽古での準備運動から。
木剣を構え呼吸と歩行を合わせつつ、もはや定番の構えを正中から下段や中段へと変えながらの前進後退です。
無論この歩行稽古の時から今回のテーマに沿って股関節それも背側など普段は意識しない関節を緩めて行って行きます。


次に素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


足を緩めた後は肩を緩めましょうという訳でもありませんが次は素振りの稽古です。
こちらもテーマにそって肩周りを緩めるのを意識しながら行いました。
そうそう呼吸が止まると力みが入りますので呼吸も大事だったりします。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

甲段からの袈裟斬りは前回からの課題である足使いとスイッチを継続して重点的に稽古です。
ただこの課題も股関節や肩周りが緩んでいると多少動き易い様に感じます。
デスクワークで肩凝りが酷くなってきていて動きも固くなっている感じもあるので、しっかり緩めないといけないですね。


ここで身体操作。
・一方が相手の腕を掴み、もう一方が相手を押す
・腕の関節を極められた状態から返す


さて身体操作の稽古です。
以前よくやっていた一方が相手の腕を掴み、もう一方が相手を押す身体操作を弟弟子F氏にも体験して貰う為に久々にやって見ました。同じ身体操作だけだと飽きてしまいますしね。

そして腕の関節を極められた状態から返す身体操作について弟弟子達もあと一歩の様なそうで無い様な感じですが、八代の短期集中鍛錬の際に習った内容を思い出して貰いながら稽古に励みます。
弟弟子S氏が短期集中鍛錬を振り返りながら館長はこう言われていたという内容を自分は全く意識していなかったのですが、前々回で閃いた事と合わせてやってみるとなるほど今まで以上に楽に動けます。
ここまで思い出せてもやはり理合とその根本が掴めていないとすんなりは出来ない様です。
・・・頑張れ!


それから打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


こちらは前回の兄弟子との稽古の動画を見て気が付いた反省点を意識しながら稽古をしてみました。
もっと小さくもっと速く動ける事が目標でもありますが、それは動きを飛ばしたり省略したりする事ではなく大きな動きを小さく小さくして行く事であります。それは一朝一夕で出来る様なものではありませんが、それだけではなく無駄な動作を失くす必要もあると思われます。
どうも試斬の際の反省点と打ち合い稽古の反省点は同じで、それが自分の課題なのだと改めて認識させられるのでありました。
まぁ課題が判るという事は必要な事や道筋が判るという事なので良い事ではあります!


いよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


いよいよ型稽古です。まずは互いに一通り仕太刀の稽古をします。
打太刀は自分と弟弟子S氏とで交代しながらやるのですが、ここ最近は弟弟子F氏の打太刀を出来ていなかったのでやってみたところ・・・ちょっと正中線の崩れが気になります。
いつもは独り稽古の方法は各人の裁量で自由にやって頂くのですが、今回は白線を使った稽古をテーマにして取り組んで頂く事にしてみました。

自分については短期集中鍛錬の際にご指導頂いた木剣を打つ位置は、今までは大凡この辺りというざっくりで打っていたのですが、剣先の速さに慣れて来た事とやらない事は出来る様にならないという事で狙い澄まして打つ様にしてみました。

そして最後は厳島神社での演武に向けて稽古です。
今日はいつもと曜日も時間も異なり終了時間の制約もあったので若干短めの稽古時間で切り上げとなりましたが、限られた時間の中で集中して稽古出来た様に思います。


早い様な遅い様などっちも感じるんじゃけど厳島神社での演武も遂に来週なんよね。
初参加じゃったり昨年の反省じゃったりで各人とも思うところはある言うて思うんじゃけど、厳島神社の神様方に胸を借りて神様方に喜んで貰うたらええんじゃ位のつもりで臨むのも有りかもしれんですのう。
とはいえ参加させて頂けるのも関係各者の皆様のお陰であります。ありがとうございます!
至らぬところもあるかと思いますがよろしくお願い致します!


2018年8月15日水曜日

2018年08月05日 自主稽古

2018年08月05日(日) 暑さに負けず市内某スポーツセンターにて自主稽古を行いました。

今回は熊本から中国地方に転勤をされた兄弟子が広島の稽古に顔を出して下さるという事で皆で大変楽しみにしておりました。
そんな今回のテーマは勿論「遠慮せんと兄弟子の胸を借りるで!」です(笑)


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


まずは準備運動を兼ねた歩行稽古から。
木剣を構え歩行に合わせて呼吸を行い、なるべく脱力をして柔軟を心掛けて歩行をします。
兄弟子はこの稽古はされた事が無いとの事で最初は戸惑われた様ですがすぐに飲み込んで頂いて、皆で列になり構えを正中から下段や中段に変えながら前進後退をしました。
…人数が増えてくると何やら壮観な感じが出始めた気が!?


次に素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


続いても基本からという事で素振りの稽古を行います。
皆で兄弟子に確認をして頂きながら肩慣らしも兼ねて素振りを行いました。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

こちらも皆で列になって右甲段からの袈裟斬りを行います。
短期集中鍛錬で指導を頂いたスイッチと足使いを意識しつつ何度か往復します。
個人的には木剣の流れも意識して稽古をしてみました。


ここで身体操作。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から返す


当面の必須項目とした身体操作も兄弟子と一緒に稽古させて頂きました。
相変わらず弟弟子達は悪戦苦闘をしている様ですが、この身体操作はやればやる程に型稽古にも密接に関係している様に感じます。
身体操作は独りでの稽古が難しくもあり、弟弟子達が何とか自らで理合とコツを掴めるまで継続して稽古ですね。


それから大太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)


折角、兄弟子が参加して下さっている事もありこの機会に兄弟子の胸を借りようという事で兄弟子に打太刀をお願いして皆で仕太刀の稽古をさせて頂きました。
八代と広島では微妙に拍子やら何やらが違ったりでいつもとは異なる型稽古になり、非常に勉強になりました。改めまして兄弟子にありがとうございました!!

また、兄弟子にもいつもと異なる人を相手に仕太刀の稽古をという事で、実はこれまで組んだ事がなかった兄弟子と弟弟子S氏で型稽古をして頂きました。

そしていよいよ近付いて来た厳島神社での演武に向けてひたすら型の稽古を行いました。
突き詰めればキリがありませんが、随分と息も合う様になって来て後は当日の集中力次第で何とか及第点の出来に仕上がって来たのではないかと思います。


最後に打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


時間的余裕が判らなかったので割愛していた打ち合い稽古を最後に行ってみました。
普段打ち合う弟弟子達とは間合いも拍子も異なる兄弟子に胸を借りて打ち合いに臨みます。
最初はゆっくり丁寧に始め徐々に拍子を上げながら兄弟子との打ち合いをさせて頂きましたが、何とか最後まで崩れたり(手足での振りになったり)せずについていけたのではないかと思います。
今後はもっと小さくもっと速く動ける事も目標に稽古をして行きたいところであります。


そんなこんなで夕刻となりお腹が空いてきたところで稽古を切り上げて兄弟子と一緒にお好み焼きを食べに行きました。残念ながら今回はキンキンに冷えたビールはお預けでしたが、皆で美味しいお好み焼きを食しつつ大いに盛り上がり楽しい一時を過ごさせて頂きました。


じゃけど、やっぱり兄弟子が来て下さったら稽古にも刺激もあっていつもとは違う感じになるんよね!
毎週いうのは厳しい思いますけぇ月一回でええけぇ今後も兄弟子に稽古に来て貰うたらええ感じじゃ思います。今後ともよろしゅうお願いします!



2018年8月5日日曜日

2018年07月29日 自主稽古

2018年07月29日(日) 市内某スポーツセンターで自主稽古を行いました。

稀に見る西進する台風12号の接近に危ぶまれながらも、思った程の降雨も暴風なく台風一過の青空の元で稽古を行う事が出来ました。
ところで今回のテーマは決めるのを忘れていたのですが...強いて言うなら「復習と実践」でありました。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


まずは歩行稽古での準備運動。
今回も木剣を構え呼吸と歩行を合わせ、途中で構えを正中から下段や中段に変えながら前進後退をします。
短期集中鍛錬で習ったスイッチも意識しつつ、改めて正中以外の構えの際のスイッチの使い方に試行錯誤しながらも身体を暖めて行きます。


次に素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


短期集中鍛錬で指導頂いた丹田やスイッチを意識した身体操作と手の使い方を意識して行います。
そしてこれも短期集中鍛錬で真っ直ぐだけでは無い斬りの素振りも稽古してみました。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

前回に引き続き足使いとスイッチを特に意識して甲段からの袈裟斬りを稽古します。
やはり足使いに慣れない感じがしますが実践と反復あるのみです。
これまでの足使いも選択肢として考るならば結局は使い分けであり、その礎の上により強固なものを積み上げているのであれば、それは地味な様であっても創造的活動に他ならないのです。


ここで身体操作。
・腕の関節を極められた状態から返す

ここで必須とした身体操作の稽古です。
攻め手が立ったまま受け手の腕の関節を極めた状態から受け手が筋力に依らず理合で返す操作ですが何となく掴めてきた感じはしても習得したと言えるものではありませんでした。
何が違うのか?何が必要なのか?何が根本なのか?色々悩んでみても正直よく判りません。

ところでいつも自主稽古をする隣でダンスのインストラクターの先生がよく自主練習をされているのですが、この方のダンスや動きが惚れ惚れする様なもので休憩の時間等に傍目に見学させて頂く事があります。
実はダンスと身体の使い方と古流の理合にはよく似た部分もあるらしく、この先生とは偶に楽しく会話をさせて頂く事もあるのですが、この先生のダンスの練習をみさせて頂いている時にパッと閃くものがありました。
あぁ、なるほど・・・!そういう身体操作の仕方か!そこが繋がるのか!

この操作を応用して身体操作の稽古で試させて頂くと・・・面白い様に攻め手を返すことが出来ます。
操作を速くしたり遅くしたり部位を変えてみたりして色々試してみた結果、やはり最初に閃いたひとつの理合の使い方で間違い無い様です。
弟弟子達は未だ未だ苦労している様ですが、自ら閃く事が出来る様に伝え方を色々試しつつその時が来るまで今しばらくこの稽古を続けて行きたいと思うのでした。


それから打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


これも前回に引き続き素振りの稽古での身体操作と別物にならない様に意識して稽古をしました。
とは言え速く強く打ちたくなる気持ちが出て来るのを無かった事にして抑え込み続けるのも不自然ではありますし、兄弟子がTwitterにアップしていた動画に刺激された事もあって、逆にまずは速く打てる限界まで挑戦をしてみる事にしました。
ある程度までは速く打てますが途中からはもうボロボロです。速く打つだけなら打てるかもしれませんが身体操作が崩れてしまい単なる駄々っ子の様な有様です。
この崩れっぷりを身を以って経験した事で弟弟子と共に改めてゆっくりと丁寧な稽古の重要性を思い知らされ、改めて丁寧な身体操作での打ち合い稽古を行うのでありました。


いよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


型稽古も短期集中鍛錬の復習と実践で木剣の使い方や足の使い方、そしてスイッチを意識して稽古をします。

弟弟子F氏も良い動きになって来ているのですが、動きが良いだけに違和感を感じる部分が出てきました。
その原因は何か型稽古を眺めながら観察していたのですがようやく判りました・・・立ち方です。
人それぞれに立ち方がありますがそれは個性として型稽古の中で昇華をするものとも思っていましたが、やはりどうにも昇華出来ないものもある様です。
よくよく観察してみるとその立ち方では理合を発揮するのに不都合が大きく、型の動きの中でも微妙な違和感、つまり崩れを生じています。
ただよく考えてみれば自分も幼少の時分には同じ様な立ち方をしていた記憶があります。それが武道を習い理合に合わせた身体操作をして行く中で自然と今の立ち方に変化をしていた様です。
今ではそれ以外の立ち方をすると違和感がありすぎてとても立って動いてなどいられません。

漠然と理合に合わせて身体を操作するものと思っていましたが、逆に理合が身体を変化させるという昇華もあるのだと今更ながら気付くのでありました。

今回も型稽古を一通りした後に厳島神社での演武の型を稽古します。
今年が初参加のF氏も昨年の挽回を望むS氏も気合十分で時を忘れ稽古に励みます。
流石に疲れを感じてきたところで本日の稽古は終了となりました。


猛暑が続いて参っとりますがここの施設は熱中症予防でエアコンを掛けて貰えるので非常に助かっとるんよね。集中して稽古をしとるとついつい長く稽古をしてしまう事もあるんじゃけど、やっぱり猛暑の中で稽古をするのと比べたら疲れ方が全然違うんよ。ほんまありがたい。感謝!


2018年8月4日土曜日

2018年07月22日 自主稽古

2018年07月22日(日) 市内某スポーツセンターで短期集中鍛錬から初の自主稽古を行いました。

先の短期集中鍛錬の際に学んだ事を実践して見たくて週末を待ち臨んだ一週間でした。
そんな今回のテーマは「実践あるのみ」です。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


逸る気持ちを抑えてまず歩行稽古での準備運動から。
木剣を構え呼吸と歩行を合わせながら今回の短期集中鍛錬で習ったスイッチの使い方も改めて意識して前進後退をします。
途中から構えを正中から下段や中段に変えながら、構えが変わった時のスイッチの使い方に試行錯誤しつつも心身を稽古に切り換えて行きます。


次に素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


素振りも今回の短期集中鍛錬で色々と指導頂いた内容を実践あるのみという事で、短期集中鍛錬を振り返りつつ稽古をします。
以前にもそして今回も改めて指導頂いた丹田を意識した身体操作で力み無く木剣を振れる事を実感します。また手の使い方も指導を頂いた使い方を忘れないうちに身に付けるべく意識して行います。
やはり、意識しているつもりで稽古をして行くうちに忘れてしまう部分もあり、もっともっと鍛錬して腹に落とし込む必要がありそうです・・・。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

甲段からの袈裟斬りも改めて短期集中鍛錬で指導を頂いた足使いを重点的に意識して鍛錬しつつ、同時にスイッチも重視して稽古を行います。
この使い方だとこれまでの稽古と大きく変わる部分もあり慣れない感じもありますが、結局それを乗り越えるのは実践であり稽古でしかないという事で皆で納得が行くまでじっくりと稽古してみました。


ここで身体操作。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から返す


最初は以前にもやった攻め手が受け手の腕をどんどん捻じ上げて受け手が筋力で返そうにも困難なところまで捻じ切った状態から受け手が筋力に依らずに返す稽古のおさらいです。
筋力で返そうにも腕が捩じ上げられているので更に捻られて非常に困難です。そこから理合を使って身体を操作すると呆気なく返せてしまいますが、まずはこの理合に沿った身体操作の仕方を学ぶ必要があります。

そして次に攻め手が立ったまま受け手の腕の関節を極めた状態から受け手が筋力に依らず理合で返す稽古です。短期集中鍛錬の際に苦労して何とか出来たとは言え、身に付いたとはとても言えない状態でしたので完全に習得すべくしばらく身体操作は毎回必須にしようかと思っています。
何となく掴めてきた気もしますが、この身体操作は弟弟子達もかなり苦戦している様です。


それから打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


打ち合い稽古も短期集中鍛錬での反省を踏まえて、素振りの稽古での身体操作と別物にならない様に素振りでの身体操作の延長として打ち合いになる事を意識して稽古をしてみました。
実際に打ち合うので徐々に熱くなり素振りに基本操作から離れた身体の使い方になってしまいがちですので、「速く」や「強く」を忘れて丁寧な身体操作での打ち合いを心掛ける事でより理合に適った反復を重ねて行きたいところであります。


いよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


型稽古も短期集中鍛錬で習った事を余す事無く実践するべく、色々と意識をしながらじっくりと取り組んでみました。
まずは型の攻防の中での木剣の振り上げ方や作法の際での木剣の上げ方から始まり要所要所での木剣の使い方や身体のスイッチを意識しての身体操作や個々の型の動きで指導を頂いた点などなど、まずは実践をして身体に習得させるべく稽古を重ねます。

一通りの型を通しで稽古をした後は、厳島神社での演武の型を稽古します。
演武の本番は泣いても笑っても一度きりですので、その一度に全てを出しきれる様に細かな気になる点も含めて納得がいくまで何度も何度も稽古を行いました。


今回の短期集中鍛錬では新しい型とかは習わんかったんじゃけど、稽古をしたら改めて基本的な部分で大きな習得があったのういうて思うたんよ。
まずは厳島神社での演武があるんじゃけど兵法タイ捨流 広島稽古会としてそこが最終目的いう訳じゃあないけぇ、その先にも目を向けて頑張ろう思います!



2018年7月29日日曜日

2018年07月15日~16日 短期集中鍛錬、兼、八代龍泉館合宿

2018年07月15日~16日、短期集中鍛錬として広島稽古会としては初となる兵法タイ捨流 八代龍泉館の合宿に参加して参りました。

両日とも気温35度超の猛暑ではありましたが、今回は八代の兄弟子や弟弟子だけではなく、遠く海外は韓濠に在沙の門下生、そして広島の門下生が参加して大勢での猛暑に負けない熱い稽古となりました。
流石に35度超の猛暑の稽古で熱中症が心配ではありましたが、冷茶や塩飴や梅干に冷凍お絞りまで準備をして頂き無事に稽古を終える事が出来ました。

初日は広島駅に集合をして駅弁を購入するところから始まりです。
広島で駅弁と言えば「むさし」という事で定番の「若鶏むすび」を購入して新幹線に乗込み新八代を目指します。広島から新八代は約2時間という事で緊張による前夜の寝不足を補うかの如く一眠りをして目覚めるともう到着です・・・!
あ、若鶏むすびは到着寸前にちゃっかり目を覚まして完食しましたよ(笑
これが海苔はしっとり、ご飯の味は絶妙でおむすびだけでも本当に美味しくてご馳走なんですが、これに冷めていてもカラッとした鶏唐が加わってもう堪りません!

新八代駅で迎えに来て頂いた館長と兄弟子に挨拶をして、沙国から駆け付けた門下生と共に久々の再開を喜び近況を語り合いながら稽古会場である鏡武道場に向かいます。
続々と集まる八代の兄弟子や弟弟子達とも挨拶をして再開の会話をしながら着替える内にいよいよ短期集中鍛錬兼合宿の始まりです。

まずは基礎から振り返るという事で構えと素振りから稽古です。
宗家と館長に一通り各人の構えを見て頂いた後に、円陣になり構えの理合について講習を受けました。そしてその場で即実践です。二人一組になって一人が構え、もう一人はその構えを上下左右に弾いて理合通りに構えられているか互いに確認しあいます。
理合通りに構えが出来ていれば剣先を弾かれても硬いバネの如く少ししか弾かれず即座に戻ってきます。力んだりして理合に適わない構えだと剣先は大きく弾かれ戻ってくることもありません。
単なる構えの時点から理合だけでここまで違ってくると。本当に古流の理合は奥が深すぎて感心しか出てきません・・・!

次に二人一組になって互いに素振り確認をしあいます。
これも木剣の上げ方、構え方、振り方にそれぞれ理合がありそれを確認しながら行います。
様々な手の内の使い方、身体の開き方、自然体の動き等々これまで意識した事の無かった点を教授頂き、その場で即実践しながら明日からの稽古で繰り返し鍛錬出来る様に要点を探って行きます。

素振りの次は甲段と斬りの再確認です。
皆で円陣になってお手本を見ながら構えと袈裟斬りの稽古をします。
これまでに以上に蹴らず跳ねず、けれど遠く斬れる様な身体の操作を習い忘れない様に即実践をして身体に刻み込みます。

その後は斬りと受けの確認です。
型の中にも斬りと受けの動作がありますが、こちらも二人一組になって交互に斬りと受けをしながら互いの動作を確認させて頂いたのですが、兄弟子と組ませて頂いたので胸を借りるつもりで遠慮なく稽古をさせて頂く事ができました。ありがとうございました!

最後は型稽古の一本目を稽古しました。
自分は打太刀として八代の弟弟子の仕太刀を受けさせて貰いました。
普段とは身長も間合いも違う方と型をするのは非常に勉強になります。
打太刀をしながら仕太刀の気になる部分を伝えてみたところ見る間に感じが変わって、こちらも色々と学ばせて頂きました。


合宿初日の稽古はこれで終了です。着替えて龍泉館に移動をした後は・・・BBQです!
稽古の後の冷たいビールと美味しいお肉はヤバイくらい美味くて身に染み込みます!
館長の友人の方も参加され差入れで頂いた骨付き子豚肉も柔らかくて最高でした!
普段お会いする機会の余りない韓濠や在沙の門下生とも交流して楽しく語らっていると、あっという間に時が過ぎてしまいました。


翌日の稽古は身体操作から始まりました。
まずは腕の関節を極められた状態から返す身体操作からです。
一見すると剣術には関係無い様に思われる身体操作ですが、筋力に頼らず興りを無くす動作が出来ていないと返せない操作なのです。
不慣れな事もあり最初は全く出来ずに戸惑いましたが、何度かやるうちに理解が進み、緩く極められた状態であれば返せる様になって来ました。
普段はしていない稽古ではありますが理合だけ判っても実際に操作をするには練習が必要な感もあり、今後は普段の稽古でも欠かさずやろうと反省しきりでありました。

次は厳島神社での演武に向けて分かれて稽古です。
まずは宗家に各人の型を見て頂き演武の可否と型を判断して頂きます。
自分は今回は兄弟子と組ませて頂く事になり最初に合わせをした後、宗家に見て頂き何とか許可を頂きました。
後はひたすら兄弟子と演武する型を繰り返し繰り返し稽古をさせて頂きました。
普段一緒に型をやった事の無かった兄弟子でしたの最初は微妙に合わない箇所もありましたが、そこはそれ、互いに何度か合わせるうちにぴったりと息が合う様になって来ました。
最初、微妙に合わなかった型稽古が重ねるうちにピッタリと合う様になる感じは、まるで言語を超えたコミュニケーションが成立したかの様な感動があります。これも古流の魅力なのだなと改めて気付かされるのでありました。

午後はタイ捨流としてお世話になっている雲弘流の井上先生とご子息が駆けつけて下さり、演武をご披露下さいました。
演武もですが井上先生のお言葉の中で身体の使い方について非常に感じ入るものがあり、大変良い学びをさせて頂きました。井上先生ありがとうございました。

そして合宿の最後は試斬です。
普段、試斬をする機会はなかなかありませんので喜び勇んで挑ませて頂きました。
真剣を扱うという事もあり緊張をしますが、普段通りを心掛けて臨みます。
決して斬ることが目的ではなく普段の身体操作がどれくらい熟練されて来ているかの確認ですので、巻き藁の前に立ち、一礼をして、軽く呼吸をして普段通りに甲段を構えます。
再び一呼吸をして、普段通りに袈裟斬りをします。
・・・何の抵抗も無く斬り終わりの姿勢に至り、巻き藁が切断されているのが目に入りました。
ふー、緊張した・・・。
未だ巻き藁の高さが残っているので続けて甲段に構え袈裟斬りをします。
・・・再び何の抵抗も無く斬り終わり短くなった巻き藁の切断面が目に入ります。
もう少し巻き藁の高さが残っているので続けて甲段に構え袈裟斬りをします。
・・・ズズッ、ここで初めて抵抗を感じ見てみると巻き藁の残り1~2cmを残して刀が止まっています。
巻き藁の高さが低くなった分だけ腰を落としていったのですが、この時は斬りの際に僅かに腰が浮いてしまった感がありました。些細な事だと思っていたのですが実際にはそうでは無かった様です。
成る程、試斬をする事でこの様に身体操作の至らぬ部分が判るのですね。
全員で交代しながら最終的に3度の試斬をさせて頂きましたが、最後は最初の反省も踏まえ腰というか腹を浮かせない様にしながら狙ったところをほぼ寸分違わず斬る事が出来ました。
この時は構えも斬りも斬り終わりにも力みもなく普段通りの斬りを全て出し切れた達成感もあり、試斬についてもとても良い体験になりました。


この度は合宿を通じて広島門下生一同とも大変良い経験をさせて頂き、宗家や館長を初め合宿の企画運営をして下さった兄弟子姉弟子を初め、参加された門下生の皆様ありがとうございました。
まずは8月の厳島神社での演武に向けて、そしてタイ捨流の伝承と発展に向けてその一助となれるよう稽古に励みたいと思いますので引き続きよろしくお願い致します。

広島稽古会 拝

2018年7月15日日曜日

2018年07月08日 自主稽古

2018年07月08日(日) 今週も心折れる事無く市内某スポーツセンターで自主稽古を行う事が出来ました。

人は生まれたその瞬間から死と隣合わせではありますが、自らがその隣に赴く日を知りません。
であればこそ黙々と日々稽古を重ねる事こそが自身を生きて活かす道なのかもしれません。

そんな今回のテーマは「力は入れるものではなく・・・動かすもの!」です。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


いつも通り歩行稽古から開始です。
木剣を正中に構え呼吸を歩行に合わせながら前進後退をします。
のですが正中に構えているだけだとどうにも力みを感じる気がして、今回は構えを変えながら前進後退をしてみました。
構えを変えることで何となく力を動かしている感じを感じないでもありません。


次は素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


素振りも今回のテーマに合わせて力を入れるのではなく動かしているという事を意識しながらやってみます。
こうして視点を変えてみると力を抜けているつもりで未だ未だ力みがある様です。
こりゃもっともっと鍛錬せにゃあいけんね・・・


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

甲段からの袈裟斬りも力を入れるのではなく動かすという視点で見直してみます。
こうして見るとどうしても意識して動くと力みが生じてしまう感じが拭えません。
型稽古の中で無意識に放つ斬りの方が力みも抵抗も無く力を動かせている様な感じがしますが、本当にその様な動きが良いのか今一つ判断がつきません・・・
そうか、それこそ短期集中鍛錬の時に宗家や館長に聞いてみれば良いのか!


ここで打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


まずは一定の拍子で打ち合い稽古をして慣らて来たら緩急をつけて打ち合ってみます。
それから今回のテーマに合わせて力加減をいつもより強くしてりして、力を入れるのではなく動かすという身体操作を探ってみます。
弟弟子S氏はかなり強い斬りを放てる様になっていますが何か違和感がありました。
今回のテーマで稽古していて何となく原因が掴めて来た様な気がします・・・
闘争心」それが原因で無意識に力が入っている様です。しかしながら力が入れば入るほど想定外の変化や動きに対して力を動かすのは難しいのではないかと思うのです。
何と言うかダンスでポーズを決める時には力を入れる事で動作を止めてはいないと思うのですが、感じる違和感それとの差異に近い感じでしょうか?
この辺りが今後の稽古のポイントになって来るのかもですね・・・。


いよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


今日も閉館時間まで余裕があるという事でじっくりと型稽古を行いました。
型稽古でも力を入れるのではなく動かす事を意識して稽古してみます。
寧ろ動きと攻防がある分だけに力を動かすという事がより感じられる様に思います。

最初は手探り故によく判りませんでしたが、型稽古を続けるうちに何となく動かすという事は「流れ」なのだなと感じられます。そしてそれは決して一定ではなく変化に応じて何とも言えない間を持つ流れ。身体の端々から木剣の切っ先に至るまでが一体となって生み出す、時に激流の様に刹那で時に大河の様に雄大な流れ。
そしてそれを生み出すのは足の踏み方から跳ねず飛ばず筋力に頼らずといった全ての理合が繋がり一体となった身体操作。
あぁ、それは結局タイ捨流の身体操作の理合として教えて頂いた言葉とまるっきり同じでは無いか!そうかそこに繋がって行くのか!と、今これを書きながら思い至ったのでありました…。
やっぱり古流は最高に面白いです!


唐突ですが次週は久々の短期集中鍛錬で八代遠征です!
広島での稽古はお休みですが八代でしっかりと鍛錬を受けて色々と吸収して帰って来たいと思います。
そして8月の厳島神社での演武に向けて広島門下生一同しっかりと頑張って参ります!



2018年7月8日日曜日

2018年07月01日 自主稽古

2018年07月01日(日)今日も今日とて定例稽古だけでは飽き足らず市内某スポーツセンターで自主稽古を実施です。

そして今月から夏時間で閉館時間が遅くなり稽古を多めに出来るという事で喜ばしい限りです。
これからの季節、日中の稽古は熱中症との闘いでもあり多少なりとも涼しくなる夕方から夜間に稽古が出来るのは幸いです。
過去に熱中症で緊急搬送された経験があり熱中症の危険を身を以って知りましたので、当稽古会では絶対に熱中症を出させないと誓っております。

そして今回のテーマは「半開・・・基本を今一度見直す」と相成りました。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


まずは歩行稽古と呼吸を今一度見直すという事で、今回は最初に木剣を構えず単純に歩行と呼吸をするところから始めてみました。
身体も解れてきたところでいつも通りに木剣を構えてしっかりと呼吸を意識しながら、軽く汗をかく位までじっくりと歩行稽古をします。

それにしても今日は暑い…!


次は素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


このところ定例稽古ではあまり時間を掛けて素振りが出来なかったので少し時間を掛けて稽古します。
最近の個人的なテーマであるスイッチもしっかり意識しながら素振りに励んでみました。

そしにしても今日は妙に暑すぎないか…?


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

甲段からの袈裟斬りもじっくりと稽古してみます。
最近あまり弟弟子達の甲段からの袈裟斬りの稽古を見る時間がなかったのですが、久々に見ているとちょっと気になります。
斬り自体は問題はないのですが斬り終わってからいわゆる正眼の構えに戻る動作が手先だけの動作に見えます。
手先足先の動作をしないという理合は構えの際も例外ではないという事で、徹頭徹尾、理合通りに動ける事を目指して稽古をしようと伝えます。「神は細部に宿る」とも言いますしね。


しかし今日は本当に暑くて汗が止まらん…!


ここで打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


ここから打ち合い稽古です。
最初はいつも通りに打ち合い稽古をして身体を慣らして来たところで、斬りをわざと早くしたり遅くしたりして緩急をつけての稽古をします。そして最後に受ける方が不意に斬り以外の動作を入れて虚を突く稽古もしてみます。
これは相手の動作に相対し相待ちする稽古でもありますが、先程の手足で動かない理合の稽古になっている部分もあります。
経験的に手先足先で木剣を使っていると予想外の展開があった時、相手の虚をついた動作や自分の意識に容易に釣られてしまい反応出来なくなってしまうのですが、「半開」を意識して木剣を使うことで(無論、相応の稽古は必要ですが)対応出来てしまう余地を感じます。

しかし今日はちょっと暑過ぎじゃろう…!
と、壁に掛かっている温度湿度計を見たところ …湿度90%以上!!
いやいやいやサウナじゃないんじゃけぇ…(汗汗


いよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


今日は閉館時間まで余裕があるという事で適度に休みつつじっくりと型稽古を行います。
型の中でも「半開」の動作は多く出てくるという事で、いつもよりも「半開」を意識しながら稽古をします。
また個人的にはスイッチも意識して動作をしていますが、ようやくそれっぽい斬りや動きが出来る様になって来たのではないかと感じます。

今日は本当にじっとーと湿度も含め暑かったけど、保冷バックに保冷剤そして氷結ベルトを持って来とって正解じゃったねぇ…!
首筋とかを冷やしながら最後まで稽古出来て良かったで。


今にして思うたらこれまでのスポーツ経験じゃあ割と漫然と身体を動かしとったんじゃけど、古流の理合を意識して動かしようったら一見じゃと同じに見える動作でも驚くほど体感や結果が違うんよね。
その違いが楽しゅうて面白ろう感じるけぇ、型稽古ひいてはタイ捨流が楽しくてしょうがないんじゃのういうて今更ながら自分でも思うんよねぇ!
いや本当に古流は奥深く興味深くて面白いし楽しいで!

2018年06月28日 定例稽古

2018年06月28日(木) 広島県立体育館武道場にて定例稽古を実施。

ここ最近ちょっと多忙で今回も定例稽古にはかなり遅れての参加となってしまいました。
時間が短いので集中して稽古です。
そんな今回のテーマは「流れ」と相成りました。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


遅れて参加したので単独で歩行稽古です。
最初に軽く呼吸を整えてから集中して稽古する為に呼吸を瞑想などで用いられる呼吸法、鼻で吸い、息を止め、長く細く吐くに切り替えてみます。


次は素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


こちらも単独でしたので肩慣らし程度と思ったのですが、どうにも背中の辺りがしっくり来ず納得が行くまでちょっと多めに振りました。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

こちらも単独でしたので前回に引き続きスイッチを意識しながら往復します。
途中で気を抜くと全体がバラバラになる感じがして一体感を感じられるまで色々と変えながら試してみます。


ここから打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


ここからは弟弟子達と合流です。

この稽古もお互いにこの動きにも慣れ、タイミング良く途切れる事無く延々と続けられる様になって来ました。
ただ横から見ていると動き全体では手や足の動きが若干バラバラにも感じられます。
どうも個々の部位の動きを気にするとそうなる様なので、次の段階として全体がひとつの流れになる様な動作を意識して見ようという事で稽古をしました。

これは木剣よりも棒、棒よりも薙刀と長いものを持った方が判りやすいのかもしれないとも思うのですが、今のところは長物は無いので先々の話ですね・・・。

そして型の動きも流れを考えるとまた違ってくるよね、という事で実践してみます。
例えば5本目の木剣を弾く動作など「流れを抜き出すとこういう流れだよね?」という動きを確認します。
それから実際に流れを意識しながらやってみて貰ったところ、この動きが苦手気味だった弟弟子F氏の動きが見違える程に変わって来ました。遂にやりましたね!


そしていよいよ大太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型(打太刀)
・作法から始め大太刀の型(仕太刀)


いよいよ型稽古ですが時間の都合で各自一回きりでの集中した稽古です。

動作という点では互いに概ね出来ているのではないかと思います。
ただ、弟弟子S氏とも会話をして弟弟子F氏の動きは入門歴を考えても申し分ないが、タイ捨流独特の力強さが感じられないという話になりました。
この理由は明確で、いよいよ弟弟子F氏も肉体改造を意識して稽古する段階に来たねぇと言ったところで本日の稽古は終了と相成りました。




2018年7月1日日曜日

2018年06月24日 自主稽古

2018年06月24日(日) 先週は大自然の中でしたが今週は再び市内某スポーツセンターの剣道場にて自主稽古を実施しました。

今回は弟弟子F氏がお休みとの事でS氏と二人での稽古でしたが、二人きりなだけに密な稽古となりました。
そんな今回のテーマは「自由に・・・、もっと自由に!」です。。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


まずはいつも通りに歩行稽古から開始です。
今回はS氏とふたりという事もあり、いつもよりも難易度を上げて呼吸回数の上限を増やしたり、呼吸の仕方を変えたりして稽古をしてみました。



次は素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


素振りもいつもよりも厳しくチェックしながら稽古をします。
細かい木剣の位置や斬り等々を互いにチェックして修正します。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

甲段からの袈裟斬りもいつもより厳しめにチェックです。
今回はスイッチも意識して操作している身体の部位を注意しながら稽古をしてみました。
弟弟子S氏は右半開が浅くなりがちな癖があり、普段はあまり言わないのですが今日は要チェックです。


ここで打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


まずはいつも通りに打ち合いの稽古を行います。
いつも通りとは言えOODAを意識して一定の拍子だけにならない様に緩急を入れて、相手の動きに合わせて自由に動ける事を目指して稽古をしてみます。
更に打ち合いの動きは無い動きを不意に入れて反応出来るかの稽古も織り交ぜてみました。
弟弟子S氏はどうしても斬りの意識が先行して、気が付いてもそのまま斬りの動作をしてしまう様です。もっともっと自身の意識というか意図からも自由になる必要があるかもしれません。


いよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


そしていよいよ型稽古です。
今回はふたりきりで時間もたっぷりあるという事でいつもの倍くらい型稽古をやりました。
最初は木剣で、途中からは袋竹刀で納得が行くまで型を稽古しましたが、いやぁ、楽しかったですね!


前回の稽古で復活して即折れてしまった袋竹刀ですが再び修復が完了しました!
まずは竹の入手から見直す必要があるという事であれこれ調べ、光南5丁目の「山本竹材株式会社」さんにお邪魔して在庫の竹の中から好きな竹を吟味して購入をさせて頂きました。
いやぁ、ホームセンターで購入した竹とは厚さが違います・・・!


竹材を専門に扱うとってんところは全国でも余り多くない様なんじゃけど、広島は牡蠣養殖に使う牡蠣筏で竹の需要があるけぇいう事で、地元ながら知らんかったんじゃけど納得ですわ。
流石に武道具で利用したいというて来た人はあんましおらんとの事じゃったけど、大変助かりました!ありがとうございました!


2018年6月23日土曜日

2018年06月16日 自主稽古

2018年06月16日(土) 今週はいつもと趣向を変え某山中で屋外での自主稽古を実施しました。

梅雨入りの最中に狙ったかの様に快晴に恵まれ、熱気の篭る市街地を離れ新緑の木陰に涼しさを感じさせる山中は自然な風が心地良く最高の稽古になりました。

そんな訳で今回のテーマは必然と「大自然を堪能する!」です。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


普段の板張りの道場とは異なり草が生え土塊が転がる野原が今日の道場です。
総員、地下足袋を装着して大自然の道場に挑みます。
しかも何かの野生生物がその野生っぷりを発揮した後らしく、想像以上に凹凸に荒れた野原は板張りの様に歩くと間違いなく凹凸に躓いたりバランスを崩したりするであろう酷い荒れっぷりです。

そんな訳で準備運動である歩行稽古からして大自然の洗礼を受けますが、ご安心下さい。
タイ捨流は戦国の世に戦の場から成り立った流派ですので、歩き方にも荒れた原野を想定した理合が伝わっており、その理合をしっかりと実践するならば凹凸の地面も普段の如く歩めるのです。

今回、初めて屋外での稽古に臨んだ弟弟子F氏も理合を使うことでそれほど苦もなく歩めている様です。本当は少し不安だったのですが要らぬ心配でありました。
理合を実践すればするほど楽に歩け、より酷く荒れた地面でも歩けてしまう事を実感しながら大自然の中での歩行稽古を堪能しました。


次に甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

袈裟斬りも歩を進めながらの動作となるので、先程の歩行稽古と同じく歩き方の理合を意識して行います。
凹凸の地面が行く手を阻まんとしますが、理合がキチンと出来ていれば少々の段差があっても甲段を取り、袈裟を斬る事が出来ます。
普段通りに何も意識せずに歩くとこうは行かないのは間違いないと思いますが、本当に古流の理合は奥深いです!


そして素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


正直なところ素振りに関しては歩まないので稽古としてはいつもと大差ありません。
しかしながら大自然の優しい日差しと涼やかな風の中での素振りは、自然と無心になれる様なとても心地良いものでありました。


話の流れからここで身体操作。
・受け手が姿勢を保ち、攻め手が相手を押す身体操作
・一方が相手の腕を掴み、もう一方が相手を押す身体操作


素振りの稽古をしている際に姿勢についての質問があり、それに答える形で身体操作を行いました。

最初は受け手は脱力をして姿勢をワザと少し傾けた状態で立ち、攻め手は前後左右の好きな方向から好きな様に受け手を押します。
そうすると受け手は容易にバランスを崩し押し倒されそうになってしまいます。

次に受け手は自然体と言いますか脱力して姿勢を保つ事を意識して、攻め手は同様に好きな方向から好きな様に受け手を押します。不思議な事に受け手は崩れ難くなります。

そこから更に攻め手はかなり強めに押し込む様にして貰いますが・・・、色々あって逆に攻め手の方がバランスを崩してしまう事になってしまうのです。

実は八代での短期集中鍛錬の際に習った身体操作を少しだけ変えた応用版なのですが、弟弟子もそれを思い出して納得をして貰えた様で幸いでした。

そして以前よくやっていた一方が相手の腕を掴み、もう一方が相手を押す身体操作を少し応用して行います。動作は同じなのですが部位を意識して行いました。


ここで打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


打ち合いの稽古も足を使いますので大自然の道場ではいつもと勝手が異なります。
当然ながら打ち合いますので手元や足元が狂うと危うさが増しますが、歩き方の理合と先程の姿勢を保つ事で足元の凹凸の影響も受ける事無く上体の揺らぎも無しにいつも通りの打ち合いを出来ること互いに実感しながら稽古を行いました。


最後に大太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)


いよいよ型稽古です。
凹凸の地面も何のその、ここまでの稽古での足使いと身体操作で全員大きな苦もなく型の稽古を進めて行きます。少しくらいは路面に足を取られる事もありますが理合が出来ていれば直ぐにリカバリーして何事も無かったの様に型を続けられます。
そうやって大自然の中で身体を動かしていると楽しくなってきます・・・!

最後に自分の仕太刀の際に「どうせなら思いっきり荒れてるところでやってみてください(笑」という事で、特に凹凸の激しい箇所を選んで型の稽古をしてみました。

・・・流石に足使いと姿勢の理合を意識していても足元が悪すぎていつも様には行かないものがあり自然と身体の使い方を工夫する様になります。
それは打太刀をしてくれていた弟弟子S氏も同様だった様で両者とも誰に言われる訳でも無く、いつも以上に脱力をして気持ち飛び跳ねる様な身体操作になっていました。
 すると型の動作の滑らかさが別次元に感じられ、二人してこれが理合の要求する脱力のあり方なのかもしれない!?と大興奮をしながら、常にこれくらい脱力をして型稽古が出来れば稽古の質が一段も二弾も向上するかもしれないと言いつつ本日の稽古を終えるのでありました。


大自然の中で気持ち良い陽光に照らされ、涼しい風に吹かれ、鳥の鳴き声や木々のざわめきを耳にしながらの稽古は本当に気持ちが良く楽しい稽古になって最高じゃったんよ!
夏になると流石に暑いし虫は来るしで厳しくなるんじゃけど、また季節を選んで絶対に屋外での稽古をやろ言うて心に誓うたんよねぇ。早くも次の屋外稽古が楽しみじゃわ!




2018年6月20日水曜日

2018年06月14日 定例稽古

2018年06月14日(木) 広島県立体育館武道場にて定例稽古を実施。

今月は定例稽古が毎週の様に出来て嬉しい限りです。
なのですが、今回は所用が重なってかなり遅れての参加となり時間勝負の駆け足での定例稽古となってしまいました。

そんな今回のテーマは「点から線へ」と相成りました。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


ゆっくり出来るに越したことは無いのですが歩きながらも駆け足で…。


次は素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


素振りも時間が惜しく肩慣らし程度での駆け足で…。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

甲段からの袈裟斬りも駆け足で… とも思ったのですが、先の自主稽古の際にダンサーの方とした身体の使い方の会話から気になった事があり、八代での短期集中鍛錬の際に館長からアドバイス頂いた内容を捉え直して身体の部位の違いを意識しながらの実践をしてみました。
それだけでは大きな差異は感じられなかったのですが、元より鍛錬が足りないと差異もないと推測されたのでしばらく鍛錬を継続して経過を見たいと思うのであります。


ここから打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


ここからは先に稽古を始めていた弟弟子たちと合流しての稽古開始です。

この時に弟弟子たちの打ち合い稽古の様子を見ていて気付いた事がありまして、至極当たり前なのですが木剣を振り上げているから振り下ろせるし、右半開(或いは左半開)を取っているから左半開(或いは右半開)を取れるという事であります。
ところが木剣を振り上げている時に更に振り上げようとしたり、右半開(或いは左半開)を取っている時に更に右(或いは左)に半開しようとすると捩れや歪みを生じ不自然にならざるを得ないかと思います。

普段はそうでなくとも焦ったり冷静さを欠いてくると…?

ひとつひとつの動作を単体の点として見ると出来ていても、ある動作から次の動作へと点と点が連続して線となり流れとなる時に、点と点の動作に終始して線が分断され流れとなれないのであればこれは残念無念であります。

そこで今回のテーマ「点から線へ」という事で「ある動作を行う際に次の動作に繋がる様に動くとどうなるか?」を考えながら稽古をやってみる事になりました。

しかしこのテーマよくよく考えると深くもあり危うくもあり、直ぐに答えの出るような簡単なテーマでは無かった気が…(汗


そしていよいよ大太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型(打太刀)
・作法から始め大太刀の型(仕太刀)


待望の型稽古でしたが時間がなく各自一度づつでの稽古となりました。

人の振り見て我が振り直せ」とも言いますが、弟弟子たちの型稽古を見て己が出来ているか身につまされながら最後に自分が仕太刀をして動作の基本が出来ているかは勿論のこと、動作が点に終わらず次に繋がる線になるには如何すべきか考えつつ挑んでみました。
が、正直どこまで出来ていたものか… 引き続き鍛錬あるのみですね。


そういやぁ今まで型をしようってからあんまし深う動作から次の動作への流れを悩んだり考えた事いうのが無いんよねぇ。
よう考えたら型は流祖を始め先達が経験の末に考え抜いて残して下さったものじゃけぇ、理合は勿論のこと単体の動作だけじゃのうて動作と動作が繋がる様に組んであるもんなんよねぇ。
ほいじゃけぇ、わしらが深う考えんでも違和感を感じずに動作が繋がる様に出来とるんじゃ言うて今更ながら気付いたんじゃけど、それを不思議な縁でこうして稽古をさせて貰えるいうのも本当にありがたい事じゃねぇ!



2018年6月16日土曜日

2018年06月10日 自主稽古

2018年06月10日(日) 今週も定例稽古だけでは物足りず市内某スポーツセンターで自主稽古を実施しました。

諸君!私は渇望している・・・型稽古をッ!圧倒的な型稽古をッ!という程でもないのですが、やはり型稽古をしないとしっくり来ないのは確かだったり・・・いやぁ、型稽古が理合いを一番感じられる気がするんよ!

今回のテーマはさすがに力尽きました・・・「足使い・・・、そう!タコじゃタコ!たこ焼きじゃないでタコ飯じゃけぇね!」とさせて頂きました。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


そうでもない筈なのですが久々に皆で並んで歩行稽古をしている様な気がします。
足使いがテーマという事でおざなりな歩みにならない様に意識して歩みを進めます。


次は素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


久々に皆で並んでの素振りです。
素振りでは足を使わないかといえば決してそうでは無く、歩みこそしないものの足自体は使っていると考えて見たり、色々と浮かんでは消えつつ到達点を求めながら一心に振り続けるのでありました。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

素振りから一転で甲段からの袈裟斬りでは斬りの度に歩みがあります。つまり自身の足使いを振り返るには判り易くはあります。
様々な戦局を想定すれば自ずから理合が要求する在るべき足使いも定まって来る筈で、己のエゴやおざなりさでそれを損なわずに理合の求める足使いに近付くべく斬りと歩みを進めます。


今回も趣向を変えて身体操作。
・模擬刀を使って抜刀動作での身体操作
・タイ捨流の身体操作を使ってのナイフでの模擬攻防


前回の身体操作が新鮮でそこそこ受けも良かったので今週も身体操作を行ってみました。
今回は模擬刀での抜刀動作をする際に筋力に頼った場合と理合を元に身体操作をした場合の比較。
ナイフ攻防の際は前回のタイ捨の拍子で相手に対応した後に理合を元に身体操作をするとどうなるかの体感で、どちらも同じ理合を行う内容で実施してみました。

まずは納刀状態で抜刀する腕を力づくで抑えられている状態から、筋力での抜刀と身体操作での抜刀を行います。
おおよそ想像頂けるかと思いますが筋力に筋力で対抗するのはかなり厳しいです。相手の体制は既に整っており、こちらは筋力を出し難い体制と状況からですので尚更なのです。
ですが、身体操作を用いると相手の筋力が無いものかの如くにあっさりと抜刀出来てしまったりします。
もうほとんど毎回の様に書いていますが本当に古流の理合は奥深いです…!

弟弟子達も普段の型や打ち合い稽古で何気なく行っている身体操作が、場面や状況の想定を変えて行うとこの様な結果に繋がるのかと驚きと興味を持って貰えた様で何よりでありました。


ここで打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


さきほど体感した身体操作の感覚を忘れないうちに打ち合い稽古を行います。
弟弟子同士の打ち合い稽古を見ていると身体操作の方はいい感じなのですが、徐々に位置が移動していっているのが気になります。
見ていると斬りの歩幅と受け流しの歩幅が違う上で、足使いが中途半端な為にその差分を足使いで吸収しきれていないのが原因の様なのでアドバイスをしてみます。


いよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


いよいよ待ちに待った型の稽古という事で、ここまでの足使いと身体操作を意識しながら型の稽古をしてみます。
やっぱり100%納得の行く動きはなかなか出来んよねぇ・・・。
それでも足使いと身体操作については多少は改善されてその部分についてすこしはマシな動きが出来る様になったのではないかと思いつつ、もっともっと型稽古に励もうと思いながら閉館時間も近付き本日の稽古を終えるのでありました。


新陰流の方のご指導をもとに遂に袋竹刀の修復が完了しました!
折れた袋竹刀をバラして元の竹の長さに揃えて買うてきた竹を切断して、節を削って、八つに割って、面取りをして、革を被せて巻き直して修復完了です!


そうそう、革を巻きなおす前に忘れずに革の手入れ用クリームをしっかりと塗っておきます。
袋竹刀にこのクリームを使う人はあまりいないかもしれませんが、このクリームは革製品全般に使えるらしく使ってみると確かに革が喜んでいる感じがして我が家の革製品はほぼ全てこのクリームで手入れをしています。



あとは交換した竹がどれくらい持つかじゃねぇ・・・

と、言いつつ実はこの日の稽古で既にもう折れてしまいました(泣
こりゃぁ竹の入手と吟味から練り直さんといけんねぇ。
まぁでも袋竹刀の革さえ大事にすれば竹は自力でいくらでも交換して復旧させる事が出来るのが判ったけぇ、それだけでも大収穫じゃったね!(S様ありがとうございました!)



2018年6月14日木曜日

2018年06月07日 定例稽古

2018年06月07日(木) 広島県立体育館武道場にて定例稽古を実施。

久々の定例稽古となってしまいました。更にタイミングが悪く弟弟子S氏は残業との事で欠席となり、弟弟子F氏と二人での定例稽古となりました。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


いつもの様に一歩また一歩毎に息を吐き息を吸い心身を整え、稽古に切り替わって行きます。


次は素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


素振りも一振りまた一振り毎に集中して行くが如く木剣を振ります。
考えて見ると人が生きていく為に無意識に呼吸する様に、剣術に於いては無意識に剣を振る事が、ある種の到達点かもしれないなぁ等と取り留めのない考えが浮かんでは消えるのでありました。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

こちらも一振りまた一振りと中々満点の斬りは出来ないなぁと思いつつ、それを乗り越えるのは稽古しか無いと黙々と斬りを繰り返すのでありました。

と、弟弟子F氏の斬りがちょっと崩れている様な感じを受けてアドバイスをしてみたりします。
真っ直ぐの斬りは問題ないのですが、袈裟斬りになるとどうにも違和感が拭えません。
袈裟斬りなので垂直の動きと水平の動き両方が要求される訳ですが、そこが上手く一致していない様な・・・?

自分でも何度か袈裟斬りをして見る内に違和感の正体に勘付くと同時に「ひょっとしてこれこそが斬りに込められた理合か!?」と閃きが走ります。
早速、F氏にも協力をして貰い何本か変化を付けながら斬り込みを試してみて「なるほど・・・!だから八相ではなく甲段なのか!」と得心が行くものがありました。
これは”次回の短期集中鍛錬の際に宗家や館長に確認しなくてはメモ”に追記です!


ここから打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


まずはいつも通りに打ち合いをした後に先程の閃いた内容を少しだけ打ち合いでも試して見ます。
そしてF氏の斬りの違和感に対してその内容をアドバイスしてみたところ多少は違いがある様です。
ただF氏が自身でも気付いていない苦手な動作の様で、これはF氏自身が言葉ではなく体感として気付いて意識してその体感を再現しないと難しいのかもしれません。
この体感に限っては他人がどうこう出来るものではなく稽古の積み重ねの中で自身で掴み取るしかないもので歯痒くもありますが、逆にそれを掴み取る事こそが稽古の中の喜びでもあるのかもしれませんね。


そしていよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型(打太刀)

そのひたむきさで着実にタイ捨流を習得をしておられるF氏ですが、そうは言っても未だ未だ大太刀の型の仕太刀の最初の方だけですので自分はひたすら打太刀を勤めます。
まずは型を稽古して良い点や気になる点を伝え再び型を稽古して何度も繰り返しながら稽古を進めて行きますが、やはりF氏に取っては大きなハードルなのか”ある動作”が苦手みたいです。

そこでその動作を重点的に稽古してみたのですが人生には色々あります。楽に乗り越えられるハードルばかりでも無いよね・・・。
しかし残念ながら今後の乗り越え甲斐のある課題が出てきたねぇという所で時間切れとなってしまいました。次回の稽古からまた一緒に挑戦していきましょう!


稽古をした後はお腹が空くよねぇ言うて、とあるスペシャルゲストと共に軽く一杯という流れで十日市の美味しい居酒屋さんで楽しい一時を過ごしたんよ。
スペシャルゲストの方とも色々の話をさせて貰ろうたんじゃけど、本当に古流いうのは奥深くて面白いもんじゃねぇ言うて改めて思わされました!
T様ありがとうございました!またよろしくお願い致します!



2018年6月9日土曜日

2018年06月03日 自主稽古

2018年06月03日(日) 水無月最初の稽古は市内某スポーツセンターでの自主稽古となりました。

ここのところの夏を思わせる様な陽気と気温で暑くて汗も止まらない感じですが、水分とミネラルを十分に補給して熱射病対策をしつつ暑さに負けない様に頑張って行きたいと思います。

今回のテーマは当然ながら!?食べ物シリーズと言う事で「もみじ豚のやわらか豚角煮!・・・柔らかく身体を使う」にさせて頂きました。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


もはや日常から稽古に徐々に切り替えていくある種の儀式かもしれません。
前回までは丹田と正中を使いそれらを一致させる流れで来ましたが、今回はさらにその上で身体を柔らかく使いたいと思います。そう、まるで箸で触れるだけでスッと崩れる「もみじ豚の豚角煮」の様に…!
一歩また一歩と歩みながら呼吸も使い身体の力を抜いて柔らかく柔らかく使うことを意識します。


次は素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


こちらも丹田と正中を使い、それらを一致させ、且つ、力で振らない様に身体を柔らかく使うことを意識しながら素振りをします。
ひょっとすると自転車に乗り始めの練習の様に、筋力で振ることしか知らない身体に力を使わずとも木剣が振れる事を覚えさせる為の儀式なのかもしれません。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

丹田と正中を使いそれらを一致させた動きをすると斬りが変わるのを感じられますが、そこにだけ注視してしまうと早さや力に頼った「」の動きになってしまいがちです。
ですが、そこで筋力に頼らず柔らかく身体を使う「」の動きに依ってもう一段と斬りが変わるのです。
偶に演武等で拝見をさせて頂く空手の流派でも最初は剛の動きの様ですが、熟練の方々のそれは柔の動きに感じられます。
という訳でもみじ豚の豚角煮の如く柔らかく柔らかく身体を使っての袈裟斬りを一本一本毎に意識しながら稽古をします。

この「」の動きで斬りが変わる結果とその理由については自分なりに古典物理学で解釈し得心しているのですが、物理学の無かった戦国時代以前にそこに至り理合に含めていた古流には改めて驚かされます…!


いつもと趣向を変えてナイフを使った身体操作。
・一方がナイフ、もう一方が無手で攻防
・柔わらかい動きやタイ捨流の拍子を使ってナイフでの模擬攻防


マンネリ感の打破という訳でもないのですが、今回のテーマ「柔らかく身体を使う」についてより深く経験して考えてみる為にも独自の稽古を少しだけ試してみる事にしました。
ナイフと言ってもトレーニングナイフで刃もなく切れる事はない代物ですが、これを使ってまずは一方がナイフもう一方が無手で攻防をしてみます。

やってみると難しくて、無手の方がナイフの攻めを避ける為に不用意に手を出すと軌道変更したナイフに手を斬られてしまいます。かと言って無手の方が逃げてばかりだと追い詰められて逃げ場が無くなりナイフに斬られるか刺されるかしてしまいます。
そうすると予想通りと言うか徐々に力が入り筋力に頼った剛の動きになっていきがちです。

互いに交代をしながら一通り攻防を体験した後で、次にタイ捨流の大太刀の型の中に含まれる拍子(動き方)をナイフの攻防に応用するとこうなるのではないかという模擬攻防を行ってみます。
この模擬攻防はナイフが攻め手、無手が受け手で、打ち合い稽古に近い攻防の末に無手がナイフを無力化する動きになるのですが、無手は柔らかく身体を使わないとほぼ上手くいきません。
こちらも互いに交代をしながら一通り模擬攻防を体験して、柔らかく身体を使うことや型の中に含まれる拍子(動き方)について理解が深まったのではないかと思います。


ここで打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


先程のナイフを使った身体操作の感覚を忘れないうちに打ち合い稽古を行います。
受け流す方も斬りの方も丹田と正中を一致させ更に柔らかく身体を使いつつ打ち合いの稽古とします。
そして今回は徐々に速度を上げて早く打ち合っても雑な動きにならない様にも稽古をします。
不思議と速度を上げれば上げるほど筋力に頼っていると段々追いつけなくなって雑な動きになってしまうのですが、柔らかく身体を使いタイ捨流の拍子をしっかり意識すれば速くなってもある程度動けてしまうのです。


いよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


という訳で型の稽古でも丹田と正中の一致と柔らかい身体の使い方を意識しながら稽古をします。
理合、拍子、間合い、タイミング、目付け、足使い、身体操作・・・
なんだかんだ言いながらやっぱり型の稽古が一番タイ捨流が身に付く稽古ではないかと感じます。
もっともっと型の稽古を出来たら良いな・・・!


新陰流の方で袋竹刀を自作しとる方に教えて貰うて(S様ありがとうございました!)取り合えずホームセンターで直径30mm程の竹を買うて来たんよ。
レジで会計の時に竹は貸し出し工具の利用禁止じゃ言われて長いまま持って帰る事になって焦ったんじゃけど車を出して貰うた弟弟子S氏の車がワゴン車で良かった・・・(S氏ありがとう!)

暇を見て折れた袋竹刀の竹交換(長さをそろえて切断して、節を削って、八つに割って、面取りをして、革を被せて巻き直す)を自分でしちゃろう思います。
これが自分で出来たら袋竹刀の消耗問題は解消じゃねぇ・・・竹二本買うても千円でおつりがくるけぇね!



2018年6月3日日曜日

2018年05月27日 自主稽古

2018年05月27日(日) 今週も定例稽古が出来なっかたので代替で市内某スポーツセンターで自主稽古になりました。
が、S氏は所要で参加が出来ず、F氏は遅れての参加となったので、半分は独り稽古となってしまいました・・・
つくづく稽古相手がある事は何ともありがたい事だと改めて感謝する次第であります。

そんな事もあり今回は久々にテーマ「なし」とも思ったのですが・・・「汝自身を知れ!」という事で稽古相手を自身として見つめ直す機会となりました。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


いつも通りですが、いつもは弟弟子を見つめる目を汝自身に向けて細かく確認です。
ぶれていないか?正中線は立っているか?腰の高さは?目付けは?呼吸は?等々・・・
弟弟子達のお手本としてダメ出しにならないかちょっと厳しめに自身を観察しての稽古でした。


次は素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


いつも通りですが、汝自身を見つめてみます。
手の使い方は?手足で動いていないか?正中線は立っているか?目付けは?呼吸は?等々・・・
突き詰めると限りが無いかもしれませんが独りの時くらいは丁度良いのかもしれませんね。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

こちらもいつも通りですが、汝自身を厳しめに確認します。
丹田は使えているか?正中線は立っているか?足使いは?腰の高さは?全体の姿勢は?目付けは?呼吸は?等々・・・
出来ているつもりでいても未だ未だ甘い事を知らしめられます(涙


ここで大太刀の型の及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)


通常はここで打ち合いの稽古なのですが相手のいない今日は出来ないので、大太刀及び小太刀の型を稽古します。
相手がいない独り稽古である分、型の進行よりもひとつひとつの動作の正確さや丁寧さに重点を置いて汝自身の型の出来を見つめてみます。

手足で動いていないか?丹田は使えているか?正中線は立っているか?足使いは?腰の高さは?全体の姿勢は?目付けは?呼吸は?

本当は100回やれば100回、自身でも納得の行く動きが出来なければ嘘なのでしょうが、いやぁ道は遥かに遠いですね・・・精進あるのみです。


ここから打ち合いの稽古。
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


ここからは遅れていたF氏と合流しての稽古です。
最初は肩慣らしも兼ねて一定の拍子で丁寧な動作を心掛けて稽古します。
焦りのあまり姿勢が崩れていないか?手足での動きになっていないか?丹田は使えているか?足使いはどうか?目付けはどうか?等々。

そして前回までの復習を兼ねて徐々に拍子を不規則に相手に「」して「」をしながら受け流し或いは斬りが出来ているかの確認もしながら稽古を行いました。


最後に大太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型(打太刀)

最後にF氏の大太刀の型を稽古します。
入門して間もないにも拘わらず概ね出来ているのではないかと感じますが、一部の動作については日常に行う事はほぼ無い様な動きであることも合わせてちょっと難しい様です。
苦手を克服するには稽古しかないという事でその動作を重点的に時間ギリギリまで稽古をしてみました。


弟弟子F氏も動ける様になってきたし、そろそろ屋外での稽古も経験して貰っておいた方が良いじゃろうねぇ・・・
よし。梅雨が来る前に地下足袋を用意してもらって何処かの山ででも稽古をしちゃろうで!



2018年5月27日日曜日

2018年05月20日 自主稽古

2018年05月20日(日) 今週も市内某スポーツセンターで自主稽古です。
実は今週の木曜日は久々に広島県立体育館の利用が出来たのですが、そんなタイミングに限って出張とバッティングして参加出来ず・・・。

今回のテーマも食べ物シリーズと言う事で「揚げもみじ!・・・丹田と正中」としました。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


いつも通りですね。
しかしながら今回のテーマは丹田と正中という事でどちらか一方だけではなく、どちらも意識して歩行します。コラボレーションです。相乗効果です。まさに揚げもみじです。


次は素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


こちらもいつも通りです。でも、丹田と正中とどちらも意識して行います。
コラボレーションです。相乗効果です。
と、・・・あれ?何となくいつもと違う感じがありますね。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

こちらもいつも通りの筈です。
でも、丹田と正中とどちらも意識して一本一本を注視しながら稽古します。
…ここまで来るといつもと違うのが明らかに感じられます。
コラボレーションです。相乗効果です。
そしてそれに合わせて足使いも変えないと自然な動作に収まらなくなって来ます。


ここで打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


ここで相手のある打ち合いの稽古をすると、いよいよ違いが顕になります。
丹田と正中が上手く合致すると斬りがいつもよりも鋭く重くなった様に感じられます。
そう!コラボレーションです。相乗効果です。

そしてその相乗効果の加算があってなお身勢を保つにはどこかで吸収しなければなりません。
ここに短期集中鍛錬の際に宗家や館長からご指導を頂いた足使いが生きてくるのです。
いやもう「ここでこう繋がってくるのか!?」と本当に古流の理合は奥深くて感動します!

弟弟子F氏も型稽古の際に気になっていた斬りや足使いについて、合点が行って貰えたのではないかと思います。


いよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)

無論、型の稽古でも丹田と正中と両方を意識して稽古をします。
いつもより気持ち斬りが鋭くなった点もですが、足使いが変わることで型稽古も一段良くなったのではないでしょうか?


先週は袋竹刀が折れてしもうたんじゃけど、ここ最近は木剣の小太刀に割れが入ったり大太刀も打ち合う箇所がささくれて来たりで、稽古の甲斐あって斬りの質が上がっとるいう事じゃったらええんじゃけどけど、このペースで木剣や袋竹刀も消耗しよったらえらい事になるけぇ何か考えにゃあいけんねぇ・・・