2018年6月23日土曜日

2018年06月16日 自主稽古

2018年06月16日(土) 今週はいつもと趣向を変え某山中で屋外での自主稽古を実施しました。

梅雨入りの最中に狙ったかの様に快晴に恵まれ、熱気の篭る市街地を離れ新緑の木陰に涼しさを感じさせる山中は自然な風が心地良く最高の稽古になりました。

そんな訳で今回のテーマは必然と「大自然を堪能する!」です。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


普段の板張りの道場とは異なり草が生え土塊が転がる野原が今日の道場です。
総員、地下足袋を装着して大自然の道場に挑みます。
しかも何かの野生生物がその野生っぷりを発揮した後らしく、想像以上に凹凸に荒れた野原は板張りの様に歩くと間違いなく凹凸に躓いたりバランスを崩したりするであろう酷い荒れっぷりです。

そんな訳で準備運動である歩行稽古からして大自然の洗礼を受けますが、ご安心下さい。
タイ捨流は戦国の世に戦の場から成り立った流派ですので、歩き方にも荒れた原野を想定した理合が伝わっており、その理合をしっかりと実践するならば凹凸の地面も普段の如く歩めるのです。

今回、初めて屋外での稽古に臨んだ弟弟子F氏も理合を使うことでそれほど苦もなく歩めている様です。本当は少し不安だったのですが要らぬ心配でありました。
理合を実践すればするほど楽に歩け、より酷く荒れた地面でも歩けてしまう事を実感しながら大自然の中での歩行稽古を堪能しました。


次に甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

袈裟斬りも歩を進めながらの動作となるので、先程の歩行稽古と同じく歩き方の理合を意識して行います。
凹凸の地面が行く手を阻まんとしますが、理合がキチンと出来ていれば少々の段差があっても甲段を取り、袈裟を斬る事が出来ます。
普段通りに何も意識せずに歩くとこうは行かないのは間違いないと思いますが、本当に古流の理合は奥深いです!


そして素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


正直なところ素振りに関しては歩まないので稽古としてはいつもと大差ありません。
しかしながら大自然の優しい日差しと涼やかな風の中での素振りは、自然と無心になれる様なとても心地良いものでありました。


話の流れからここで身体操作。
・受け手が姿勢を保ち、攻め手が相手を押す身体操作
・一方が相手の腕を掴み、もう一方が相手を押す身体操作


素振りの稽古をしている際に姿勢についての質問があり、それに答える形で身体操作を行いました。

最初は受け手は脱力をして姿勢をワザと少し傾けた状態で立ち、攻め手は前後左右の好きな方向から好きな様に受け手を押します。
そうすると受け手は容易にバランスを崩し押し倒されそうになってしまいます。

次に受け手は自然体と言いますか脱力して姿勢を保つ事を意識して、攻め手は同様に好きな方向から好きな様に受け手を押します。不思議な事に受け手は崩れ難くなります。

そこから更に攻め手はかなり強めに押し込む様にして貰いますが・・・、色々あって逆に攻め手の方がバランスを崩してしまう事になってしまうのです。

実は八代での短期集中鍛錬の際に習った身体操作を少しだけ変えた応用版なのですが、弟弟子もそれを思い出して納得をして貰えた様で幸いでした。

そして以前よくやっていた一方が相手の腕を掴み、もう一方が相手を押す身体操作を少し応用して行います。動作は同じなのですが部位を意識して行いました。


ここで打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


打ち合いの稽古も足を使いますので大自然の道場ではいつもと勝手が異なります。
当然ながら打ち合いますので手元や足元が狂うと危うさが増しますが、歩き方の理合と先程の姿勢を保つ事で足元の凹凸の影響も受ける事無く上体の揺らぎも無しにいつも通りの打ち合いを出来ること互いに実感しながら稽古を行いました。


最後に大太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)


いよいよ型稽古です。
凹凸の地面も何のその、ここまでの稽古での足使いと身体操作で全員大きな苦もなく型の稽古を進めて行きます。少しくらいは路面に足を取られる事もありますが理合が出来ていれば直ぐにリカバリーして何事も無かったの様に型を続けられます。
そうやって大自然の中で身体を動かしていると楽しくなってきます・・・!

最後に自分の仕太刀の際に「どうせなら思いっきり荒れてるところでやってみてください(笑」という事で、特に凹凸の激しい箇所を選んで型の稽古をしてみました。

・・・流石に足使いと姿勢の理合を意識していても足元が悪すぎていつも様には行かないものがあり自然と身体の使い方を工夫する様になります。
それは打太刀をしてくれていた弟弟子S氏も同様だった様で両者とも誰に言われる訳でも無く、いつも以上に脱力をして気持ち飛び跳ねる様な身体操作になっていました。
 すると型の動作の滑らかさが別次元に感じられ、二人してこれが理合の要求する脱力のあり方なのかもしれない!?と大興奮をしながら、常にこれくらい脱力をして型稽古が出来れば稽古の質が一段も二弾も向上するかもしれないと言いつつ本日の稽古を終えるのでありました。


大自然の中で気持ち良い陽光に照らされ、涼しい風に吹かれ、鳥の鳴き声や木々のざわめきを耳にしながらの稽古は本当に気持ちが良く楽しい稽古になって最高じゃったんよ!
夏になると流石に暑いし虫は来るしで厳しくなるんじゃけど、また季節を選んで絶対に屋外での稽古をやろ言うて心に誓うたんよねぇ。早くも次の屋外稽古が楽しみじゃわ!




2018年6月20日水曜日

2018年06月14日 定例稽古

2018年06月14日(木) 広島県立体育館武道場にて定例稽古を実施。

今月は定例稽古が毎週の様に出来て嬉しい限りです。
なのですが、今回は所用が重なってかなり遅れての参加となり時間勝負の駆け足での定例稽古となってしまいました。

そんな今回のテーマは「点から線へ」と相成りました。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


ゆっくり出来るに越したことは無いのですが歩きながらも駆け足で…。


次は素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


素振りも時間が惜しく肩慣らし程度での駆け足で…。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

甲段からの袈裟斬りも駆け足で… とも思ったのですが、先の自主稽古の際にダンサーの方とした身体の使い方の会話から気になった事があり、八代での短期集中鍛錬の際に館長からアドバイス頂いた内容を捉え直して身体の部位の違いを意識しながらの実践をしてみました。
それだけでは大きな差異は感じられなかったのですが、元より鍛錬が足りないと差異もないと推測されたのでしばらく鍛錬を継続して経過を見たいと思うのであります。


ここから打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


ここからは先に稽古を始めていた弟弟子たちと合流しての稽古開始です。

この時に弟弟子たちの打ち合い稽古の様子を見ていて気付いた事がありまして、至極当たり前なのですが木剣を振り上げているから振り下ろせるし、右半開(或いは左半開)を取っているから左半開(或いは右半開)を取れるという事であります。
ところが木剣を振り上げている時に更に振り上げようとしたり、右半開(或いは左半開)を取っている時に更に右(或いは左)に半開しようとすると捩れや歪みを生じ不自然にならざるを得ないかと思います。

普段はそうでなくとも焦ったり冷静さを欠いてくると…?

ひとつひとつの動作を単体の点として見ると出来ていても、ある動作から次の動作へと点と点が連続して線となり流れとなる時に、点と点の動作に終始して線が分断され流れとなれないのであればこれは残念無念であります。

そこで今回のテーマ「点から線へ」という事で「ある動作を行う際に次の動作に繋がる様に動くとどうなるか?」を考えながら稽古をやってみる事になりました。

しかしこのテーマよくよく考えると深くもあり危うくもあり、直ぐに答えの出るような簡単なテーマでは無かった気が…(汗


そしていよいよ大太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型(打太刀)
・作法から始め大太刀の型(仕太刀)


待望の型稽古でしたが時間がなく各自一度づつでの稽古となりました。

人の振り見て我が振り直せ」とも言いますが、弟弟子たちの型稽古を見て己が出来ているか身につまされながら最後に自分が仕太刀をして動作の基本が出来ているかは勿論のこと、動作が点に終わらず次に繋がる線になるには如何すべきか考えつつ挑んでみました。
が、正直どこまで出来ていたものか… 引き続き鍛錬あるのみですね。


そういやぁ今まで型をしようってからあんまし深う動作から次の動作への流れを悩んだり考えた事いうのが無いんよねぇ。
よう考えたら型は流祖を始め先達が経験の末に考え抜いて残して下さったものじゃけぇ、理合は勿論のこと単体の動作だけじゃのうて動作と動作が繋がる様に組んであるもんなんよねぇ。
ほいじゃけぇ、わしらが深う考えんでも違和感を感じずに動作が繋がる様に出来とるんじゃ言うて今更ながら気付いたんじゃけど、それを不思議な縁でこうして稽古をさせて貰えるいうのも本当にありがたい事じゃねぇ!



2018年6月16日土曜日

2018年06月10日 自主稽古

2018年06月10日(日) 今週も定例稽古だけでは物足りず市内某スポーツセンターで自主稽古を実施しました。

諸君!私は渇望している・・・型稽古をッ!圧倒的な型稽古をッ!という程でもないのですが、やはり型稽古をしないとしっくり来ないのは確かだったり・・・いやぁ、型稽古が理合いを一番感じられる気がするんよ!

今回のテーマはさすがに力尽きました・・・「足使い・・・、そう!タコじゃタコ!たこ焼きじゃないでタコ飯じゃけぇね!」とさせて頂きました。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


そうでもない筈なのですが久々に皆で並んで歩行稽古をしている様な気がします。
足使いがテーマという事でおざなりな歩みにならない様に意識して歩みを進めます。


次は素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


久々に皆で並んでの素振りです。
素振りでは足を使わないかといえば決してそうでは無く、歩みこそしないものの足自体は使っていると考えて見たり、色々と浮かんでは消えつつ到達点を求めながら一心に振り続けるのでありました。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

素振りから一転で甲段からの袈裟斬りでは斬りの度に歩みがあります。つまり自身の足使いを振り返るには判り易くはあります。
様々な戦局を想定すれば自ずから理合が要求する在るべき足使いも定まって来る筈で、己のエゴやおざなりさでそれを損なわずに理合の求める足使いに近付くべく斬りと歩みを進めます。


今回も趣向を変えて身体操作。
・模擬刀を使って抜刀動作での身体操作
・タイ捨流の身体操作を使ってのナイフでの模擬攻防


前回の身体操作が新鮮でそこそこ受けも良かったので今週も身体操作を行ってみました。
今回は模擬刀での抜刀動作をする際に筋力に頼った場合と理合を元に身体操作をした場合の比較。
ナイフ攻防の際は前回のタイ捨の拍子で相手に対応した後に理合を元に身体操作をするとどうなるかの体感で、どちらも同じ理合を行う内容で実施してみました。

まずは納刀状態で抜刀する腕を力づくで抑えられている状態から、筋力での抜刀と身体操作での抜刀を行います。
おおよそ想像頂けるかと思いますが筋力に筋力で対抗するのはかなり厳しいです。相手の体制は既に整っており、こちらは筋力を出し難い体制と状況からですので尚更なのです。
ですが、身体操作を用いると相手の筋力が無いものかの如くにあっさりと抜刀出来てしまったりします。
もうほとんど毎回の様に書いていますが本当に古流の理合は奥深いです…!

弟弟子達も普段の型や打ち合い稽古で何気なく行っている身体操作が、場面や状況の想定を変えて行うとこの様な結果に繋がるのかと驚きと興味を持って貰えた様で何よりでありました。


ここで打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


さきほど体感した身体操作の感覚を忘れないうちに打ち合い稽古を行います。
弟弟子同士の打ち合い稽古を見ていると身体操作の方はいい感じなのですが、徐々に位置が移動していっているのが気になります。
見ていると斬りの歩幅と受け流しの歩幅が違う上で、足使いが中途半端な為にその差分を足使いで吸収しきれていないのが原因の様なのでアドバイスをしてみます。


いよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


いよいよ待ちに待った型の稽古という事で、ここまでの足使いと身体操作を意識しながら型の稽古をしてみます。
やっぱり100%納得の行く動きはなかなか出来んよねぇ・・・。
それでも足使いと身体操作については多少は改善されてその部分についてすこしはマシな動きが出来る様になったのではないかと思いつつ、もっともっと型稽古に励もうと思いながら閉館時間も近付き本日の稽古を終えるのでありました。


新陰流の方のご指導をもとに遂に袋竹刀の修復が完了しました!
折れた袋竹刀をバラして元の竹の長さに揃えて買うてきた竹を切断して、節を削って、八つに割って、面取りをして、革を被せて巻き直して修復完了です!


そうそう、革を巻きなおす前に忘れずに革の手入れ用クリームをしっかりと塗っておきます。
袋竹刀にこのクリームを使う人はあまりいないかもしれませんが、このクリームは革製品全般に使えるらしく使ってみると確かに革が喜んでいる感じがして我が家の革製品はほぼ全てこのクリームで手入れをしています。



あとは交換した竹がどれくらい持つかじゃねぇ・・・

と、言いつつ実はこの日の稽古で既にもう折れてしまいました(泣
こりゃぁ竹の入手と吟味から練り直さんといけんねぇ。
まぁでも袋竹刀の革さえ大事にすれば竹は自力でいくらでも交換して復旧させる事が出来るのが判ったけぇ、それだけでも大収穫じゃったね!(S様ありがとうございました!)



2018年6月14日木曜日

2018年06月07日 定例稽古

2018年06月07日(木) 広島県立体育館武道場にて定例稽古を実施。

久々の定例稽古となってしまいました。更にタイミングが悪く弟弟子S氏は残業との事で欠席となり、弟弟子F氏と二人での定例稽古となりました。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


いつもの様に一歩また一歩毎に息を吐き息を吸い心身を整え、稽古に切り替わって行きます。


次は素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


素振りも一振りまた一振り毎に集中して行くが如く木剣を振ります。
考えて見ると人が生きていく為に無意識に呼吸する様に、剣術に於いては無意識に剣を振る事が、ある種の到達点かもしれないなぁ等と取り留めのない考えが浮かんでは消えるのでありました。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

こちらも一振りまた一振りと中々満点の斬りは出来ないなぁと思いつつ、それを乗り越えるのは稽古しか無いと黙々と斬りを繰り返すのでありました。

と、弟弟子F氏の斬りがちょっと崩れている様な感じを受けてアドバイスをしてみたりします。
真っ直ぐの斬りは問題ないのですが、袈裟斬りになるとどうにも違和感が拭えません。
袈裟斬りなので垂直の動きと水平の動き両方が要求される訳ですが、そこが上手く一致していない様な・・・?

自分でも何度か袈裟斬りをして見る内に違和感の正体に勘付くと同時に「ひょっとしてこれこそが斬りに込められた理合か!?」と閃きが走ります。
早速、F氏にも協力をして貰い何本か変化を付けながら斬り込みを試してみて「なるほど・・・!だから八相ではなく甲段なのか!」と得心が行くものがありました。
これは”次回の短期集中鍛錬の際に宗家や館長に確認しなくてはメモ”に追記です!


ここから打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


まずはいつも通りに打ち合いをした後に先程の閃いた内容を少しだけ打ち合いでも試して見ます。
そしてF氏の斬りの違和感に対してその内容をアドバイスしてみたところ多少は違いがある様です。
ただF氏が自身でも気付いていない苦手な動作の様で、これはF氏自身が言葉ではなく体感として気付いて意識してその体感を再現しないと難しいのかもしれません。
この体感に限っては他人がどうこう出来るものではなく稽古の積み重ねの中で自身で掴み取るしかないもので歯痒くもありますが、逆にそれを掴み取る事こそが稽古の中の喜びでもあるのかもしれませんね。


そしていよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型(打太刀)

そのひたむきさで着実にタイ捨流を習得をしておられるF氏ですが、そうは言っても未だ未だ大太刀の型の仕太刀の最初の方だけですので自分はひたすら打太刀を勤めます。
まずは型を稽古して良い点や気になる点を伝え再び型を稽古して何度も繰り返しながら稽古を進めて行きますが、やはりF氏に取っては大きなハードルなのか”ある動作”が苦手みたいです。

そこでその動作を重点的に稽古してみたのですが人生には色々あります。楽に乗り越えられるハードルばかりでも無いよね・・・。
しかし残念ながら今後の乗り越え甲斐のある課題が出てきたねぇという所で時間切れとなってしまいました。次回の稽古からまた一緒に挑戦していきましょう!


稽古をした後はお腹が空くよねぇ言うて、とあるスペシャルゲストと共に軽く一杯という流れで十日市の美味しい居酒屋さんで楽しい一時を過ごしたんよ。
スペシャルゲストの方とも色々の話をさせて貰ろうたんじゃけど、本当に古流いうのは奥深くて面白いもんじゃねぇ言うて改めて思わされました!
T様ありがとうございました!またよろしくお願い致します!



2018年6月9日土曜日

2018年06月03日 自主稽古

2018年06月03日(日) 水無月最初の稽古は市内某スポーツセンターでの自主稽古となりました。

ここのところの夏を思わせる様な陽気と気温で暑くて汗も止まらない感じですが、水分とミネラルを十分に補給して熱射病対策をしつつ暑さに負けない様に頑張って行きたいと思います。

今回のテーマは当然ながら!?食べ物シリーズと言う事で「もみじ豚のやわらか豚角煮!・・・柔らかく身体を使う」にさせて頂きました。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


もはや日常から稽古に徐々に切り替えていくある種の儀式かもしれません。
前回までは丹田と正中を使いそれらを一致させる流れで来ましたが、今回はさらにその上で身体を柔らかく使いたいと思います。そう、まるで箸で触れるだけでスッと崩れる「もみじ豚の豚角煮」の様に…!
一歩また一歩と歩みながら呼吸も使い身体の力を抜いて柔らかく柔らかく使うことを意識します。


次は素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


こちらも丹田と正中を使い、それらを一致させ、且つ、力で振らない様に身体を柔らかく使うことを意識しながら素振りをします。
ひょっとすると自転車に乗り始めの練習の様に、筋力で振ることしか知らない身体に力を使わずとも木剣が振れる事を覚えさせる為の儀式なのかもしれません。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

丹田と正中を使いそれらを一致させた動きをすると斬りが変わるのを感じられますが、そこにだけ注視してしまうと早さや力に頼った「」の動きになってしまいがちです。
ですが、そこで筋力に頼らず柔らかく身体を使う「」の動きに依ってもう一段と斬りが変わるのです。
偶に演武等で拝見をさせて頂く空手の流派でも最初は剛の動きの様ですが、熟練の方々のそれは柔の動きに感じられます。
という訳でもみじ豚の豚角煮の如く柔らかく柔らかく身体を使っての袈裟斬りを一本一本毎に意識しながら稽古をします。

この「」の動きで斬りが変わる結果とその理由については自分なりに古典物理学で解釈し得心しているのですが、物理学の無かった戦国時代以前にそこに至り理合に含めていた古流には改めて驚かされます…!


いつもと趣向を変えてナイフを使った身体操作。
・一方がナイフ、もう一方が無手で攻防
・柔わらかい動きやタイ捨流の拍子を使ってナイフでの模擬攻防


マンネリ感の打破という訳でもないのですが、今回のテーマ「柔らかく身体を使う」についてより深く経験して考えてみる為にも独自の稽古を少しだけ試してみる事にしました。
ナイフと言ってもトレーニングナイフで刃もなく切れる事はない代物ですが、これを使ってまずは一方がナイフもう一方が無手で攻防をしてみます。

やってみると難しくて、無手の方がナイフの攻めを避ける為に不用意に手を出すと軌道変更したナイフに手を斬られてしまいます。かと言って無手の方が逃げてばかりだと追い詰められて逃げ場が無くなりナイフに斬られるか刺されるかしてしまいます。
そうすると予想通りと言うか徐々に力が入り筋力に頼った剛の動きになっていきがちです。

互いに交代をしながら一通り攻防を体験した後で、次にタイ捨流の大太刀の型の中に含まれる拍子(動き方)をナイフの攻防に応用するとこうなるのではないかという模擬攻防を行ってみます。
この模擬攻防はナイフが攻め手、無手が受け手で、打ち合い稽古に近い攻防の末に無手がナイフを無力化する動きになるのですが、無手は柔らかく身体を使わないとほぼ上手くいきません。
こちらも互いに交代をしながら一通り模擬攻防を体験して、柔らかく身体を使うことや型の中に含まれる拍子(動き方)について理解が深まったのではないかと思います。


ここで打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


先程のナイフを使った身体操作の感覚を忘れないうちに打ち合い稽古を行います。
受け流す方も斬りの方も丹田と正中を一致させ更に柔らかく身体を使いつつ打ち合いの稽古とします。
そして今回は徐々に速度を上げて早く打ち合っても雑な動きにならない様にも稽古をします。
不思議と速度を上げれば上げるほど筋力に頼っていると段々追いつけなくなって雑な動きになってしまうのですが、柔らかく身体を使いタイ捨流の拍子をしっかり意識すれば速くなってもある程度動けてしまうのです。


いよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


という訳で型の稽古でも丹田と正中の一致と柔らかい身体の使い方を意識しながら稽古をします。
理合、拍子、間合い、タイミング、目付け、足使い、身体操作・・・
なんだかんだ言いながらやっぱり型の稽古が一番タイ捨流が身に付く稽古ではないかと感じます。
もっともっと型の稽古を出来たら良いな・・・!


新陰流の方で袋竹刀を自作しとる方に教えて貰うて(S様ありがとうございました!)取り合えずホームセンターで直径30mm程の竹を買うて来たんよ。
レジで会計の時に竹は貸し出し工具の利用禁止じゃ言われて長いまま持って帰る事になって焦ったんじゃけど車を出して貰うた弟弟子S氏の車がワゴン車で良かった・・・(S氏ありがとう!)

暇を見て折れた袋竹刀の竹交換(長さをそろえて切断して、節を削って、八つに割って、面取りをして、革を被せて巻き直す)を自分でしちゃろう思います。
これが自分で出来たら袋竹刀の消耗問題は解消じゃねぇ・・・竹二本買うても千円でおつりがくるけぇね!



2018年6月3日日曜日

2018年05月27日 自主稽古

2018年05月27日(日) 今週も定例稽古が出来なっかたので代替で市内某スポーツセンターで自主稽古になりました。
が、S氏は所要で参加が出来ず、F氏は遅れての参加となったので、半分は独り稽古となってしまいました・・・
つくづく稽古相手がある事は何ともありがたい事だと改めて感謝する次第であります。

そんな事もあり今回は久々にテーマ「なし」とも思ったのですが・・・「汝自身を知れ!」という事で稽古相手を自身として見つめ直す機会となりました。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


いつも通りですが、いつもは弟弟子を見つめる目を汝自身に向けて細かく確認です。
ぶれていないか?正中線は立っているか?腰の高さは?目付けは?呼吸は?等々・・・
弟弟子達のお手本としてダメ出しにならないかちょっと厳しめに自身を観察しての稽古でした。


次は素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


いつも通りですが、汝自身を見つめてみます。
手の使い方は?手足で動いていないか?正中線は立っているか?目付けは?呼吸は?等々・・・
突き詰めると限りが無いかもしれませんが独りの時くらいは丁度良いのかもしれませんね。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

こちらもいつも通りですが、汝自身を厳しめに確認します。
丹田は使えているか?正中線は立っているか?足使いは?腰の高さは?全体の姿勢は?目付けは?呼吸は?等々・・・
出来ているつもりでいても未だ未だ甘い事を知らしめられます(涙


ここで大太刀の型の及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)


通常はここで打ち合いの稽古なのですが相手のいない今日は出来ないので、大太刀及び小太刀の型を稽古します。
相手がいない独り稽古である分、型の進行よりもひとつひとつの動作の正確さや丁寧さに重点を置いて汝自身の型の出来を見つめてみます。

手足で動いていないか?丹田は使えているか?正中線は立っているか?足使いは?腰の高さは?全体の姿勢は?目付けは?呼吸は?

本当は100回やれば100回、自身でも納得の行く動きが出来なければ嘘なのでしょうが、いやぁ道は遥かに遠いですね・・・精進あるのみです。


ここから打ち合いの稽古。
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


ここからは遅れていたF氏と合流しての稽古です。
最初は肩慣らしも兼ねて一定の拍子で丁寧な動作を心掛けて稽古します。
焦りのあまり姿勢が崩れていないか?手足での動きになっていないか?丹田は使えているか?足使いはどうか?目付けはどうか?等々。

そして前回までの復習を兼ねて徐々に拍子を不規則に相手に「」して「」をしながら受け流し或いは斬りが出来ているかの確認もしながら稽古を行いました。


最後に大太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型(打太刀)

最後にF氏の大太刀の型を稽古します。
入門して間もないにも拘わらず概ね出来ているのではないかと感じますが、一部の動作については日常に行う事はほぼ無い様な動きであることも合わせてちょっと難しい様です。
苦手を克服するには稽古しかないという事でその動作を重点的に時間ギリギリまで稽古をしてみました。


弟弟子F氏も動ける様になってきたし、そろそろ屋外での稽古も経験して貰っておいた方が良いじゃろうねぇ・・・
よし。梅雨が来る前に地下足袋を用意してもらって何処かの山ででも稽古をしちゃろうで!