2018年8月25日土曜日

2018年08月19日 厳島神社奉納 親と子の武道演武大会

今年の猛暑が嘘だったかの様に朝から吹き抜ける清涼な風が心地良い8月中旬の夏の日、遂に厳島神社での演武の日です。

兵法タイ捨流からは宗家と館長そして兄弟子と、早いもので三度目となる自身、昨年の雪辱に臨む弟弟子S氏と初参加の弟弟子F氏の6名で演武に参加させて頂きました。

桟橋前で熊本から来広された宗家と館長や兄弟子と集合させて頂いたのち厳島神社に向かいます。
今年も境内で受付を済ませしばし控え室にて待機してから定刻より演武大会の参加者全員で祈願を受け開会式に臨みます。

兵法タイ捨流の出場は正午ちょっと前頃という事で時間まで天真正伝香取神道流や他流の演武を拝見させて頂いたりしました。

親と子の武道演武大会というだけあって子供の参加者も多いのですが、主催である演武大会実行委員会の代表にして筑後柳河立花藩御禁止流楊心流薙刀術の宗家であられる小山先生の子供達を見つめる暖かで穏やかな笑みにハッとさせられるのでありました。

確かに未だ未だ小さな子供達なので決して上手ではないかもしれませんし、ビシッとキレのある演武ではないかもしれません。けれど一生懸命に演武をするこの子供達がやがて成長をして古武道の伝統や文化を担い、そして親となりまたその子供達が同じ様に伝統や文化を連綿と学び担って行くのかもしれないと思うと感慨深いものがあります。
小山先生の子供達を見つめる暖かで穏やかな表情はそんな意味なのであろうかと柄にも無く思うのでありました。


と、そうこうしているうちにいよいよ兵法タイ捨流の演武の番です。
緊張しすぎたせいなのか入場をして神前に一礼をしたのち打太刀である兄弟子と向い合い木剣を振り被りながらも「あれ?もう本番の演武なんかいの?何か実感が無いのう」などと考えているのでありました・・・。

振り被った木剣を構えながら打太刀をじっと見据え息を吐く。
刹那、それまでざわめいていた世界が急に変わったかの様に音が消え、打太刀以外は視界に見えども存在感を失くす。
来る… 打太刀の木剣の動きに呼応するかの様に身体が動き出す…!


今回は宗家と相談の上で了承を頂いてタイ捨流らしさを感じられる型をという事で大太刀の型から7本目、9本目、11本目の3本を演武させて頂きました。
完璧とは行きませんでしたが大きな失敗はなく及第点と言える演武を出来たのではないかと思います。

自身の演武の後は着座をして弟弟子S氏とF氏の演武を見守ります。
結果については各人の感想を別途で記載させて頂ければと思いますが、S氏については昨年とは雰囲気も打って変わって迫力がありましたし、F氏についても入門して半年とは思えない程の良い動きだったのではないかと思います。
最後は宗家と館長の息を呑む組太刀にて今年の兵法タイ捨流の演武は締めとなりました。



写真は知人の伝手で紹介を頂いた”広島で活動しているカメラマン - 桝谷拓司”さんが撮影をして下さいました。バタバタしたにも拘わらずビシッと撮影をして頂き、まことにありがとうございました!


そしてお約束の寄り道、ほぼ恒例行事としてしまった感のある「BACCANO」さんのジェラートです。
緊張の解れた開放感と夏の暑さが、冷たくて自然な甘さのジェラートの美味しさを引き立て心身が歓喜します。残念ながら2階席が満席という事でテイクアウトをしてゆっくりは出来ませんでしたが、相変わらずここのジェラートは堪りません!


フェリーに乗り桟橋を出たところで宗家や館長そして兄弟子と別れ、広島門下生も帰路に着こうかとも思ったのですが・・・
今回の演武で学んだ事と悔しさを忘れない内にすぐにでも糧にしようという事で少しだけ稽古をする事になりました。

早速、いつも自主稽古をさせて頂く市内某スポーツセンターに移動して演武を振り返りつつ、演武後に館長からご指導を頂いた内容を踏まえて稽古します。
小1時間ほど稽古をして最後に演武の型を締めとして今一度だけ稽古して確かな手応えを感じたところで今度こそ演武を終了としたのでありました。

あっ、ほーじゃけど未だ打上げをしとらんけぇ、打上げを終えるまで演武終了いうたらいけんかったね!?(笑


さておき、ここで弟弟子達からも演武の感想を頂いたので紹介させて頂ければと思います。

まずは弟弟子S氏から。

///////// ここから /////////

去年の二番煎じみたいになりますが、
やはり緊張していないつもりで緊張していたのか
一本目でいきなり"躓き"危うく流れ止めてしまいそうな状況をつくってしまいました。
また、それが仕太刀に伝染したのか、仕太刀も足を滑らせてしまいよくない流れになっていましました。

ただそれ以降は持ち直すことができ、良くも悪くも稽古の結果を普段通りに出すことが出来ました。
ですので前年の大失敗に比べればまだましだったのかな、と思います。

自分の出番が終わったあとはずっと心臓がバクバクしていました。
まぁこういった状況を受け止めて記憶に留めていれている辺りは多少は成長出来たのかな、とも思います。

結局のところ仕太刀(去年)、打太刀(今年)の両方で悔いは残ってしまったので、
来年こそは最初から最後まで普段通りの動きを出せるように精進したいと思います。


///////// ここまで /////////

続いて弟弟子F氏です。

///////// ここから /////////

はじめまして、兵法タイ捨流広島稽古会のFです。
まず初めに今回演武に出る事を許可してくださった宗家と館長に心から感謝致します 本当にありがとうございました!
学生の頃から憧れだったタイ捨流の門人として、入門前に動画で観ていた宗家と館長と、毎週稽古つけてもらってる兄弟子達と同じ舞台に立てたことが何よりも嬉しいです!

演武の方は…決してうまくいったとは言えません…
7月の合宿の際、宗家と館長に指摘して頂いた所も正直緊張しすぎて、出来ていたかどうか全く覚えていません…が転けたり次の動きを忘れたりと演武がストップするような事はなかったのでそれだけでも良かったと思うようにしてます(汗

自分には兄弟子達のようにスポーツや武術の基盤が何も無いので、短期集中や兄弟子との稽古中教えて頂く事の理解をより深めるために、稽古以外でも体の仕組み等勉強、探求し日頃の生活から変えていかないといけないと強く感じました。
1回の演武でこんなにも得られるものが多いとは思いませんでした来年もまた出演できるよう、更に気合いを入れて稽古に励んでいきます!ありがとうございました!


///////// ここまで /////////


ともあれ、ありがたい事に今年も「厳島神社奉納 第8回 親と子の武道演武大会」に参加をさせて頂いて無事に終えることが出来ました。演武への参加をさせて下さいました兵法タイ捨流の宗家、館長、師範、師範代、兄弟弟子の皆様、そして演武大会を主催された実行委員会の皆様方に於かれましてはまことにありがとうございました。

この一歩は小さな一歩だったかもしれませんが、将来振り返った時に大きな一歩だったと言える様にこの経験を糧として精進し鍛錬に励まさせて頂きたいと存じます。
引き続きよろしくお願い申し上げます。

兵法タイ捨流 広島稽古会 拝
 

2018年8月18日土曜日

2018年08月11日 自主稽古

2018年08月11日(土) お盆休み早々に市内某スポーツセンターで自主稽古を行いました。

今回はお盆休みで帰郷する方もあるという事で土曜日に変更しての稽古と致しました。
自分はこのところ仕事が忙しく出張続きでお盆も休み返上だったりしますが・・・

そんな今回のテーマはふとした思い付きから「普段は意識していない箇所を緩めてみよう・・・例えば股関節とか」とさせて頂きました。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


例によって最初は歩行稽古での準備運動から。
木剣を構え呼吸と歩行を合わせつつ、もはや定番の構えを正中から下段や中段へと変えながらの前進後退です。
無論この歩行稽古の時から今回のテーマに沿って股関節それも背側など普段は意識しない関節を緩めて行って行きます。


次に素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


足を緩めた後は肩を緩めましょうという訳でもありませんが次は素振りの稽古です。
こちらもテーマにそって肩周りを緩めるのを意識しながら行いました。
そうそう呼吸が止まると力みが入りますので呼吸も大事だったりします。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

甲段からの袈裟斬りは前回からの課題である足使いとスイッチを継続して重点的に稽古です。
ただこの課題も股関節や肩周りが緩んでいると多少動き易い様に感じます。
デスクワークで肩凝りが酷くなってきていて動きも固くなっている感じもあるので、しっかり緩めないといけないですね。


ここで身体操作。
・一方が相手の腕を掴み、もう一方が相手を押す
・腕の関節を極められた状態から返す


さて身体操作の稽古です。
以前よくやっていた一方が相手の腕を掴み、もう一方が相手を押す身体操作を弟弟子F氏にも体験して貰う為に久々にやって見ました。同じ身体操作だけだと飽きてしまいますしね。

そして腕の関節を極められた状態から返す身体操作について弟弟子達もあと一歩の様なそうで無い様な感じですが、八代の短期集中鍛錬の際に習った内容を思い出して貰いながら稽古に励みます。
弟弟子S氏が短期集中鍛錬を振り返りながら館長はこう言われていたという内容を自分は全く意識していなかったのですが、前々回で閃いた事と合わせてやってみるとなるほど今まで以上に楽に動けます。
ここまで思い出せてもやはり理合とその根本が掴めていないとすんなりは出来ない様です。
・・・頑張れ!


それから打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


こちらは前回の兄弟子との稽古の動画を見て気が付いた反省点を意識しながら稽古をしてみました。
もっと小さくもっと速く動ける事が目標でもありますが、それは動きを飛ばしたり省略したりする事ではなく大きな動きを小さく小さくして行く事であります。それは一朝一夕で出来る様なものではありませんが、それだけではなく無駄な動作を失くす必要もあると思われます。
どうも試斬の際の反省点と打ち合い稽古の反省点は同じで、それが自分の課題なのだと改めて認識させられるのでありました。
まぁ課題が判るという事は必要な事や道筋が判るという事なので良い事ではあります!


いよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


いよいよ型稽古です。まずは互いに一通り仕太刀の稽古をします。
打太刀は自分と弟弟子S氏とで交代しながらやるのですが、ここ最近は弟弟子F氏の打太刀を出来ていなかったのでやってみたところ・・・ちょっと正中線の崩れが気になります。
いつもは独り稽古の方法は各人の裁量で自由にやって頂くのですが、今回は白線を使った稽古をテーマにして取り組んで頂く事にしてみました。

自分については短期集中鍛錬の際にご指導頂いた木剣を打つ位置は、今までは大凡この辺りというざっくりで打っていたのですが、剣先の速さに慣れて来た事とやらない事は出来る様にならないという事で狙い澄まして打つ様にしてみました。

そして最後は厳島神社での演武に向けて稽古です。
今日はいつもと曜日も時間も異なり終了時間の制約もあったので若干短めの稽古時間で切り上げとなりましたが、限られた時間の中で集中して稽古出来た様に思います。


早い様な遅い様などっちも感じるんじゃけど厳島神社での演武も遂に来週なんよね。
初参加じゃったり昨年の反省じゃったりで各人とも思うところはある言うて思うんじゃけど、厳島神社の神様方に胸を借りて神様方に喜んで貰うたらええんじゃ位のつもりで臨むのも有りかもしれんですのう。
とはいえ参加させて頂けるのも関係各者の皆様のお陰であります。ありがとうございます!
至らぬところもあるかと思いますがよろしくお願い致します!


2018年8月15日水曜日

2018年08月05日 自主稽古

2018年08月05日(日) 暑さに負けず市内某スポーツセンターにて自主稽古を行いました。

今回は熊本から中国地方に転勤をされた兄弟子が広島の稽古に顔を出して下さるという事で皆で大変楽しみにしておりました。
そんな今回のテーマは勿論「遠慮せんと兄弟子の胸を借りるで!」です(笑)


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


まずは準備運動を兼ねた歩行稽古から。
木剣を構え歩行に合わせて呼吸を行い、なるべく脱力をして柔軟を心掛けて歩行をします。
兄弟子はこの稽古はされた事が無いとの事で最初は戸惑われた様ですがすぐに飲み込んで頂いて、皆で列になり構えを正中から下段や中段に変えながら前進後退をしました。
…人数が増えてくると何やら壮観な感じが出始めた気が!?


次に素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


続いても基本からという事で素振りの稽古を行います。
皆で兄弟子に確認をして頂きながら肩慣らしも兼ねて素振りを行いました。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

こちらも皆で列になって右甲段からの袈裟斬りを行います。
短期集中鍛錬で指導を頂いたスイッチと足使いを意識しつつ何度か往復します。
個人的には木剣の流れも意識して稽古をしてみました。


ここで身体操作。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から返す


当面の必須項目とした身体操作も兄弟子と一緒に稽古させて頂きました。
相変わらず弟弟子達は悪戦苦闘をしている様ですが、この身体操作はやればやる程に型稽古にも密接に関係している様に感じます。
身体操作は独りでの稽古が難しくもあり、弟弟子達が何とか自らで理合とコツを掴めるまで継続して稽古ですね。


それから大太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)


折角、兄弟子が参加して下さっている事もありこの機会に兄弟子の胸を借りようという事で兄弟子に打太刀をお願いして皆で仕太刀の稽古をさせて頂きました。
八代と広島では微妙に拍子やら何やらが違ったりでいつもとは異なる型稽古になり、非常に勉強になりました。改めまして兄弟子にありがとうございました!!

また、兄弟子にもいつもと異なる人を相手に仕太刀の稽古をという事で、実はこれまで組んだ事がなかった兄弟子と弟弟子S氏で型稽古をして頂きました。

そしていよいよ近付いて来た厳島神社での演武に向けてひたすら型の稽古を行いました。
突き詰めればキリがありませんが、随分と息も合う様になって来て後は当日の集中力次第で何とか及第点の出来に仕上がって来たのではないかと思います。


最後に打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


時間的余裕が判らなかったので割愛していた打ち合い稽古を最後に行ってみました。
普段打ち合う弟弟子達とは間合いも拍子も異なる兄弟子に胸を借りて打ち合いに臨みます。
最初はゆっくり丁寧に始め徐々に拍子を上げながら兄弟子との打ち合いをさせて頂きましたが、何とか最後まで崩れたり(手足での振りになったり)せずについていけたのではないかと思います。
今後はもっと小さくもっと速く動ける事も目標に稽古をして行きたいところであります。


そんなこんなで夕刻となりお腹が空いてきたところで稽古を切り上げて兄弟子と一緒にお好み焼きを食べに行きました。残念ながら今回はキンキンに冷えたビールはお預けでしたが、皆で美味しいお好み焼きを食しつつ大いに盛り上がり楽しい一時を過ごさせて頂きました。


じゃけど、やっぱり兄弟子が来て下さったら稽古にも刺激もあっていつもとは違う感じになるんよね!
毎週いうのは厳しい思いますけぇ月一回でええけぇ今後も兄弟子に稽古に来て貰うたらええ感じじゃ思います。今後ともよろしゅうお願いします!



2018年8月5日日曜日

2018年07月29日 自主稽古

2018年07月29日(日) 市内某スポーツセンターで自主稽古を行いました。

稀に見る西進する台風12号の接近に危ぶまれながらも、思った程の降雨も暴風なく台風一過の青空の元で稽古を行う事が出来ました。
ところで今回のテーマは決めるのを忘れていたのですが...強いて言うなら「復習と実践」でありました。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


まずは歩行稽古での準備運動。
今回も木剣を構え呼吸と歩行を合わせ、途中で構えを正中から下段や中段に変えながら前進後退をします。
短期集中鍛錬で習ったスイッチも意識しつつ、改めて正中以外の構えの際のスイッチの使い方に試行錯誤しながらも身体を暖めて行きます。


次に素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


短期集中鍛錬で指導頂いた丹田やスイッチを意識した身体操作と手の使い方を意識して行います。
そしてこれも短期集中鍛錬で真っ直ぐだけでは無い斬りの素振りも稽古してみました。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

前回に引き続き足使いとスイッチを特に意識して甲段からの袈裟斬りを稽古します。
やはり足使いに慣れない感じがしますが実践と反復あるのみです。
これまでの足使いも選択肢として考るならば結局は使い分けであり、その礎の上により強固なものを積み上げているのであれば、それは地味な様であっても創造的活動に他ならないのです。


ここで身体操作。
・腕の関節を極められた状態から返す

ここで必須とした身体操作の稽古です。
攻め手が立ったまま受け手の腕の関節を極めた状態から受け手が筋力に依らず理合で返す操作ですが何となく掴めてきた感じはしても習得したと言えるものではありませんでした。
何が違うのか?何が必要なのか?何が根本なのか?色々悩んでみても正直よく判りません。

ところでいつも自主稽古をする隣でダンスのインストラクターの先生がよく自主練習をされているのですが、この方のダンスや動きが惚れ惚れする様なもので休憩の時間等に傍目に見学させて頂く事があります。
実はダンスと身体の使い方と古流の理合にはよく似た部分もあるらしく、この先生とは偶に楽しく会話をさせて頂く事もあるのですが、この先生のダンスの練習をみさせて頂いている時にパッと閃くものがありました。
あぁ、なるほど・・・!そういう身体操作の仕方か!そこが繋がるのか!

この操作を応用して身体操作の稽古で試させて頂くと・・・面白い様に攻め手を返すことが出来ます。
操作を速くしたり遅くしたり部位を変えてみたりして色々試してみた結果、やはり最初に閃いたひとつの理合の使い方で間違い無い様です。
弟弟子達は未だ未だ苦労している様ですが、自ら閃く事が出来る様に伝え方を色々試しつつその時が来るまで今しばらくこの稽古を続けて行きたいと思うのでした。


それから打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


これも前回に引き続き素振りの稽古での身体操作と別物にならない様に意識して稽古をしました。
とは言え速く強く打ちたくなる気持ちが出て来るのを無かった事にして抑え込み続けるのも不自然ではありますし、兄弟子がTwitterにアップしていた動画に刺激された事もあって、逆にまずは速く打てる限界まで挑戦をしてみる事にしました。
ある程度までは速く打てますが途中からはもうボロボロです。速く打つだけなら打てるかもしれませんが身体操作が崩れてしまい単なる駄々っ子の様な有様です。
この崩れっぷりを身を以って経験した事で弟弟子と共に改めてゆっくりと丁寧な稽古の重要性を思い知らされ、改めて丁寧な身体操作での打ち合い稽古を行うのでありました。


いよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


型稽古も短期集中鍛錬の復習と実践で木剣の使い方や足の使い方、そしてスイッチを意識して稽古をします。

弟弟子F氏も良い動きになって来ているのですが、動きが良いだけに違和感を感じる部分が出てきました。
その原因は何か型稽古を眺めながら観察していたのですがようやく判りました・・・立ち方です。
人それぞれに立ち方がありますがそれは個性として型稽古の中で昇華をするものとも思っていましたが、やはりどうにも昇華出来ないものもある様です。
よくよく観察してみるとその立ち方では理合を発揮するのに不都合が大きく、型の動きの中でも微妙な違和感、つまり崩れを生じています。
ただよく考えてみれば自分も幼少の時分には同じ様な立ち方をしていた記憶があります。それが武道を習い理合に合わせた身体操作をして行く中で自然と今の立ち方に変化をしていた様です。
今ではそれ以外の立ち方をすると違和感がありすぎてとても立って動いてなどいられません。

漠然と理合に合わせて身体を操作するものと思っていましたが、逆に理合が身体を変化させるという昇華もあるのだと今更ながら気付くのでありました。

今回も型稽古を一通りした後に厳島神社での演武の型を稽古します。
今年が初参加のF氏も昨年の挽回を望むS氏も気合十分で時を忘れ稽古に励みます。
流石に疲れを感じてきたところで本日の稽古は終了となりました。


猛暑が続いて参っとりますがここの施設は熱中症予防でエアコンを掛けて貰えるので非常に助かっとるんよね。集中して稽古をしとるとついつい長く稽古をしてしまう事もあるんじゃけど、やっぱり猛暑の中で稽古をするのと比べたら疲れ方が全然違うんよ。ほんまありがたい。感謝!


2018年8月4日土曜日

2018年07月22日 自主稽古

2018年07月22日(日) 市内某スポーツセンターで短期集中鍛錬から初の自主稽古を行いました。

先の短期集中鍛錬の際に学んだ事を実践して見たくて週末を待ち臨んだ一週間でした。
そんな今回のテーマは「実践あるのみ」です。


まずは歩行稽古から。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


逸る気持ちを抑えてまず歩行稽古での準備運動から。
木剣を構え呼吸と歩行を合わせながら今回の短期集中鍛錬で習ったスイッチの使い方も改めて意識して前進後退をします。
途中から構えを正中から下段や中段に変えながら、構えが変わった時のスイッチの使い方に試行錯誤しつつも心身を稽古に切り換えて行きます。


次に素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


素振りも今回の短期集中鍛錬で色々と指導頂いた内容を実践あるのみという事で、短期集中鍛錬を振り返りつつ稽古をします。
以前にもそして今回も改めて指導頂いた丹田を意識した身体操作で力み無く木剣を振れる事を実感します。また手の使い方も指導を頂いた使い方を忘れないうちに身に付けるべく意識して行います。
やはり、意識しているつもりで稽古をして行くうちに忘れてしまう部分もあり、もっともっと鍛錬して腹に落とし込む必要がありそうです・・・。


そして甲段からの袈裟斬り。
・右甲段からの袈裟斬り

甲段からの袈裟斬りも改めて短期集中鍛錬で指導を頂いた足使いを重点的に意識して鍛錬しつつ、同時にスイッチも重視して稽古を行います。
この使い方だとこれまでの稽古と大きく変わる部分もあり慣れない感じもありますが、結局それを乗り越えるのは実践であり稽古でしかないという事で皆で納得が行くまでじっくりと稽古してみました。


ここで身体操作。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から返す


最初は以前にもやった攻め手が受け手の腕をどんどん捻じ上げて受け手が筋力で返そうにも困難なところまで捻じ切った状態から受け手が筋力に依らずに返す稽古のおさらいです。
筋力で返そうにも腕が捩じ上げられているので更に捻られて非常に困難です。そこから理合を使って身体を操作すると呆気なく返せてしまいますが、まずはこの理合に沿った身体操作の仕方を学ぶ必要があります。

そして次に攻め手が立ったまま受け手の腕の関節を極めた状態から受け手が筋力に依らず理合で返す稽古です。短期集中鍛錬の際に苦労して何とか出来たとは言え、身に付いたとはとても言えない状態でしたので完全に習得すべくしばらく身体操作は毎回必須にしようかと思っています。
何となく掴めてきた気もしますが、この身体操作は弟弟子達もかなり苦戦している様です。


それから打ち合いの稽古
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


打ち合い稽古も短期集中鍛錬での反省を踏まえて、素振りの稽古での身体操作と別物にならない様に素振りでの身体操作の延長として打ち合いになる事を意識して稽古をしてみました。
実際に打ち合うので徐々に熱くなり素振りに基本操作から離れた身体の使い方になってしまいがちですので、「速く」や「強く」を忘れて丁寧な身体操作での打ち合いを心掛ける事でより理合に適った反復を重ねて行きたいところであります。


いよいよ大太刀の型の稽古及び小太刀の型。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)


型稽古も短期集中鍛錬で習った事を余す事無く実践するべく、色々と意識をしながらじっくりと取り組んでみました。
まずは型の攻防の中での木剣の振り上げ方や作法の際での木剣の上げ方から始まり要所要所での木剣の使い方や身体のスイッチを意識しての身体操作や個々の型の動きで指導を頂いた点などなど、まずは実践をして身体に習得させるべく稽古を重ねます。

一通りの型を通しで稽古をした後は、厳島神社での演武の型を稽古します。
演武の本番は泣いても笑っても一度きりですので、その一度に全てを出しきれる様に細かな気になる点も含めて納得がいくまで何度も何度も稽古を行いました。


今回の短期集中鍛錬では新しい型とかは習わんかったんじゃけど、稽古をしたら改めて基本的な部分で大きな習得があったのういうて思うたんよ。
まずは厳島神社での演武があるんじゃけど兵法タイ捨流 広島稽古会としてそこが最終目的いう訳じゃあないけぇ、その先にも目を向けて頑張ろう思います!