2019年5月26日日曜日

2019年05月19日 自主稽古

2019年05月19日(日)市内スポーツセンターで自主稽古を実施。

今回のテーマは「半開」です。

自分たちがやっている事をより深く理解する為のプロセスとして主観だけではない客観としての言語化は非常に大事ではあると思います。
しかしながら剣術流派が最後の最後に説得力を持つべきは美辞麗句を重ねた言語としてではなく、やはり剣術そのものの技量でなければないと考えております。
右半開に始まり左半開に終わる」と伝わる当流に於いて「半開」という身体操作は根源的な筈であり、本日もまた更なる理解を深めるべく肉体言語即ち稽古を通じて語らうのです。


最初に歩行稽古。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


次に素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


思い付きで半開での歩行稽古。
・半開での歩行

今回のテーマは「半開」という事で「半開」をしながらの歩行を稽古してみました。
何故ならば思い付いてしまったので(汗

型稽古の中で「半開」を意識していても歩行という日常の動作に於いてその操作を為しえないのであれば身に修めているとは言い難いのではないか?という事で木剣は置いてひたすら「半開」で前に前に歩く稽古です。「半開」が出来ているか否かは歩みのぎこちなさに露わになります。
…これは何気に良い稽古だったかもしれません。

そして打ち合いの稽古。
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


半開」での歩行稽古の身体感覚を忘れないうちに打ち合いの稽古に移行します。
打ち合いの稽古も「半開」が肝要です。先ほど歩行稽古で養った「半開」の感覚を持ったまま打ち合いをしてみたところ各人とも力の抜け具合や鋭さが明らかにいつもと異なる感があります。

それから身体操作。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から抜ける


大太刀の型と小太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)


最後に居合いの稽古。
・居合いの礼法
・居合いの一本目



改元があったいう事は時代が変わったいうことじゃけど、新しい時代の中で戦国の世から絶えることなくなく伝わって来た剣術が貴重な文化として存続し世の役に立てる様に、出来る事をやって世に広め伝えて行きたい言うて改めて思うとります。

…わしも兵法タイ捨流に入門するまで知らんかったんじゃけど古流の理合いうのは本当に凄いんよ!
これは間違いなく後世に残すべき本物の技術知識じゃないかいうて本気で思うんよ。

2019年5月23日木曜日

2019年05月16日 定例稽古

2019年05月16日(木)定例稽古を広島県立総合体育館 武道場にて実施しました。

このところ皆一様に仕事が忙しく久々の定例稽古となりました。と言いつつも弟弟子F氏が多忙で弟弟子S氏と一対一での稽古でしたので、テーマも「スイッチ」と難易度ちょい高めにしてみました。


最初に歩行稽古。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


次に素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


テーマが「スイッチ」という事で身体の操作にひと工夫が必要となりますが、久々という事もあって思い出しながら稽古を行います。「そうそう、こんな感じじゃったわ…!

そして打ち合いの稽古。
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


それから身体操作。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から抜ける


大太刀の型と小太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)


弟弟子S氏と一対一での稽古ですと型稽古を通しで行ってもサクサクと進んでいつもよりも短時間で終わります。久々に袋竹刀での型稽古もやってみようと思い、無論「スイッチ」もしっかりと使いながら型稽古を通しで行いました。
実は木剣での稽古だと型の動作にある打ち合いの威力に耐えられないのか、木剣が打ち合う部分から少しづつ砕かれ折れそうになってしまうので遠慮しながら稽古をしている悲しい側面があります。
袋竹刀ですと中の竹が少々折れたところで直ぐに交換出来るので、遠慮なく斬り込みしつつ「スイッチ」の様な身体操作も安心して使いながら型稽古に励んでみました。

いざやってみて気付いたのですが、身体操作に偏り等があると受け止められた際などに袋竹刀の先がギュンと撓り折れ曲がってしまったりする様です。逆に正しく身体を操作出来たと思える時には袋竹刀が撓ったり折れ曲がったりせずに堅く重い一本の棒の様になってズンと相手に重さが伝わる様です。この辺りはもう少し観察と第三者確認を重ねながら研鑽してみると面白そうな気配です。


急に暑くなって春が消えた様な悲しさがあるんじゃけど、その意味ではついに今年も熱中症に気を付けんといけん時期になって来たねぇ(泣
わしゃ暑いの苦手なんよ(涙
いうて今年も稽古会からは一人も熱中症を出さない覚悟で臨んで行こう思います…!

2019年5月20日月曜日

2019年05月12日 自主稽古

2019年05月12日(日)市内某スポーツセンターにて自主稽古。

連休明けの色々な意味で辛い一週間を乗り越えて自主稽古です。稽古に臨むだけで何とは無しに溌剌とした気分が致します。今回のテーマはちょっと難し目に「相手に合わせて必要なだけ動く」としました。


最初に歩行稽古。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


次に素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


そして打ち合いの稽古。
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


今回のテーマは「相手に合わせて必要なだけ動く」という事で、相対して動き合う打ち合い稽古からまず「俺のターン」を発動させて頂きます。
最初は同じ拍子でしばらく打ち合いつつ、途中のターンでいきなりゆっくりと動いたり、逆に急に早く動いたりを混ぜ込んで相手に合わせて動けているかを互いに確認しあいます。
受け流す方は本来相手の斬りに合わせて受けをする訳ですから、短絡的に同じ拍子で受けを繰り返しているとフッと拍子の虚(裏拍子)を突かれてしまいます。意地悪でやってる訳じゃないですよ・・・!

それから身体操作。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から抜ける


大太刀の型と小太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)


今回のテーマは「相手に合わせて必要なだけ動く」ですが、実際のところ型稽古もその様に組み立てられている様に思います。特に打太刀がそうですが一方が自分勝手に動いては型は成り立ちません。互いに相手をよくよく観察して相手に合わせて必要なだけ動き必要なだけ反応をする必要があります。余分に動き過ぎても、逆に不足であってもいけません。

格闘技をやっていると自分で決めた攻め方に拘ったり、逆に思込みで間合いが足りず攻防が途切れてしまったりと、どうしても「身勝手さ」言い換えれば「エゴ」が出てしまう面がありがちです。

攻め方に拘わって限定的な動きをしてしまった場合とそうで無い場合に、どういう変化や差分が生じるのか?とか、半歩いや一寸の単位で間合いを変えながら直立した相手に斬りかかり、実際に斬りの間合いが寸単位でどの辺りなのか、斬りが当たる当たらない境界線がどの距離(間合い)なのか?を体験しながら稽古をして「相手に合わせて必要なだけ動く」を一考してみました。

最後に居合いの稽古。
・居合いの礼法
・居合いの一本目



いつも稽古には公共施設を利用させて貰うとるんじゃけど、そしたら他の様々な流派や武術やら剣道やら中にはダンスやら隣り合って練習されとる色々な方々の様子が目に入るんよね。
時には一人でストイックに黙々と練習されとるダンスの先生の熱意に感染させて貰ろうたり、マンツーマンでじっくり教える老師さんや強く育てる為にスパルタチックな指導する指導者さん等から自然と学ばせて貰う部分もあるんよ。
ふと振り返ってわしらの稽古はどうなんじゃろうか?いうところじゃけど「古流の奥深さ面白さに触れて体感して、稽古を通じて少しづつ自分でもそれを出来る様になり楽しく学ぶ!」いうんを第一に稽古を出来たらええのう言うて思うとります。

2019年5月13日月曜日

2019年05月05日 自主稽古

2019年05月05日(日)市内某スポーツセンターでの自主稽古です。

連休中でしたが隣県の兄弟子から稽古参加の要望があり、喜び勇んでの自主稽古開催となりました。
そんな今回のテーマはサクッと「股関節 第x弾」とさせて頂きました。


最初に歩行稽古。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


普段はやらない柔軟。
・股関節の柔軟
・膝関節の柔軟


普段はやる事は無いのですがテーマが「股関節」という事で下半身の柔軟をやってみました。
縦横無尽の動きを求めるとどうしても股関節の柔軟さが必要だと感じられるのですが、敢えて柔軟をして比較をしてみたいと思ってみたりしています。

次に素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


そして打ち合いの稽古。
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


それから身体操作。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕の関節を極められた状態から抜ける


今回は兄弟子に参加を頂いている事もあり一人稽古では出来ない事を重点的に稽古しようと断固確定しました。身体操作も一人では出来ない稽古ですので兄弟子にはこの機会にお腹一杯になるまで身体操作の稽古を堪能して頂きます。

大太刀の型と小太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)


という事で型稽古も一人ではなかなか出来ない稽古ですので兄弟子にお腹一杯に堪能をして頂くという総意の元、ここ最近あまり機会がなかったと言われる兄弟子の仕太刀を中心に型稽古にたっぷりと時間を配分させて頂きました。
広島稽古会のメンバーも普段とは異なる相手や間合いや拍子に新鮮味を感じつつ、兄弟子との型稽古を堪能致しました。

最後に居合いの稽古。
・居合いの礼法
・居合いの一本目



久々の兄弟子が参加の稽古じゃいう事で、稽古が終わった後も兄弟子を囲んでの夕餉をさせて貰うたんよ。色々と武道談義に花を咲かせつつ楽しくも名残り惜しい一時を過ごさせて貰うてありがとうございました。広島の面々一同でお待ちしとりますけぇ、またいつでも稽古に来てつかぁさい!

2019年5月6日月曜日

2019年04月29日 自主稽古

2019年04月29日(月)市内某スポーツセンターでの自主稽古です。

時期的に連休期間中ではありましたが仕事の都合などで曜日をずらしての自主稽古となりました。

今回のテーマは色々と悩んだ末「両手の使い方」とさせて頂きました。
日本刀(打刀)は両手で持つ造りとなっており、流派の動きでも両手で持って使う動作が基本となっています。両手で使う造りと動作についてはその理由があっての事だと思うのですが、両手の使い方を意識しながら稽古をする中で見えてくるものがあるやもしれぬという趣旨であります。


最初に歩行稽古。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


次に素振りの稽古。
・素振り(右)
・素振り(左)


それから打ち合いの稽古。
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


打ち合いで受ける側は相手の斬りを受け止めるやり方と受け流すやり方と両方を試してみます。
この際に両手を使うのと片手で行うのでは明確に違うのですが、その違いは何と言語化すべきなのか難しいです。
ただ、間違いなく言えるのは強い斬りを油断して片手の状態で受けてしまうと自身の木剣が体に当たってしまったり制御がし難いという点です。逆に両手で保持をしていれば何というか安定感があります。

大太刀の型と小太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)


型の稽古も両手で持つこと意識しながら行ってみます。型の中にも斬りを受けたり流したりする動きが随所にありますが、やはり木剣を両手で持っていなければ受けきれない感があります。

ここに来て弟弟子S氏の的確な表現にハッとさせられたのですが「2点の棒で支えるより3点で支えた方が強い感じがしますよね。」という事で、正しくその通りであると思います。

向かってくる力に対して片手持ちでは手の平と肩の2点つまり棒状での支えとなりますが、両手持ちであれば手の平と両肩の3点つまり三角形あるいは4点で四角形での支えになります。
強度として棒よりも三角形や四角形が強い事は物理的に納得であります。

更に言えば手の平と手の平と切っ先(物打ち)との関係を支点・力点・作用点と見るならばテコの原理で小さな力点で大きな作用点を得る事も出来ます。
これは受けだけでなく斬りについても同様で、型の動きをよくよく分析すると両手の使い方に構造的な強度やテコの原理など様々な理合が内包されているのだと気付かされます。
(無論、両手持ちに自縄自縛する必要はないので片手使いの動作もあります)
いやぁ、古流って本当に奥深いです…!

最後に居合いの稽古。
・居合いの礼法
・居合いの一本目



世は大型連休じゃったけど、稽古会の面々はきっちり稽古をしたい言う剛の者ばかりで稽古も休まずに実施させて貰うたんよね。ほんまにありがたい事じゃわ!

まぁでも、身体を動かす楽しさだけじゃのうて稽古を通じて古流の理合の奥深さを感じたり体感したり出来るいのは、他の予定に負けん楽しさや喜びじゃいうて思うんよ!