2020年3月18日水曜日

2020年03月08日 自主稽古

2020年03月08日(日)市内某スポーツセンターにて自主稽古を行いました。

新型ウィルスの影響で演武や稽古の実施も危ぶまれる昨今ですが、場所と時間があり稽古が出来る時には動じることなく稽古をしたいと思っております。
今回のテーマは問答無用で「スイッチ」です。

最初は歩行稽古。
・木剣を正中に構えて前進
・木剣を正中に構えて後退


次に素振りと構えの稽古。
・構え(順次)
・素振り(右・左)


ここで身体操作。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕を極められた状態から抜ける
・肘を極められた状態から抜ける


ここ最近は最後の方で稽古をしていた身体操作を久々に前の方でやってみました。
何故かと問われれば今回のテーマも結局は身体操作の一環であるが故にというところであります。
予め反復しておいてから型の中などでしっかりとテーマに取り組もうという魂胆なのです。ふふふ。

打ち合いの稽古。
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


振り返ってみると個人的に打ち合いの稽古での課題に段階があり、最初は身体がちゃんと半開している事で次に足が居付かない事で今は「スイッチ」がちゃんと使えているかとなっています。
最初の頃の打ち合いと今の打ち合いではもはや別物になっているかもしれません。ふふふ。

それから居合いの稽古。
・居合いの礼法
・居合いの一本目から順次


という事で「スイッチ」をちゃんと使えているか否かの行き着く先は型と居合であります。
最初は気付かなかったのですが居合が先に進むにつれて「スイッチ」が使えているか否かで出来が全く変わってくるんですよね。そういう奥深いところに改めて感動なのです。ふふふ。

〆に大太刀の型と小太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)


という事で「スイッチ」をちゃんと使えているか否かの行き着く先は型と居合であります。
型の動きに集中していると「スイッチ」が甘くなる箇所があるんですよね。それを洗い出し修正して行くべく今日も型稽古に励むのです。ふふふ。


げに今回のアレは影響が大きうて本当に困りますのう。
色々と備えるのも兵法いう事で互いに予防だけじゃのうで段階を踏んで最悪は感染した場合にも備えて対応できるんが理想なんじゃろう言うて思います。

かく言う自分が急に高熱が出てからに驚いたんじゃけど、掛かり付け医の先生に診てもろうて、泣く泣く稽古も休んで、外出もせずに家に引き籠ったりして大変じゃったんよ。
結局、一晩で熱も下がって目立った症状も無うてアレとは別物の様で幸いじゃったんじゃけど、「想定外」がなるべく少なくなる様に、「想定外」があっても柔軟に適切に応じられる様な兵法に恥じぬ在り方をしたい言うて思うとります。

2020年3月8日日曜日

2019年03月01日 自主稽古

2019年03月01日(日)市内某スポーツセンターにて自主稽古を行いました。

今回のテーマは「短期集中鍛錬のお土産」です。
久々に単独行での短期集中鍛錬とのことで、その際に習ったことをシェアするのもお土産なのです。

最初に素振りと構えの稽古。
・素振り(右・左)
・構え(順次)


今回は会場を利用されている団体数も多く混雑気味で歩行稽古が出来る空きがなかったので素振りから稽古を始めました。

そしてお土産として八代の定例稽古で行った大太刀の型に出てくる構えを順次構える稽古を行いました。

これは先ず腰を落として基本の構えを取って〇秒静止して最初の型の構えに移行して〇秒静止、そして基本の構えに戻って静止〇秒後に次の型の構えを取って〇秒静止といった感じで次々と構えを取って行くのですが、腰の高さや静止時間の調整でいくらでも難易度の付け方が可能で大変優れた稽古なのです。

ガチでやるならば限界ギリギリまで腰を落として30秒とか60秒静止にすることで、10分以上腰を落としたままとなり脚がガクガクになること間違いなしです。途中で腰を上げるのも高難易度であれば勿論チャレンジ失敗です。今回は初めてという事で手加減しましたが次回からは少しガチでやろうかと思います。ニヤリ。

次に打ち合いの稽古。
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


大太刀の型と小太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)


大太刀の型についても若干の直しなどを持ち帰りましたので、お土産として稽古しました。
拍子とか間合いとかの違いと言うのは実際に経験しないと判らない部分が大半で、逆に誰かに伝えるにも稽古を通でてしか渡せないものもあるのです。

それから居合いの稽古。
・居合いの礼法
・居合いの一本目から順次


居合についても短期集中鍛錬にて疑問点が氷解しましたのでお土産稽古をしました。
とは言えひとつ山を越えても次の山があるのが鍛錬の道であり次の疑問が浮上する訳ですが、そこはそれとして先ずは足元の稽古を重ねるのであります。

最後に身体操作。
・腕を捻じ上げられた状態から返す
・腕を極められた状態から抜ける
・肘を極められた状態から抜ける


久々に単独行で短期集中鍛錬に行ったんじゃけど、やはりきちんと習ってきて稽古をすると違うねぇ。今までは全員が揃うタイミングで半年に一回くらい言うて思うよったんじゃけど例え単独行になっても二~三か月に一度くらいの短期集中鍛錬がええかもしれんねぇ。


2020年3月1日日曜日

2020年02月 短期集中鍛錬&昇傳審査

2020年02月、初の昇傳審査に臨んでから早二年。遂に二度目の昇傳審査に臨む日がやって参りました。
この度は墺国(オーストリア)勃国(ブルガリア)と韓国の門人が来日&昇傳審査に臨むという事で、自分もその機会に合わせて昇傳審査に挑戦をさせて頂く事にしました。また、墺国の門人とは二年振りの再会で、それも非常に楽しみな八代遠征でありました。

今回の予定は審査前日に墺国の門人達と少し観光後に短期集中鍛錬をして翌日の昇傳審査に臨むという日程でして、出発日の早朝から意気揚々と始発の新幹線に乗るべく広島駅のホームに立っていたのですが予定時刻になっても列車が来ず…
よりにもよってこのタイミングでトラブルにより運休&順次遅延で予定時刻での八代入りが不可能となってしまい冷たい冬の雨の中、心の中にも冷たい雨が流れるのでありました(涙

とは言え不測の事態にも冷静に対応をするのが兵法の心得という事で、長距離切符(101Km以上)は途中下車が可能という制度を利用して熊本で観光をするべく開き直る事に致しました。
思えばいつもは八代に直行で熊本はほぼ素通りだったので逆に良い機会です(笑
 ※途中下車では下車駅から先の特急券は無効となります、また路線によっては在来線区間の差分料金が発生する場合もありますが有効期間内の再入場が可能です

色々と新しくなっている熊本駅で途中下車をして循環バスに乗り熊本城を目指してみました。
まだまだ地震の痛ましさが多く残っていましたが、堀や石垣の造りや規模など圧倒的な城郭の全てにただただ感心し圧倒されていました。
このお城が落城するところが想像出来ないと思い調べたところ、実際に西南戦争の折に西郷隆盛率いる薩摩軍が三倍以上の兵力差で城攻めをするも城内への侵入すら出来ずに撃退されている様です。


続いて城内の加藤神社にお参りをしたところ神前結婚式の真っ最中で、神聖な儀式や舞などを拝見させて頂いて眼福と同時に縁起の良さに幸せな気持ちを頂いてしまいました。神社自体の雰囲気も非常に良くて気が付くと一時間ほども滞在しておりました。
そのまま同じく城内にある県立美術館のコレクションの方を拝見させて頂いたのですが、展示品も庭も素晴らしく時を忘れて眺めておりました。更には歩き回って腹が減ったところでお昼に食べた赤牛丼も美味くて美味くて最高でした!


余りに熊本観光が良すぎて名残惜しいながらも、泣く泣く熊本駅に戻り再入場をして八代に向かいます。今度ちゃんと予定を立てて絶対にもう一度、熊本に行こう…!
そんなぶらり途中下車の旅を挟みつつ無事に八代まで辿り着き、宗家や館長、墺国と勃国と韓国の門人と合流して短期集中鍛錬に突入です。

大太刀の型の稽古。
・大太刀の型(仕太刀)
・大太刀の型(打太刀)


国際色豊かな面々で日本語と英語が入り交ざる稽古でしたが、いつもとは違う面々に色々な刺激を貰いながら稽古に励まさせて頂きました。
思えば二年前に墺国の面々に色々と思う様に伝えられず悔しい思いをしたので密かに英語の勉強をしていたのですが、今回は自分の思ったよりも伝える事が出来たのは稽古とは違った意味で収穫でした。
また広島での稽古の際に確認をしたかった内容を宗家や館長に確認させて頂いてスッキリした事も今回の収穫です。

夕方からは場所を移動して八代の定例稽古に参加をさせて頂きました。

大太刀の型と小太刀の型の稽古。
・大太刀の型の構えを順次
・作法から始め大太刀の型および終結の型(仕太刀)
・小太刀の型(仕太刀)


ここからは明日の審査の際に打太刀を務めて下さる師範代と稽古です。
最初は微妙に合わない箇所が合って苦労をしましたが、師範代にて微調整を頂いて段々とピッタリと合う様になって来ました。とはいえ普段の稽古以上のことが急に出来る訳もなく、結局は普段の稽古の中身を如何に発揮出来るかに尽きるという事を心しながら時間ギリギリまで師範代に稽古をつけて頂きました。

稽古の後は師範代や兄弟子そして墺国の門人達とラーメンで腹ごしらえです。墺国の門人達にも豚骨ラーメンはとても美味だった様で汁まで飲み干してしまいました…!ご馳走様でした!

そして一夜が明け翌日はいよいよ昇傳審査の当日です。
今回は流祖の墓前での審査という事で八代から人吉に移動をするのですが、移動中の車内からして緊張が高まって落ち着きません。いかん。呼吸です呼吸。こういう時には呼吸です。スーハースーハー。ふぅ。

審査の前に門人一同で石や草などを取り除き、審査の演武の際に危なくない様に地を均したのですが、それはつまり、そうです屋外での演武です。緊張も吹き飛んでテンション上がってしまいました。
準備が整ったところで門人一同で流祖の墓前にお参りをして、いよいよ昇傳審査が始まります。今回は八代の妹弟子が一名、墺国の門人が三名、そして自分の計五名が昇傳審査に臨みます。

自分は四番目だったのですが、自分より先に受けた妹弟子も墺国の門人二名も上手くて独りで勝手にプレッシャーを感じてしまいます。あぁ、そんな事を思っているうちに遂に自分の番が来てしまった…

昇傳審査
・作法から始め型と終結の型

前日の雨が嘘の様に晴れ渡り、木陰の合間に射す陽だまり中に向かって昇傳の演武へと一歩を踏み出します。
あぁ…、陽光が暖かくて心地良いなぁ。そう言えば姉弟子から力を抜けとアドバイスを頂いていたなぁ。緊張していてもしょうがないし楽しむつもりで出し切ってしまおう…!

作法に入るまでの僅かな時間に実に様々な思いが心の中を巡ります。そして構えを取る為に頭上に上げた木剣を息を吐きながら眼前を通り正中に振り下す、木剣が眼前を下りる流れに呼応するかの様に心と頭がスーと静まり打太刀の姿がくっきりと目に写ります。

後はあっという間でした。

流祖の墓前での演武をしながらその事実に非常に感慨深いものを感じ、なんとも表現が難しいのですが、演武の瞬間瞬間をとても幸せで楽しいと感じている自分がありました。
結果的に余分なものが何もない純粋に演武にのみに集中をして全てを出し切れた上出来の演武だったのでは無いかと思います。


昇傳審査の後は全員で昼食を取ってから青井阿蘇神社様に移動をして参拝後に審査結果の発表でした。自分なりには頑張った来たつもりではありますが、それと合格とは別の事ですから確信までは持てずドキドキしておりました。いよいよ気になる結果は、…無事に合格を頂く事が出来ました。

宗家に館長に師範代そして兄弟弟子の皆様まことにありがとうございました!
広島で一緒に稽古に励んでくれているS氏もF氏も本当にありがとう!
これからもより一層の鍛錬に励んで精進して参りたいと思います。