2020年9月27日日曜日

2020年9月24日 自主稽古

2020年9月24日(木)は久々に広島県立体育館 武道場で自主稽古を行いました。

このところ多忙で前々回のオンライン稽古に直前で参加出来なくなった弟弟子F氏と一緒に「オンライン稽古の振り返り」をするのが今回のテーマです。

先ずは歩行稽古
・木剣を構えて前進
・木剣を構えて後退


素振りの稽古。
・素振り(右・左)

前々回のオンライン稽古の中で肝であったのは素振りで、それも只の素振りではなくほぼ完全にブレが生じない素振りとその為の身体操作でした。それを弟弟子F氏に全力で伝えるのが今回のテーマ「オンライン稽古の振り返り」です。

まずは姿見を使いながら普段の素振りをしてブレ具合を確認して貰います。そしてブレず楽に刀を振り上げ斬り下ろせる身体操作を伝え、姿見で見ながらある程度の形になるまでひたすら反復稽古をして貰いました。

とは言え身体操作が理解出来ればびっくりするくらい簡単に出来るんですけどね。ただ普段は考えたこともないし使った事もない操作なので意識せずとも出るくらいに習慣化されるまでは何日も掛けて意識的に反復動作する必要がありますが、それが稽古という事でもあります。

次に打ち合いの稽古。
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


ある程度は素振りで身体操作に慣れてきたところで、実際に打ち合わせると如何様なものかを体験して貰う為にも打ち合い稽古を行います。
ここでも身体操作に慣れる事が要肝ですのでゆっくり丁寧に行ってみたのですが、以前はどこともなく力が入って結果的にそれがブレーキとなり相手の動きに遅れがちだった弟弟子F氏の動きが嘘の様に力が抜け滑らかになっています。弟弟子F氏自身も驚きと感動があった様で、実際、身体の操作ひとつでここまで変わると奥深すぎて笑ってしまうくらいで本当に古流は面白いです!

大太刀の型と小太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型1本(打太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型1本(仕太刀)


大太刀の型も身体操作に慣れ習熟するべくゆっくり丁寧に行います。大太刀の型のなかで身体操作をやればやるほど軽く楽に動け、速さや鋭さが増す様な感覚があります。
また型の前後の礼法としてしか考えてなかった動きが実はこの身体操作を練るための肝としてわざわざ入れられた重要な動作だったのではないかと気付かされた稽古でもありました。


今回の身体操作は実はこれまでも習っとったんじゃけど今ひとつ理解出来とらんで自分の中で理合が噛み合ってなかったんじゃろうね。
それがオンライン稽古で統合されて完全に噛み合った気がするんじゃけど、その結果が地味に凄すぎて自分の中で今、古流の面白ヤバさがぶち熱いんよ!

広島稽古会 拝

2020年9月20日日曜日

2020年9月12日 オンライン稽古 & 2020年9月13日 定例稽古

2020年9月12日(土)先月からほぼ間も無い気もしますが今月のオンライン稽古日です。

そして今回は東京と韓国と合同でオンライン稽古だったのですが、実は東京の稽古会の方々とは今回が初めての合同稽古だったのです。オンラインとは言え顔合わせが叶い感激でありました!そして東京に転勤された兄弟子とも久々に一緒に稽古が出来てとても楽しかったです!

今回のオンライン稽古では質疑応答が主だったのですが東京および韓国との合同なだけに参加人数も多く、自分では考えたことも無い質問が次々と出て来て大変参考になる稽古でした。

自分は手の内についてもやもやと悩んでいたモノがあったのですが、明快な答えを得られてスッキリしました。疑問や気付きをシェアしながら学ぶというは独りでは出来ない稽古であり仲間と共に学ぶというのは素晴らしい事ですね。これもまた活人剣ではないでしょうか。


前夜の興奮も冷めやらぬ2020年09月13日(日)は市内某スポーツセンターで定例稽古です。

前夜のオンライン稽古では色々な質問が出ていましたが、中でも印象に残っていた「」が今回のテーマです。

素振りの稽古。
・素振り(右・左)

さて「」と言うのは身体の使い方で”筋力に頼らず”、”手足で動かず”という理合に通じるものなのですが、要は筋肉をガチガチに緊張させて使うものではないという事ですね。それが基本である素振りで出来ていなければその先である型稽古でも出来ません。
今一度「」が出来ているか?もっと「」の使い方を出来るのではないか?を確認をしながら素振りを行いました。

次に打ち合いの稽古。
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


素振りでの「」を確認したら次は実際に木剣を打ち合わせながらの「」が出来ているか確認です。ある程度打ち合ったら「」と「」を組み合わせて緩急強弱を水の流れの如く加減しながら打ち合ってみます。

大太刀の型と小太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)


素振りと打ち合いで練った「」の身体操作の鍛錬を型稽古で仕上げます。
打ち合いでの「」と「」を組み合わせが基本の動作の一様式とするならば型の中での「」と「」の動作は実に様々な様式が出てきます。型稽古というのはそういう事なんでしょうね。実戦が型の通りになる事は無いでしょうが、実戦に於ける様式は型に集約されているのです。無論その様式はその時々の必要に応じて最適な様式が適用されるのであって縛られることなく従えば良いのです。その瞬間に必要であれば刹那での様式からの発展もあるでしょう。
と、そんな事を思いながら型稽古をするのも面白いものです。

最後に居合いの稽古。
・居合の基本操作
・居合いの礼法
・居合いの一本目から順次


居合も根本は「」と「」である筈という事でいつもよりゆっくり丁寧に「」と「」を意識して稽古してみました。
居合というといたずらに急ぎがちになるのですがゆっくりと丁寧にやる事で、いくら急いだところで根本が出来ていなければ軸がブレブレで動きとしてガタガタである事を痛感させられます。
もっともっと鍛錬に時間を掛けて絶対的な揺るがなさが出来てから速さを求めと駄目ぽいですね。


諸行無常なれど全ては巡り巡り循環端無きが如し。
今年はCOVID-19影響もあり大雪でジッと家籠りが如くの年で終わりそうじゃけど、大雪の下では芽吹きの季節に向けて着々と自然の理が巡っとるんよね。今はそういう時期なんじゃろういう事で芽吹きの季節に向けて着実に地を慣らし耕す年にして行きたいと思うとります。


【追伸】
2020年07月豪雨災害で熊本県人吉市でも多大な被害がありました。兵法タイ捨流とも縁が深く十五代宗家の襲名の際や先の昇傳審査の際などにもお世話になった国宝青井阿蘇神社様や人吉旅館様のクラウドファンディングは当初目標を超えての達成で無事に終了しました。
皆様の熱いご支援まことにありがとうございました。

国宝 青井阿蘇神社 水没奉納刀 1000年先まで遺すプロジェクト
https://camp-fire.jp/projects/312205/activities#main

兵法タイ捨流 広島稽古会 拝


2020年9月13日日曜日

2020年09月06日 定例稽古

 2020年09月06日(日)市内某スポーツセンターで定例稽古を行いました。

気が付くと早や長月で夜が長くなったとは言わないまでも、盛夏に比べると日没が少しづつ早くなりつつある様に秋が近づく気配を感じますね。
そんな今回のテーマは「」です。

素振りの稽古。
・素振り(右・左)

先のオンライン稽古で感動した素振りの際の身体操作なのですが、未だ興奮冷めやらず喜々として覚えたての身体操作で素振り稽古に励んでいます。
また個人的にいつも以上に「」が気になっていて、いつになくビシッと真っ直ぐな柱が天に向かって伸びるがの如く軸を意識して稽古してみます。

次に打ち合いの稽古。
・打ち合い稽古(右)
・打ち合い稽古(左)


いつもより少し柔らかく身体操作を意識して打ち合い稽古をしてみました。これが何というかとても楽でして息があがる事もなく幾らでも続けられそうな感じで打ち合い続ける事が出来ます。
また「」を真っ直ぐにしてみて感じるには僅かでも「」が歪んだり傾いたりすると余計なブレが生じる様です。素振りではそうでも無かったのですが実際に打ち合ってみるとブレがあった事がよく判ります。

大太刀の型と小太刀の型の稽古。
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(打太刀)
・小太刀の型4本(打太刀)
・作法から始め大太刀の型13本及び終結の型(仕太刀)
・小太刀の型4本(仕太刀)


型稽古でもやはり「」をビシッと真っ直ぐに立てて稽古してみました。
ここでも「」が歪んだり傾いたりしているとブレが起きて動き難さが生じていたのだと感じさせられました。独楽を考えてみれば当然のことなのですが客観が出来ない自身の身体でそこを気付くのはなかなか難しいのです。これが。

最後に居合いの稽古。
・居合の基本操作
・居合いの礼法
・居合いの一本目から順次


さて最後は居合ですが勿論「」をビシッと立てて稽古しましたよ。
正直なところ居合では余り違いを感じなかったのですが全体的に多少楽になり抜刀と納刀がスッキリしたかなという感じです。
すぐに判断が出来るものばかりとは限らないので暫く続けて見て判断ですね。


今年はこのままいくと演武無しで終わるかもしれんのんじゃけど、張り合いが無いよねぇ。ほうじゃのう…何処かの神社様にお願いして新嘗祭にでも合わせての奉納演武でもさせて貰えんかいのう。どうじゃろうねぇ。


【追伸】
2020年07月豪雨災害で熊本県人吉市でも多大な被害がありました。兵法タイ捨流とも縁が深く十五代宗家の襲名の際や先の昇傳審査の際などにもお世話になった国宝青井阿蘇神社様や人吉旅館様などでも大きな被害があり、復興に向けたクラウドファンディングが立ち上がりました。
皆様の熱い支援にて何と全ての刀剣の救済が出来るだけの金額に達成との事でまことにありがとうございました。終了まで期日が若干残っておりますので悩んでおられる方がおられましたら是非ご協力をお願い出来ましたら幸いに存じます。

国宝 青井阿蘇神社 水没奉納刀 1000年先まで遺すプロジェクト
https://camp-fire.jp/projects/312205

兵法タイ捨流 広島稽古会 拝

2020年9月5日土曜日

2020年8月30日 オンライン稽古

2020年8月30日(日)今月も待ちに待ったオンライン稽古です。

諸々の事情で弟弟子達が集えず稽古をお休みせざるを得なかったここ最近なのですが、一か月半ぶりのオンライン稽古で意欲急上昇です。
しかもオンライン稽古だと冷房をガンガンに効かせて涼やかな環境で稽古が出来るのが最高ですね!

素振りの稽古。
・座して素振り(右・左)

今月のオンライン稽古は前回の習ったより高い精度が要求される身体操作での素振りの復習から行いました。
正直、前回のオンライン稽古では理解し切れず定例稽古や自宅での稽古の際にも色々やってみたのですが得心が行く動きには至れず。悶々としながら臨んだのですが今回のオンライン稽古では館長の教え通りに先ずは身体操作を行ったところパッと操作が理解ができ、実際に木剣を持って素振りをしてもスルッと得心が行く動きとなりました。

この身体操作は自分では絶対に気付かなかった自信があります。うーん、本当に古流の理合は奥深い。相変わらず面白過ぎでしょう!

今回はちょっと特別。
・古文書を紐解く

後半は座学という事で江戸時代に書かれた兵法タイ捨流の古文書を元に型のなかの動作の深い意味やそれらを総括した使い方や考え方を習いました。
型と言う共通言語を超えて江戸時代の先達も自分達と同じ様な思いや疑問を感じたりといった時代を超えた共感をしてみたり、先達が残した言葉がえらく心に染み入ったりと他ではなかなか経験できないであろうスペシャルな体験をさせて頂きました。後進にその様な貴重な文化や文献を残して頂いた先達達に感謝でもあります。

最後に前回のオンライン稽古で出題された古文書の一節の意味するとこは何かという宿題の答え合わせをして頂きました。この一か月半いろいろ悩みながらも何となくこうではないかという回答を出してみたのですが正解との事で安堵でした。
そして自分が普段の稽古や型の中から感じている事が理合から大きく外れては無いという及第点を頂けた様な気がして少しばかり自信がつきました。


COVID-19影響じゃけぇどうしようもない事なんじゃけど前回の短期集中鍛錬から半年以上になるんよ。オンライン稽古が出来とるとはいえやはり現地で習うのとは違うんよねぇ。早いとこ終息して自粛が不要になる日が早く来ることを祈念したい思います。


【追伸】
2020年07月豪雨災害で熊本県人吉市でも多大な被害がありました。兵法タイ捨流とも縁が深く十五代宗家の襲名の際や先の昇傳審査の際などにもお世話になった国宝青井阿蘇神社様でも大きな被害があり復興に向けたクラウドファンディングが残り十日となりました。
皆様のご厚意で当初の目標金額を超え夢に過ぎなかった全ての刀剣の救済も目前に見えて来ております。もし宜しければ引き続きご協力をお願い出来ましたら幸いに存じます。

国宝 青井阿蘇神社 水没奉納刀 1000年先まで遺すプロジェクト
https://camp-fire.jp/projects/view/312205

また、人吉旅館様のクラウドファンディングは千名以上の方のご支援で目標額も達成して無事に終了した様です。ご協力ありがとうございました。

国登録有形文化財の「人吉旅館」を復興させたい
https://camp-fire.jp/projects/view/306421

兵法タイ捨流 広島稽古会 拝